スプーンルアーには全部で6種類のタイプが存在しています。
具体的には下記のような感じです。
- コロラドタイプ(エッグシェルタイプ)
- リーフタイプ
- ウィローリーフタイプ
- ティアドロップタイプ
- ベンダータイプ
- ハイブリッドタイプ
スプーンルアーはタイプごとに形状が異なります。
形状が違うだけで水中での動き方や得意なシチュエーションが変化することは、スプーンルアーの面白いポイントです!
今回の記事では「ティアドロップタイプ」についてご紹介していきます。
お名前の通り「涙の雫(しずく)」みたいな形状をしているスプーンルアーの種類です!
ティアドロップタイプの歴史や特徴、大活躍するシチュエーション、おすすめ商品をまとめていくので、興味がある人は参考にどうぞ!
Contents
「ティアドロップタイプ」のスプーンルアーの歴史は?
いつ誕生したのかをご紹介!
ティアドロップタイプは、スプーンルアーが誕生し多様化していく「1800年代後半」に開発されたと考えられています。
200年以上も前に誕生したティアドロップタイプが、現在まで大勢のアングラーに使用され続けているのって本当に凄いことです。
ティアドロップタイプは、近年注目が集まる「管理釣り場(エリアトラウト)」でも主力アイテムとして大活躍しています!
釣果実績が非常に高いスプーンルアーの種類なんですよ!
そもそもスプーンルアーはいつ誕生したのか?
スプーンルアーは、1840年代のアメリカ・バーモント州にある「ボモシーン湖」で偶然誕生した奇跡の擬似餌(ルアー)になります。
ボモシーン湖で食事をしていた「フリオ・トンプソン・ビュエル(J.T. Buel)」が、食器のスプーンを湖に落としたことがスプーンルアーの始まり。
湖の底にゆらゆら沈んでいくスプーンに引き寄せられたレイクトラウトが、ただの食器に噛み付いたのです!
この光景を目撃したJ.T. Buel氏により、食器のスプーンをモチーフにした擬似餌である「スプーンルアー」が誕生しました。
上記の出来事から数年後にあたる1852年。
フリオ・トンプソン・ビュエル(J.T. Buel)が擬似餌として世界初の特許を「スプーンルアー」にて取得しています。
これを機に製造販売がスタートしたスプーンルアーは、すごい勢いでアメリカ全土に広まったのです。
「ティアドロップタイプ」のスプーンルアーはいつ誕生した?
ティアドロップタイプはスプーンルアーが多様化した「1800年代後半」に誕生したと言われています。
「〇〇年〇月〇日」とティアドロップタイプが誕生した確実なタイミングは調査中です!
スプーンルアーは特許が取得された1850年代頃から、本格的に製造販売されるようになりました。
生産体制が確立された19世紀後半(1851年〜1900年)には、すでに様々な「形状」「サイズ」「重さ」のスプーンルアーが存在していたそうです。
アメリカ国内でスプーンルアーが広まった、このタイミングに「ティアドロップタイプ」というスプーンルアーの形状が誕生したのですね!
実際、1918年には「エッピンガー社(アメリカ合衆国のルアーメーカー)」によって「ダーデブル(Dardevle)」というティアドロップタイプが販売されています。
ダーデブルの原型は、ある文献によると1906年には完成していたそうです。
20世紀の始まり頃には、確実にティアドロップタイプのスプーンルアーが存在していた証拠になりますね!
「ティアドロップタイプ」のスプーンルアーの特徴5選
それでは、ティアドロップタイプのスプーンルアーの特徴についてご紹介していきます。
以下の5点についてまとめていきますので、お楽しみに!
- 形状
- 飛距離
- アクション
- シルエット
- 狙いやすい水層(タナ)
スプーンルアーの形状を侮っている釣り人は意外と多いです。
飛距離やアクションに影響を与えるスプーンルアーの形状は、スプーンルアーを選ぶ上で非常に重要なチェック項目になります!
ティアドロップタイプの特徴①:形状について
ティアドロップとは「涙の雫(しずく)」という意味です。
実際に、真正面からティアドロップタイプのスプーンルアーを見ると「これぞ水滴!」といった形状をしています。
スプーンルアーの頭側(糸を結ぶ側)は尖っていますが、お尻側(針が付いている側)の幅は広く丸みを帯びていく感じです。
言い換えると「頭からお尻にかけて幅が広くなる!」といった感じでしょうか。
ティアドロップタイプを知る上で、上記に挙げた形状を欠かすことはできません。
スプーンルアーの形状は、ルアーフィッシングで釣果に直結する「飛距離」「アクション」に関係しているのです!
ティアドロップタイプの特徴②:飛距離について
ティアドロップタイプは、比較的飛距離を出やすいスプーンルアーの種類になります。
重心が後ろにあるため、キャスト時の飛行姿勢が安定することが理由です。
空気抵抗が減少するため、初速で得たエネルギーが着水まで持続するんですよ!
たしかに幅の狭いスプーンルアーのタイプと比較すると、ティアドロップタイプは空気抵抗を受けるため「飛距離が伸びない!」というのは事実。
ですが、管理釣り場(エリアトラウト)で釣りをするのならば、問題ない飛距離を出すことが可能です。
ルアーフィッシング初心者さんでも「ピューン!」とキャストできるようになるので、それを楽しみに練習を積み重ねましょう!
ティアドロップタイプの特徴③:アクションについて
ティアドロップタイプは、幅広いお尻側(針が付いている側)で水の抵抗を強く受けます。
左右にお尻をバタバタと大きく振りながら泳ぐため、非常にアピール力が大きいことが特徴。
すごい勢いで逃げ惑う小魚のようで、ターゲットの視線を釘付けにしてくれます!
基本的に、リールを早く巻いてもゆっくり巻いてもスプーンが回転せず、規則正しく綺麗に泳ぐ優等生なのですが...。
たま〜に入る不規則なアクション(イレギュラーアクション)が、これまた強烈に魚の捕食本能を刺激。
ティアドロップタイプの面白いポイントですね!
ティアドロップタイプの特徴④:シルエットについて
シルエットとは、魚側から見たルアーの輪郭や存在感のことです。
ようは、スプーンルアーが魚にとって「大きく見えている?」「小さく見えている?」かの指標になります。
結論から言いますと、ティアドロップタイプのシルエットは大きいと考えてくれてOK!
お尻側(針が付いている側)の幅が広いですからね。
水中で泳いでいるティアドロップタイプは目立つ存在なので、魚の視覚に入り込む可能性が高いんです。
ティアドロップタイプの特徴⑤:狙いやすい水層(タナ)について
ティアドロップタイプは、「表層(トップ)〜中層(ミドル)」を狙いやすいスプーンルアーの種類になります。
なぜなら、ティアドロップタイプには「浮き上がりやすい」という特性があるからです。
ティアドロップタイプは幅の広いお尻側(針が付いている側)で、水の抵抗を強く受けます。
水の抵抗を受ると、物体を上に押し上げる力(揚力)が発生しやすくなるんです。
このことから「ティアドロップタイプ=浮き上がりにやすいスプーンルアー」ということが言えます。
「浮き上がりやすい=リールを巻き始めると沈みにくい」と言い換えられるので、ティアドロップタイプは表層(トップ)を泳がせやすいんです!
リトリーブ速度(リールを巻く速度)が遅すぎてしまいスプーンルアーが沈んだとしても、中層(ミドル)には留まります。
スプーンルアーで狙うのが難しい水面付近を果敢に攻めていきましょう。
「ティアドロップタイプ」を使うべきタイミングは?
大活躍するシチュエーション4つをご紹介!
ティアドロップタイプが大活躍するシチュエーションをまとめていきます。
押さえておくべきシチュエーションは、以下の4つです。
- 釣り場の状態を把握する時
- ポンドタイプ(人工池)の管理釣り場
- ステインポンド〜マッディポンド
- 魚が表層(トップ)付近に潜んでいる時
上記の状況でティアドロップタイプが活躍する理由は一体なんなのでしょうか?
先ほどご紹介した「ティアドロップタイプの特徴」を踏まえて解説していくので、お楽しみに!
ティアドロップタイプが大活躍するシチュエーション①:釣り場の状態を把握する時
釣り場状態を探るのが得意なルアーのことを「パイロットルアー」と言います。
ティアドロップタイプは、パイロットルアーとして非常に優秀なんですよ!
下記4つが理由として挙げられます。
- 浮き上がりやすいため:低層(ボトム)から表層(トップ)まで、幅広い水層を素早く調査できる。
- 安定して泳ぐため:リールを遅く巻いても、早く巻いても水中でアクションしてくれて、魚の活性を調査できる。
- 飛距離が出るため:沖目に魚が潜んでいないか調査できる。
- アピール力が強いため:比較的釣りやすい高活性な魚を狙い撃ちできる。
ティアドロップタイプのスプーンルアーを1日のはじめに投げる釣り人は大勢いらっしゃいます!
後ほどご紹介する「ティアロ(ティモン)」「ノア(ロデオクラフト)」「ハイバースト(ヴァルケイン)」は、パイロットルアーとして大人気なんですよ!
ティアドロップタイプが大活躍するシチュエーション②:ポンド型(人工池)の管理釣り場
管理釣り場のタイプとして「ポンド型(人工池)」が存在しています。
人工的に作られた池に、フレッシュな魚を放流していることが特徴です。
誰でも簡単に魚を釣れるよう徹底的に管理されていているので、釣りデビューにもってこい!
釣り初心者さんからも高い人気を誇ります。
そんなポンドタイプ(人工池)は、基本的に止水(水の流れが少ない)であることが多いです。
もちろん水の流れ込み(インレット)や流れ出し(アウトレット)には、水流がありますので、その点はご了承ください!
お尻側(針が付いている側)の幅が広いティアドロップタイプは、水の抵抗を受けます。
ものすごく水流の影響を受けるわけではありませんが、あなたのイメージより「浮き上がりやすい!」「綺麗に動かない..」こともあるんです。
コツを掴むまではティアドロップタイプ本来の強みである「強いアクション」「安定した泳ぎ」を活かせる、ポンド型(人工池)から攻略してみてはいかがでしょうか!
ティアドロップタイプが大活躍するシチュエーション③:ステインポンド〜マッディポンド
うっすら水が濁っていて、少し魚が見える管理釣り場を「ステインポンド」。
がっつり水が濁っていて、全く魚が見えない管理釣り場を「マッディポンド」と言います。
水が濁っていると魚の視界は悪くなり、水中でスプーンルアーを見つけてもらえません。
このような条件下で釣果を出すには「水中で大きく動くスプーンルアーを使用する」ことが非常に重要になってきます。
ティアドロップタイプは、幅広いお尻側(針が付いている側)で水の抵抗を強く受けるという特徴がありました。
バタバタお尻を振りアクションするため、魚の視覚に入り込む確率がグーンと高まります!
視界に入らなくても、魚が周囲の状況を感じ取る器官(側線)に波動や振動が伝わることも多いです。
側線の刺激に対して、魚は反射的かつ瞬時に動いてしまう習性があり、高確率で釣果に繋がります。
ティアドロップタイプが大活躍するシチュエーション④:魚が表層(トップ)付近に潜んでいる時
ティアドロップタイプは、魚が表層(トップ)付近に潜んでいる時に大活躍するスプーンルアーの種類です。
水の抵抗を受けやすいティアドロップタイプには、浮き上がりやすいという特性がありました。
この特性を活かせれば、誰でも簡単に「表層(トップ)〜中層(ミドル)」を狙うことが可能なんです。
管理釣り場を見渡してみて「水面に波紋が多いな〜」「魚が水面近くを悠々と泳いでいる!」と感じたら、ティアドロップタイプの出番です!
下記に管理釣り場にて「魚が表層(トップ)付近で釣りやすいタイミング」をまとめたので、参考にしてみてください!
【魚が表層(トップ)付近で釣りやすいタイミング】
- 朝マズメ・夕マズメ:水面付近に魚のエサが集まるため。
- 曇りの日・雨の日:光量が少ないので、魚の警戒心が弱まるため。
- 風がある日:波紋(シェード)が光を遮断するため、魚が水面直下を意識するため。
- 放流直後:興奮していて表層から中層を駆け回るため。
エリアトラウトで主力で使える「ティアドロップタイプ」のスプーンルアーおすすめ3選
ティアドロップタイプのスプーンルアーのおすすめ商品をご紹介していきます。
どの商品も大勢のエリアトラウトアングラーがお世話になった、名作中の名作。
ご紹介する3つの商品を下記に挙げておくので、目を通してみてください!
- ティアロ(ティモン)
- ノア(ロデオクラフト)
- ハイバースト(ヴァルケイン)
どれも釣果実績抜群の超有名スプーンルアーですから、お楽しみに!
おすすめのティアドロップタイプ①:ティアロ(ティモン)
大手釣具メーカージャッカルのトラウト部門であるティモン。
そんなティモンから販売されている「ティアロ」は、エリアトラウトにおけるベーシックスプーンになります。
汎用性が高く、釣り場の状況把握から放流タイムまで、多彩な状況下で使用することが可能です。
「これぞティアドロップタイプ!」といった形状をしていて、スプーンルアーとしてのポテンシャルは最高レベル。
水掴みに優れているので遅めにリトリーブしても、早くリトリーブしても、安定した動きで水中をひらひら泳いでくれます!
ティアドロップタイプが気になる方は、ティモンがこだわり抜いて開発した「ティアロ」を相棒に選んで良いかもしれません。
クセがなく誰でも使いやすい超優等生で、スプーンルアーの基礎を学ぶのに最適ですよ!
他社メーカーのスプーンルアーに比べて、ティアロが抜きに出た人気を誇る理由は以下の3点です。
【ティアロが人気な理由3選】
- 一定の水層(タナ)を泳がせやすいこと。
- アクションが滑らかなので、魚に違和感を与えないこと。
- 空気抵抗が抑えられた形状をしていて、飛距離が伸びること。
おすすめのティアドロップタイプ②:ノア(ロデオクラフト)
続いて、ロデオクラフトが販売している「ノア」についてご紹介していきます。
エリアトラウト専用に販売されているスプーンルアーの中で「ノアこそ最高傑作!」と呼ばれるくらい、伝説的な商品です。
初めて購入するスプーンルアーとして選んで良し、ベテランアングラーの主戦力として選んで良しと、使い手を選ばないことが魅力。
腕前に比例して魚を連れてくるため、釣り人としての成長を実感できるスプーンルアーと言えますね!
非常に強いウォブリングアクションが、ノアの強み。
ブリブリお尻を(針が付いた側)を大きく振りながら水中を駆け抜けるため、高活性な魚を根こそぎ釣り上げられます。
普段は口を使わない低活性な魚でさえ、ノアの独特なアクションには好反応を示してくれるんです。
いろんなシチュエーションを攻略できるため、サーチルアーとしても大人気!
管理釣り場で行われる大会では、勝利を目的としてロデオクラフトが販売している「ノア」の使用頻度が圧倒的に多いんです!
おすすめのティアドロップタイプ③: ハイバースト(ヴァルケイン)
ヴァルケインが販売している「ハイバースト」は、エリアトラウト用のスプーンルアーの中で代表的な存在です。
登竜門的存在で誰でも使いやすく、大勢のアングラーがお世話になった経験があるかと思います!笑
水中でキビキビとお尻(針が付いている側)を振り、たまに入る不規則なアクションが高活性や低活性など関係なく魚に口を使わせるのです。
この極上かつ唯一無二のハイアピールこそ、ハイバーストの強みです。
連続ヒットが起きやすく、ティアドロップタイプで釣果を伸ばすなら「ハイバースト」は、非常におすすめ!
まとめ
ティアドロップタイプのスプーンルアーについてご紹介してきました。
管理釣り場で使用されるスプーンルアーの中でも、ティアドロップタイプは王道中の王道です。
必ずと言っても過言でないくらい、ティアドロップタイプのスプーンルアーを釣り場で見かけますよね!
それくらいティアドロップタイプは、ポテンシャルがすごいのです。
アクション、シルエット、飛距離、どれも平均点以上の優等生!
釣り場環境のサーチから、渋い時間帯の貴重な1匹まで、いろんなシーンで大活躍しますから、釣り場にティアドロップタイプのスプーンルアーは持っていくのが◎です。
ティアドロップタイプのおすすめ商品として「ティアロ(ティモン)」「ノア(ロデオクラフト)」「ハイバースト(ヴァルケイン)」の3つをピックアップしてきました。
どれもエリアトラウト業界で知らない人はいない名作ですが、それぞれに違った「特徴」「強み」がありましたね。
あなたのニーズに最適なティアドロップタイプのスプーンルアーを見つけるために、ぜひこの記事をお役立てくださいね!
ティアドロップタイプ以外のスプーンルアーの種類についてまとめた記事を執筆しました。
全部で6種類のスプーンルアーの特徴をまとめていますので、興味のある方は参考にどうぞ!
詳しくはこちら!
【スプーンルアー全6種類の特徴】コロラドからハイブリッドまで、どこよりもわかりやすく解説!