トラウトの生態・習性

【ニジマスの聴覚を徹底解説】音と振動を聞き分ける、彼らの驚くべき生態と習性とは?

みなさんは「水中=静かな世界」だと思っていませんか?

面白いことに、水中は空気中よりも音が「速く!遠く!」まで届く、とっても賑やかな世界なんです!

そんな音や振動にあふれた世界を生き抜くのが、今回の主役「ニジマス」。

彼らは、遠くの音を聞く「耳」と、近くでおきた振動を肌で感じる「センサー(側線)」を使い分け、日々生活しています!

 

今回の記事では、「ニジマスの聴覚」の秘密について徹底解説です。

意外と知られていない、ニジマスが聞いている水中のリアルに迫りますよ〜!

 

聴覚とは?

聴覚とは、空気や水の「揺れ(振動)」を耳で感じ取り、脳が「音」として判断する感覚のこと。

味覚や視覚と同じように、生きていく上で非常に大切な「五感」のひとつです。

私たち人間は、この「聴覚」という機能を使い、周囲の状況を把握したり、言葉での会話を楽しみ生活していますね!

 

音を聞くための窓口といえば「耳」をイメージする人が多いのでは?

実は、鼓膜や頭蓋骨といった耳以外の場所を通じ、脳は「音」を判断することもできます。

鼓膜が震わせて伝わる「気導音(きどうおん)」だったり。

頭蓋骨が直接揺れて脳まで届く「骨導音(こつどうおん)」といった仕組みも、私たちの聴覚を支えているのです。

 

今回の記事の主役は「ニジマス」になります!

水中という「音が空気中の約4倍も速く、さらに遠くまで届く」世界を生き抜く、彼らにとって「聴覚=最強の生存ツール」なんです!

 

水中にも音や振動が存在している!

水中は私たちが思うよりもずっと賑やかで、常に「音」と「振動」が響き渡っています!

ニジマスは賑やかな水の世界を、優れた「聴覚」というツールをフル活用して生活しているのです。

では、水中の世界に広がる「音」と「振動」の正体とは、一体何なのでしょうか??

私たちに身近なものから、意外と知られていないものまで、具体例をピックアップしてみます!

 

【水中に存在する音の正体】

  • 自然の音:波の音・雨が水面を叩く音・海底火山の活動音・氷が割れる音など。
  • 生物の音:生物の鳴き声・エビがハサミを鳴らす音・魚が浮袋を震わる音など。
  • 人工の音:船のエンジン音、ソナー(探査機)の音波、海底工事の音など。

 

【水中に存在する振動の正体】

  • 小魚が逃げる瞬間の振動:小魚が尾びれで水を叩くことで生じる。
  • ルアー(疑似餌)アクションの振動:ルアー(疑似餌)が左右に振れ、周囲にある水を押すことで生じる。

 

ここで一度、「音」と「振動」の違いを整理していきましょう!

それぞれの違いを理解しておくと、ニジマスの「聴覚」をスムーズに理解できて面白いですよ!

 

結論から言いますと、物理学の世界では「音とは、振動そのもの」と考えられてます。

「はい?」といった状態ですよね!笑

専門的には、空気や水などの物質中を揺れながら(=振動しながら)伝わることを「音」というのです!

シンプルに噛み砕くと「『振動」という大きなグループの中に『音』が含まれている」イメージでOK。

 

では、なぜ今回の記事で「音」と「振動」をあえて分別してお話ししてきたのでしょうか?

それは、ニジマスを含む水生生物にとって、「音」と「振動」をキャッチする仕組みが全く違うからです!

 

次の見出しでは、それぞれをニジマスがどのようにして認識しているのかを深掘りしていきますから、お楽しみに。

 

ニジマスには耳がない!どうやって音や振動を認識している?

ニジマスが音と振動を感じるために使用する「体のパーツ」と、それぞれを通じて把握する「情報の中身」は全く違うんです!

詳しくは、後ほどまとめますが..。

ニジマスは、音を頭の奥にある「内耳(ないじ)」で感じ取り、遠くから伝わる情報を把握します。

人間に置き換えると、「遠くで花火が打ち上がった情報を、ドンという音を聞いて知る」ような感じに近いです。

 

一方、ニジマスは振動を体の横にある器官「側線(側線)」でダイレクトに感じ取ります。

側線は、ニジマス周囲で起きる振動を瞬時にキャッチすることに特化した器官です。

耳で聞くというより「背後を通過した車の存在を肌で感じ取る」感じに近いかと思います。

 

結論を下記にまとめておきます。

  1. 遠くの情報は音として『内耳(ないじ)』で把握する。
  2. 近くの情報は振動として『側線(そくせん)』で瞬時に把握する。

ここから先では、「音の認識の仕方」「振動の認識の仕方」をそれぞれ深掘りしていきます!

興味のある方は、参考にどうぞ!

 

音の認識の仕方

ニジマスは、音という遠くの情報を「内耳(ないじ)」という器官を使用して感じ取ります。

下記の3点をニジマスは、音を識別することで判断することが可能です!

  1. 天敵や獲物の気配:遠くで大きな魚が泳ぐ音・水面に虫が落ちた音を聞き分けることができる。
  2. 音源方向:音がした方向を大まかに把握できる。
  3. 周囲の環境音:川のせせらぎ・雨が降る音・風が水面に吹いているなど、周囲の情報を把握できる。

 

今回ご紹介しきれなかった、ニジマスの驚くべき「音の識別」能力について、さらに深掘りした特別記事を執筆しました!

ユニークな実験データも取り上げていて、マニアックで面白い内容が満載です。

ニジマスの生態や習性をもっと深く知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね!

 

 

合わせて読みたい!

【ニジマスは音を認識できる?】実験データーを屈指して水の世界を徹底考察!

 

 

 振動の認識の仕方

ニジマスは周囲で起こる出来事を、振動として「側線(そくせん)」で感じります。

下記の3点をニジマスは、振動を識別することで判断することが可能です!

  1. エサ(川虫や小魚など)が起こす微振動:近くにいる生物が起こす、わずかな水の震えを正確に感じ取る。
  2. 擬似餌(ルアー)が水を押す振動:近くに泳ぐ物体が生み出す、わずかな水の振動を反射的に感じ取る。
  3. 障害物(岩や石など)との距離感:ニジマス自身が泳いて押し出した水が、障害物に当たり跳ね帰ってくる水流を感じ取る。

 

ニジマスの「振動の識別」について、さらに深掘りした特別な記事を執筆しました。

ご紹介しきれなかった、トラウトフィッシングに活かせるコツをまとめていきますよ〜!

こちらもマニアックで面白い内容が満載なので、興味のある方は参考にしてみてください!

 

 

合わせて読みたい!

ニジマスは振動を認識できる?側線(そくせん)を深く理解してトラウトフラッシングに役立てよう!

 

 

まとめ

ニジマスの聴覚についての徹底解説、いかがでしたか?

彼らは、水中という過酷な環境を生き抜ぬくために、人間とは異なる成長を遂げたことがお分かりいただけたかと思います。

最後に、今回の重要なポイント3つを振り返りましょう!

 

  1. 水の中は、空気中よりも音が「速く!遠く!」まで届く、情報に満ちた賑やかな場所ということ。
  2. ニジマスは「内耳(ないじ)」を活用して遠くの異変を「音」としてキャッチすること。
  3. ニジマスは「側線(そくせん)」を活用して身近な情報を「振動」としてダイレクトに感知すること。

 

ニジマスはは、「内耳」と「側線」という2つの器官を使い分けて、水中の様子を「立体的な地図」のように把握しているのです!

トラウトアングラーの皆さんは、優れた聴覚を有するニジマスとの知恵比べを制さなくてはなりません。

今回の記事を参考にしつつ、彼らの最強の生存ツールを逆手に、釣果を伸ばしていきましょう!

 

 

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