トラウトの生態・習性

水質からニジマスの生態・習性を深掘り!管理釣り場の水の供給方法や初心者におすすめのポンドも解説!

今回の記事では、「ニジマスと水質の関係」について徹底解説していきます!

実は、水の中で暮らすニジマスにとっても、「水質の変化」は一大事なんです。

昨日まで透明だった水がいきなり濁ったり、急激に水温が上昇したり。

私たち人間に例えるなら、「砂煙で視界が悪くて歩きにくい」とか「暑すぎて動きたくない」といったことが、水中の世界でも起きているんです!

 

この記事では管理釣り場のニジマスを主役にして、釣り場の水質が彼らの生態や習性にどのような影響を与えるのか?

そんな内容をたっぷりお届けしていきます!

 

そもそも、水質とは?

まずは、水質の定義から見ていきましょう!

国土交通省の公式ページにある言葉を拝借するので、少しだけ難しい表現が出てきます。

水質とは「純粋な水(H2O)以外の不純物を含むことで生じる、水の物理的・化学的・生物学的な性質」のこと。

 

うーん、難しい..。笑

わかりやすく言い換えると、川や地下水の状態を正しく管理するための「検査項目」のことです。

身近なものに例えるなら、私たちの健康を測る「血圧」「体重」「血糖値」のような数値を、水場でもチェックしているイメージと考えてくれてOK!

 

実は、この「水質」というキーワードは、管理釣り場を攻略する上で非常に重要です。

自然のフィールドと同じように「水質」を意識するだけで、あなたの釣果は大きく変わってくるでしょう。

ただ、ここで注目すべきは環境的な「綺麗さ」ではありません。

 

「ニジマスの生態や習性にどう影響するか?」という視点で、釣り場の水質にこだわるべきです。

魚目線に立った、ルアーセレクトができるようになりますからね!

ここからは、僕自身が実釣を重ねて重要だと感じた「水質のチェックポイント」を厳選してご紹介していきます!

 

ニジマスの生態や習性は、水質で変化するのか?
管理釣り場をベースに解説!

それでは、ニジマスの生態や習性に影響を与える「水質」について見ていきましょうか!

具体的には、以下の5点に焦点を当てていきますよ!

  1. 水温(℃)
  2. 濁度(度)
  3. 溶存酸素・DO(mg/l)
  4. 塩分濃度(mg/lまたは‰)
  5. 水生生物の生息

 

水質その①:水温(℃)

ニジマスの生態や習性に影響を与える水質として「水温(℃)」が挙げられます。

水温はニジマスが「活発に動けるかどうか?」に直結し、間違いなく釣果を左右します。

暑すぎる日は動きたくないし、寒い日はお布団でぬくぬくしていたい、僕たち人間と、ニジマスは同じなんです!

 

ニジマスの適正水温は「10℃〜15℃」と言われていて、この範囲内であれば元気に泳ぎ回り、エサも積極的に追いかけてきてくれます。

ただ、管理釣り場では「10℃〜15℃」という範囲を外れることも多々あるんです。

 

あくまで目安ですが、「水温が高い時(目安:20℃以上)」「水温が低すぎる時(目安:7℃以下)」の攻略のセオリーは以下のような感じになります。

 

水温が高い時(目安:20℃以上)の攻略セオリー

水中の酸素が少なくなり、ニジマスはバテ気味状態です。

そのため「水面付近をゆっくり漂わせる」ようにルアーを通すのがセオリー!

「彼らの体力を削らず、どうしたら食べられるか?」と考えてあげてくださいね!

 

水温が低すぎる時(目安:7℃以下)の攻略セオリー

ニジマスは代謝が落ちて体が動かなくなります。

すると、ボトム付近でじーっとしていることが増えます。

そのため、彼らが集まる「ボトム付近をスローにルアーを巻いてくる」のが1匹を捻り出すコツです。

 

水質その②:濁度(度)

続いて、ニジマスの生態や習性に影響する水質として、「濁度(度)」が挙げられます。

簡単に言うと、水の濁り具合のこと。

ようは、池の見た目が「透明」「濁ってる」か、あるいは「適度に濁っている(=中間くらい)」の違いです。

管釣り界隈では、それぞれ「クリア」「マッディ」「ステイン」と呼んだりします。

 

濁度は、ニジマスが感じる「プレッシャー」や「ルアーの見切り方」に大きく影響します。

水が濁っている(マッディな)状態は、ニジマスにとっても視界が悪く、ルアーが偽物だとバレにくいです。

そのため彼らの警戒心が薄れやすく、比較的釣りやすい状況と言われていますね。

 

ただ、僕たち釣り人からもニジマスの姿が見えないため、視覚的なヒントを得ることができません。

慣れるまで「ニジマスもルアーも、どこを泳いでいるのかわからん!」と難しく感じるのも事実です。

 

逆に、水が澄んでいる(クリアな)状態は、ニジマスの視界が開けてルアーをじっくり見られてしまうため、少し見切られやすくなります。

ですが、「目で見て魚を釣る楽しさ」をダイレクトに体験できるため、管釣り初心者の方には、個人的にはクリアな釣り場がおすすめです!

 

水質その③:溶存酸素・DO(mg/l)

ニジマスの生態や習性に影響を与える水質として、「溶存酸素・DO(mg/l)」が挙げられます。

溶存酸素とは、「水中に溶けている酸素の量」のことで、ニジマスの食い気に大きく関係してくるんです。

水中の酸素が減ることは、人間でいえば「空気が薄い場所にいる酸欠状態」と同じ。

苦しくて生きるのに精一杯な時、ニジマスの食い気がガクンと落ちてしまうのはイメージしやすいですよね!

 

この酸素量に大きく関わるのが「水温」です。

水温が上がると、水に溶け込める酸素の量は減っていきます。

夏場の管釣りでは、なかなかニジマスが釣れないシビアな時間帯があるのも事実。

 

「えっ、夏はニジマス釣れないの?」と心配になるかもしれませんが、ご安心ください!

管理釣り場には、酸素が豊富でニジマスが集まる1等地が存在します。

結論から言うと、水がよく動く「インレット(流れ込み)」「アウトレット(流れ出し)」「水車」「噴水」の周りです!

 

上記に挙げた釣り場所は水が動くことで空気に触れるので、水に酸素が大量に溶け込むんです。

夏場や食い渋い時は、まずこうした「酸素の多い場所」を狙うのが鉄則!

 

水質その④:塩分濃度(mg/lまたは‰)

ニジマスの生態や習性に影響を与える水質として、「塩分濃度」が挙げられます。

塩分濃度は、水に含まれる塩の濃さを指す言葉として有名ですね!

魚が生息する水域は「海水」と「淡水」に分けられます。

ちなみに、海水の塩分は約3.5%、淡水は0.05%以下と、その差は歴然です。

 

基本的にニジマスは、一生を川や湖で過ごす「陸封型(りくふうがた)」の淡水魚。

ですが、中には海へと下り、産卵のために川へ帰ってくる「降海型(こうかいがた)」の個体も存在します。

海に渡ったニジマスの別名こそ「スチールヘッド」と呼ばれているんです!

 

面白雑学ですが、回転寿司やスーパーで見かける「サーモントラウト」の正体は、このスチールヘッドになります。

ようは、ニジマスを海水で養殖したりしているんです。

全く同じニジマスであっても、海水という異なる環境で数年間過ごすことで、淡水に生息する個体とは別物にまで成長します。

 

海から戻ってきたスチールヘッドは、淡水の個体とは比べものにならないほど巨大化し、体色は銀ピカに!

顔つきや模様までもが、まるで別の魚のようにいかつくなります。

そんな「スチールヘッド」と呼ばれる降海型のニジマスに、管理釣り場でなら出会うことができるかも...!?

 

水質その⑤:水生生物の生息

ニジマスの生態や習性に影響を与える水質指標として「水生生物の生息」が挙げられます。

面白いことに、国土交通省でも水生生物の種類や数を元に、「全国の一級河川の水質」を調査しているんです!

 

これって、管理釣り場のニジマスにとっても非常に大切なポイントだと思いませんか?

なぜなら、ニジマスは「普段から食べ慣れている生き物」に近いルアーやエサに対して、圧倒的に口を使いやすいからです。

人工池やダム湖、自然河川を区切って作られた釣り場なら、その重要性はなおさら。

 

ここでいう水生生物とは、水中で生活する生き物の総称です。

カゲロウやトビケラといった昆虫から、エビなどの甲殻類まで含まれます。

釣り場にどんな生き物がいて、ニジマスが何をエサにしているのか?

 

それを見極めてルアーを選ぶ「マッチ・ザ・ベイト(Match the Bait)」ができてこそ、一流アングラーの仲間入りと言えるでしょう!

 

管理釣り場の水質には、水の供給方法が大きく影響する!

管理釣り場の水質には、水の供給方法が大きく影響します。

水の提供方法には大きく分けて2つあり「河川流入タイプ」「湧き水タイプ・地下水タイプ」です。

 

「河川流入タイプ」の管理釣り場は、雨など天候の影響を受けやすいです。

川の水を直接引いているので、「川の濁度=管理釣り場の濁度」になります!

前日の雨や気温で状況で、釣り場の水質がガラッと水質が変わるので、その変化に合わせたルアー選びが釣果を伸ばすのに重要!

 

一方、大自然の中にある管理釣り場に多い「湧き水・地下水タイプ」は、とにかく安定感がすごい。

水源そのものが釣り場となっているため、年間を通して水温・水質がオールシーズン安定しているんです!

雨による濁りや急激な温度変化が少なく、魚の活性が一定に保たれやすいのが最大の特徴です。

 

管釣りを始める人が選ぶべき、初めての池(ポンド)とは?

あくまで僕個人の意見ですが、管釣りデビューするなら、まずはニジマスの姿がたっぷり見える「クリアポンド(透明な水質)」がおすすめです!

先ほど「クリアポンドは少し釣れにくい」とお伝えしましたが..。

ぶっちゃけ、池の中を泳ぎ回る大量のニジマスを眺めているだけでも、めちゃくちゃ楽しいです。笑

 

あの圧倒的な光景、そして「狙った1匹」が釣れた時の興奮は、管理釣り場でしか味わえない特別な体験です。

何より、目で見ながら「ルアー操作」と「手元の感覚」をリンクさせて覚えられるのは、管釣りビギナーにとって大きなメリットだと、個人的に思います。

 

もちろん、経験豊富で釣り上手な方とご一緒できるなら、あえて「マッディポンド(濁った水質)」に挑戦するのも全然アリです!

ベテランが掴んだヒントを元に、濁りの中に潜むニジマスへ最適にアプローチする。

目の前には濁った池が広がるだけなのに、突如として手元に「ドン!」と痺れるようなニジマス生命感が伝わってくる。

これだって、管釣りの大きな醍醐味なのです!

 

まとめ

「ニジマスと水質の関係」について徹底解説してきましたが、いかがでしたか?

ニジマスと水質は、切っても切り離せない関係です。

個人的には「僕たち人間にとっての『空気』と同じくらい、ニジマスにとって『水質』は重要だ!」と感じました。

 

今回ご紹介した「5つのポイント」を、次の釣行から役立ててもらえたら嬉しいです!

これらを意識するだけで、間違いなく「釣り場での視野」が広がり、新しい知恵や攻略の引き出しがどんどん増えていくはずですよ!

 

【ニジマスの生態や習性に影響を与える水質|まとめ】

  1. 水温(℃)
  2. 濁度(度)
  3. 溶存酸素・DO(mg/l)
  4. 塩分濃度(mg/lまたは‰)
  5. 水生生物の生息

 

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