トラウトの生態・習性

トラウトの習性(行動パターン)を7つのシチュエーション別に徹底解説!管釣りで魚を釣ろう!

エリアトラウトを続けていると、「どうすれば、たくさん魚が釣れる?」という壁にぶち当たります。

実は、このヒントは、「トラウトの習性」に隠されているんです!

習性とは、彼らの住んでいる環境で生き抜くために身につけた「お決まりの行動パターン」のこと。

 

行動パターンが分かれば、エリアトラウトでの勝率は跳ね上がるんです。

トラウトが「どこを泳いでいる? どこかに身を隠している?」「この瞬間は、あのルアーが使いどき!」といった。

これから自分が何をすべきかの道しるべが手に入りますからね!

 

今回の記事では、そんな「トラウトの習性」を7つのシチュエーションごとに詳しく解説していきます。

トラウトの野生の本能を味方につけて、ぜひ爆釣体験を味わい尽くすきっかけにしてくださいね!

 

トラウトは「警戒心が強い」性格

トラウトは警戒心が強い魚です。

食性が荒い個体も多いですが、実は私たちが想像する以上に「臆病でデリケート」な性格をしています。

近年のエリアトラウト界隈では、「簡単に口を使わなくなった!」「昔より難かしい〜」と言われるくらい、コツを掴むまではなかなか釣果が伸びないのも事実です。

 

ですが、昔から現在まで、彼らには「普遍の習性」が存在します。

この野生的な本能を突くことで、管釣り初心者の方でも1匹、また1匹とヒットを積み重ねられるのです。

ベテランアングラーは、トラウトの本質的な「習性」を深く理解し、上手に利用しています。

このような背景があるからこそ、ベテランは周囲の釣り人よりも有利にエリアトラウトを楽しめているのです。

 

管釣りでたくさん魚を釣るなら、「トラウトの習性」を知ろう!

みなさんは、「習性」という言葉の意味を知っていますか?

習性とは、特定の環境下で生き物が示す「決まった行動や性質」のことです。

人間を例に挙げるなら、急な雨を避けるために「屋根のある場所に避難する」、寒い日には「こたつから出たくなくなる」のも、立派な習性と言えます。

 

お話をエリアトラウトに戻しましょう!

トラウトたちも、管理釣り場という環境で生き残るために、長い年月をかけて独自の「習性」を作り上げてきました。

一例ですが...。

 

  • 外敵から守れる安全な場所に身を隠す。
  • エサが流れ着きやすい場所に居座る。
  • 群れを作って決まったコースを泳ぎ回る。

 

上記のような、管釣りでよくみられる行動パターンが存在しています。

釣りで「たくさん釣れた!」という感動体験をするためには、目の前にいる魚たちとの「対話」が欠かせません。

そして、この対話の一歩目こそ、「トラウトの習性を知る」ことなのです。

 

あらためて、水の中をじっくり観察してみると、トラウトたちの動きは千差万別。

元気に泳ぎ回る子もいれば、底の方でじっとしている子もいて、一見するとみんな自由奔放に見えます。

 

ですが、彼らを「回遊するタイプ」と「定位するタイプ」の2つに分けて考えると、それぞれのタイプにおいてある共通の「習性」がはっきりと見え始めるのです!

 

管釣りにいるトラウトには、「2つの行動パターン」が存在する。

「回遊するタイプ」「定位するタイプ」

管釣りにいるトラウトには、大きく分けて2つのタイプが存在します。

まずは、群れを作って池の中を元気に泳ぎ回る「回遊するタイプ」のトラウトたち。

彼らは「エサを探している!」「お腹減った!」といった感じで、やる気満々!

ルアーを見つけると勢いよく追ってくることもあり、初心者の方でも比較的簡単に釣ることができます。

 

一方、障害物の周りなどでじっとしている「定位するタイプ」のトラウトも多く存在します。

彼らは体力を温存したり、天敵から身を守ったりすることを優先している個体です。

警戒心が強いため、ルアーをガン無視することも多く、彼らの攻略には少し「コツ」が必要な場合も...!?

 

あなたのターゲットはどっちのタイプ?

回遊性の高いトラウトの代表は「ヤマメ」や「サクラマス」。

そして管釣りのメインターゲット「ニジマス」もこちらに該当するため、池の中を駆け回りエサを探していることが多いです。

だからこそ、管釣りでは上記のトラウトたちに会える確率が高いのです。

 

一方、定位するタイプの筆頭は「ブラウントラウト」、そして「イワナ」「ブルックトラウト」が有名どころ。

特に、幻の魚である「イトウ」が釣れた時なんて、ボトムにべったり居着いていることもあり、冗談抜きで「根掛かりした!」「岩に引っかかったか」と勘違いするほど。笑

 

ここで、注意点があります!

生き物を相手にする魚釣りに、100パーセントは存在しません。

つまり「ニジマス=絶対回遊」「ブラウントラウト=確実に居着き」とは言い切れないのです!

 

基本的な「トラウトの習性」を踏まえた上で、実際に目の前にいる魚に合わせたルアーの微調整をおこなう。

これだけで、エリアトラウトにおいて「魚がたくさん釣れた!」という感動体験を味わえる回数が大幅にアップします。

 

トラウトの習性は「シチュエーション」を考えると見えてくる!

それでは、具体的な「トラウトの習性」を深掘りしていきましょう!

トラウトには「地形」や「障害物」、ほかにも「気候」「季節」といったシチュエーションごとに、ある程度決まった「行動パターン」が存在します。

これらはすべて、管理釣り場という環境で生き抜くための本能です。

エリアトラウト攻略のコツは、狙いたいタイプに合わせて場所を選ぶこと。

 

  • 回遊するタイプを狙う場合:魚が通りやすいコースを徹底的に攻める!
  • 定位するタイプを狙う場合:魚が隠れていそうなポイントを狙い撃つ

 

トラウトの習性に合わせた「釣り人の判断」こそが、大きく釣果を分けるのです。

それでは、注目すべきシチュエーションごとに「トラウトの習性」を見ていきます!

 

注目ポイント①:地形変化

回遊性の高いトラウトは、地形変化がある場所を通り道として好む習性があります。

斜面などの変化がある場所は水通しが良く、エサを捕食できるチャンスが多いことが理由です。

管理釣り場にある、代表的な地形変化といえば、やはり「駆け上がり(カケアガリ)」でしょう!

 

駆け上がりとは、岸近くの浅場から沖の深場に向かって、急に深くなっている斜面のこと。

実はこのポイント、あなたの「足元」に存在しているケースが非常に多いんです!

ベテランアングラーから「足元まで丁寧にルアーを巻くべし」「足元にこそ大物が潜んでいるぞ!」と言われたことはありませんか?

 

これは駆け上がりをトラウトが好むという習性を知っているから。

最後まで諦めず、ルアーを回収しようと思ったその瞬間、見えない場所からトラウトが猛チャージしてくることも珍しくありません!

 

注目ポイント②:障害物

定位性の強いトラウトは「障害物」に身を隠すという習性があります。

具体的には、水中の岩、石、木や桟橋(さんばし)・橋脚(きょうきゃく)が存在します!

釣り場に着いたら「魚が身を潜められる障害物がないか?」を真っ先に考えるアングラーも多く。

それくらい、トラウトが潜んでいる可能性が高いです!

 

僕個人の経験ですが、水中にある岩の横や真上にスプーンルアーを置いた途端。

岩陰に隠れていたトラウトがパックパクッと食いついてきて、かなり美味しい爆釣体験をしたこともあります!

 

こうしたポイントは、慣れるまで「根掛かり」が怖いかもしれません。

ですが、あえて少し太めの釣り糸を使えば、ルアーを失うのを恐れずに強気で攻められるのでおすすめですよ!

 

注目ポイント③:水の流れ込み(インレット)

トラウトたちは、新鮮な水が入ってくる「流れ込み(インレット)」をものすごく好む傾向にあります。

水流によって酸素が豊富に溶け込んでいるため、彼らにとって生活しやすい環境なのです。

個人的には、朝起きて換気したてのお部屋みたいなイメージかと!

 

また、水面に立ち上がる「白泡」も重要なポイント。

この泡が人間から姿を隠すシェードの役割を担います。

警戒心の薄れたトラウトは、ルアーに口を使いやすくなる習性があるので、効率よく狙いましょう!

 

ちなみに、池にある「水車」の周りも同様に強い流れがあるため、多くのトラウトが居着いています。

特に、水中の酸素が少なくなる「夏場」や「水温が高い日」は、こうした水の動きがある場所を狙うのが鉄則です。

他の場所でアタリがない時でも、流れ込みを狙うだけで、連発して「魚が釣れた!」となるケースが多いので、ぜひ試してみてください!

 

注目ポイント④:気象

続いては、気象に関連した「トラウトの習性」を深掘りしていきましょう。

気象とは、いわゆる「晴れ・曇り・雨・風・気圧」といった自然現象のこと。

すべて語ると長くなりますので、初心者さんでもイメージしやすいポイントを厳選してご紹介します!

 

太陽がカンカン照りの「晴天時」をイメージしてください。

トラウトたちは厳しい日差しを避けるために、水深の深い「低層(ボトム)」付近に集まる傾向があります。

逆に「雨や曇りの日」は、水面が暗くなり外敵から見つかりにくくなるため、トラウトの警戒心が薄れます。

そうなると、水面近くの「表層(トップ)」付近を元気に泳ぎ回るケースが多くなるのです!

 

難しいですが「気圧」の変化も見逃せません。

高気圧の時は、周囲の圧力で魚の浮き袋が押しつぶされて縮むため、彼らにとって十分な浮力が働かないんです。

すると、トラウトは深い水層まで沈みがちになります。

逆に、低気圧時は浮き袋が膨らむため、水面付近まで楽に浮いてくることができます。

 

さて、気象と密接に関係する「水温」のお話は、次の「季節編」で詳しく見ていきましょうか!

 

注目ポイント⑤:季節

みなさんは、エリアトラウトのベストシーズンをご存知ですか?

結論から言うと、水温が「10℃〜15℃」前後で安定する、秋から春にかけてがベストシーズンと言われています。

トラウトは冷たい水を好む魚ですが、この「適切な水温」から外れる場合、彼らの習性に大きな変化が現れます。

 

真夏|猛暑で水温が高くなりすぎるケース。

トラウトたちも人間と同じように「夏バテ」を起こし、水面付近をフラフラと漂うだけになってしまいます。

こんな時は、先ほどご紹介した「流れ込み(インレット)」や「水車」など、酸素が豊富な場所を重点的に狙うのが正解です。

 

真冬|水温が低くなりすぎるケース。

あまりの寒さに、トラウトたちは池の底(ボトム)付近から動かなくなります。

人間で言うとこの、「寒すぎてこたつから出られない」状態です。笑

冬場は他の釣りがオフシーズンになるため、エリアトラウトに挑戦する方が増える時期。

 

そんな中で周りと差をつけるには、重めのスプーンやボトム専用のプラグを使って、深い場所に潜むトラウトをじっくり狙い撃つのが、釣果アップ一番の近道です!

 

注目ポイント⑥:水源

玄人向けの知識ですが、「管理釣り場の水はどこから来てる?」かを意識できれば、あなたのレベルはかなり高いです。

具体的には「川の水」「湧き水」「地下水」といった水源をイメージすること。

水源が違うだけで、管釣りの水温の安定性が大きく異なるんですよ?

 

結論|湧き水・地下水を利用した管理釣り場が釣れる!

湧き水・地下水を利用した管理釣り場の特徴は「年間を通して水温が安定している」ということです。

外気の影響を受けにくく、日光にさらされて温まる心配もありません。

真夏でも冷たく、真冬でも温かい(凍らない)傾向にあります!

 

管釣りビギナーにワンポイントアドバイス!

真夏や真冬など、トラウトを釣るには正直厳しい季節に「少しでも釣果を上げたい!」と思うことも多いですよね...。

そんなときは迷わず、湧き水や地下水を利用している管理釣り場を選びましょう!

よほどの炎天下や極寒でない限り、プールや川から水を引いている釣り場に比べて、「トラウトたちが釣れる!」頻度が高い傾向にあります。

 

注目ポイント⑦:釣り人の多さ

トラウトの習性を語る上で「釣り人の多さ」は外せません。

最初にお話しした通り、トラウトは非常に警戒心の強い魚です。

実際、少しでも違和感を感じただけで、全く口を使わなくなる個体も多く存在します。

 

トラウトが最も警戒するのは、彼らを襲う「捕食者」です。

空を飛ぶ鳥や、水面を泳ぐ鳥類にも警戒していますが、私たち人間の足音、ルアーの着水音、水面に映る影‥これらにも猛烈な違和感を感じているのです。

当然ですが、こうした「違和感」は釣り人が多ければ多いほど発生しやすくなります。

 

少しでも釣果を伸ばしたい方は、混雑している「休日」や「連休」をあえて避け、空いている「平日」や「クローズ間際」を狙って足を運ぶのがおすすめです。

魚がリラックスしているタイミングを狙うこと。

これも、習性を利用した立派な戦略ですよ!

 

【まとめ】
魚の習性を知るなら、じっくり水中をのぞくのが1番!

トラウトの習性を知るなら、じっくり水中をのぞくのが1番!

あなたの通う管理釣り場には、今回取り上げた基本とは少し違う「トラウトの習性」が隠れているかもしれません。

同じ種類のトラウトであっても、生息する環境が違うだけで、行動パターンは変化するものです。

 

その習性を観察し知るために、最強の助っ人となるのが「偏光グラス」になります。

水面の反射をカットしてくれるので、水中が驚くほど丸見えに。

水中が見えてしまえば、こっちのもの!

 

「朝イチのこの釣り場は、意外と魚が浮いている」「だから、軽量ルアーで表層(トップ)を狙うのがコツだ!」といった具合に、あなたなりのエリアトラウト攻略理論が出来上がってきます。

ぜひ、今回ご紹介した7つのシチュエーションを踏まえつつ、あなた自身の目で「トラウトの習性」をたくさん見つけてみてくださいね。

 

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