トラウトアングラーのみなさん、こんにちは!
この記事を読んでいる人の中には、
- 「管理釣り場(エリアトラウト)での釣果を増やしたい!」
- 「日中になるとニジマスが急にルアーを見切る」
- 「目の前にルアーを通しても完全にスルーされる!魚影はたくさん見えてるのに!」
と、息巻いていたり、悩んでいる人が多いのではないでしょうか?
実は、エリアトラウトで誰よりも釣果を出すための近道は、高級なタックル一式を揃えることではありません。
答えは「人間視点ではなく、ターゲットとなる魚の視点に立つ」ことで、そのために正しいニジマスの生態や習性を知っておく必要があるのです。
今回の記事では、管釣り歴8年以上の経験をもとにたどり着いた「釣果を変えるニジマスの生態と習性5選」を徹底解説します!
基本となる魚の「目」の見え方、「側線」で何を感じ取っているのかまで深掘りしていくので、お楽しみに!
次回の釣行からルアー選び方やアプローチ方法がガラリと変わりますよ!
ニジマスの生態と習性①:視覚(色彩を見分ける能力に長けている!実は色盲じゃない)
ニジマスの生態と習性として「視覚」からご紹介していきます!
世間的には「魚って色は見えていないんじゃないの?」と思われがちです。
実はニジマスをはじめ、トラウト類の視覚は人間並み。
あるいはそれ以上に色をハッキリと識別できることが科学的に分かっています!
彼らの目には、色とりどりの水中世界が広がっているんです。
このことからわかる「釣りのヒント」を下記にまとめておきますね!
【生態や習性からわかる釣りのヒント|視覚編】
- カラーローテーションが必須な理由
ニジマスは色を明確に見分けているので、同じ色を見続けていると「飽き(スレ)」が素早く訪れるため。 - 紫外線(UVカラー・ケイムラ)が有効である理由
ニジマスは人間には見えない「紫外線」を感知する特殊な視覚も持っています。
そのため、日中などの激渋タイムの救世主になるのが「ケイムラカラー」「蛍光色」です。
反射的に口を使わせる「リアクションバイト」を意図的に誘発させましょう!
ニジマスの生態と習性②:生息する水深(水温の変化が超影響する)
ニジマスの生態と習性として「生息する水深」についてご紹介していきます。
ニジマスを含む、トラウト類は「変温動物(へんおんどうぶつ)」です。
自分では体温調整ができないので、周りの環境である「水温」に依存して体温が変化する生き物なのです。
そのため、人間と比べると何倍も水温に敏感。
エリアトラウト初心者さんに知っておいてもらいたいのが、ニジマスが最も生活しやすい水温(適水温)が「10℃〜15℃」前後であるということ。
「水面(=表層)」と「水底(=ボトム)」では、水温が全然違います。
つまり、水面と水底にかけて、ニジマスがもっとも生活しやすい水温を保っている水層(釣り用語でじゃ"タナ”と呼ばれる)が存在しているのです!
このことからわかる「釣りのヒント」を下記にまとめておきますね!
【生態や習性からわかる釣りのヒント|生息する水深編】
- 「春」と「秋」は水温が10℃〜15℃前後になる時期
ニジマスの代謝が上がり、池全体を元気に泳ぎ回ります。
ルアー(スプーンやクランク)を丁寧に泳がすだけで、ガンガン食いついてきます! - 「夏」と「冬」は水温が上がりすぎる、下がりすぎる時期
適水温から外れた水深にいるニジマスは口を使ってくれません。
釣れない時は、水温が安定する深さにルアーを届けることを意識するのがコツ。
夏は表層から中層、冬はボトム狙いがおすすめ!
ニジマスの生態と習性③:側線(わずかな振動すら探知できる第六感)
ニジマスの生態と習性として、次は「側線(そくせん)」をご紹介していきます。
みなさんは、ニジマスの体の横に1本の線が入っているのを見たことはありますか?
彼らの魚体の側面(エラから尾ひれにかけて)をまっすぐ走る、鮮やかな赤紫色や朱紅色をした縦帯の正体こそ「側線」です!
側線とは「魚の第六感」と呼ばれていて、水中のわずかな振動や水流ですら感知する超高性能なセンサーになります。
下記に、このことからわかる「釣りのヒント」をまとめたので参考にどうぞ!
【生態や習性からわかる釣りのヒント|側線編】
- 水質が濁っている釣り場(マッディウォーター)は「側線」にアプローチするのが釣果を出すコツ!
ニジマスの視覚が機能しにくい状況下では、彼らは「側線」を使ってエサを探すようになります。
側線は振動や水流を感知するセンサーなので、水中でしっかり暴れて、水をよく押す(水押しの強い)ルアーが劇的に効果を発揮しやすいです。 - スプーンとクランクの「水押しの違い」を使い分けよう!
ニジマスが側線で感じる水押しには種類があります。
たとえば、スプーンが「パタパタ」と小気味よく水を押す波動と、クランクベイトが「プリプリ」と大きく動くことで発生する強めの水押し。
この2つは完全に別物です。
スプーンのパタパタアクションで釣れないときは、クランクの強めの水押しに変えてみる(逆も然り)。
これだけで、さっきまでの沈黙が嘘のように連続ヒットすることだって珍しくありません!
ニジマスの生態と習性④:食事(人工飼料の形と音に強い執着がある)
ニジマスの生態と習性として、次は「食事」をご紹介です!
管理釣り場にいるニジマスはの多くは、養魚場で「ペレット」と呼ばれる、丸くて茶色い人工飼料を食べて育ちます。
このペレットが飼育員さんによって、定期的に水面にばら撒かれるわけです。
そのため、彼らの本能にはDNAレベルで「水面に茶色いものがポチャンと落ちる=エサの時間だ!」という記憶が強烈に焼き付いています。
下記に、このことからわかる「釣りのヒント」をまとめたので参考にどうぞ!
【生態や習性からわかる釣りのヒント|食事編】
ルアーの着水音を味方につけよう!
「ポチャン」という着水音には、ニジマスを集める効果(集魚効果)があります。
実際にルアーが着水した瞬間、ニジマスが群がる「ボイル」「ナブラ」という現象が起きるくらいです。
釣れない時の最終兵器としての縦釣りを知っておくべき
日中の沈黙を破るために「縦釣りルアー」を用意しておくのは賢い選択です。
縦釣りは、ニジマスがペレットを食べてきたから成立する釣り方です。
水面からヒラヒラと落ちてくる丸いシルエットに、ニジマスは反射的に口を使います。
おすすめ商品は「ブング」「バベル」などの王道ルアー。
ニジマスの生態と習性⑤:縄張り意識(反射的に噛み付く獰猛さがある)
ニジマスの生態と習性として、次は「縄張り意識」をご紹介します。
ニジマスを含むトラウト類は、自分の居場所を守ろうとする野生の本能を持っているんです。
特に、大型のニジマスやイトウやロックトラウトといった個体には、強烈な縄張り意識があると言われています。
彼らは自分の居場所を脅かすような、目の前を素早く横切る動くものに対して「威嚇を目的として、反射的に噛み付く」という習性があることを覚えておきましょう!
このことからわかる「釣りのヒント」を下記にまとめたので、お役立てください!
【生態や習性からわかる釣りのヒント|縄張り意識編】
- ミノーやメタルバイブレーションで「怒り」のスイッチを入れる!
目の前を不規則に、そして激しく動くミノーやメタルバイブレーションは、ニジマスの縄張り意識を刺激する強力な武器。
怒り狂ったニジマスならば、普段ならお腹が空いていなくてルアーをスルーするような状況でも、威嚇のために反射的に口を使ってしまいます。 - あえて「怒らせる・驚かせる」という賢い引き出しを持とう!
魚の食欲に寄り添いすぎても、日中などのタフな時間帯は釣れないときは釣れません。
そんな時は発想をガラリと変えて、彼らが嫌がる(縄張りを侵入される)ことを徹底的に行いましょう。
つまり、反射的に口を使わせるのです。
これこそが、日中の沈黙を破り、ボウズを回避するための強力な裏ワザです!
まとめ:魚の視点に立って釣果を変えていこう!
エリアトラウトで安定して釣果を上げるアングラーは、常に水中の中にいる「魚の視点」で考えています。
特に、メインターゲットであるニジマスのことをたくさん考えているんです。
初心者さんは、まず今回ご紹介した「ニジマスの生態と習性」から考えることから始めましょう。
具体的には「視覚」「生息する水深」「側線」「食事」「縄張り意識」の5つです!
ニジマスの生態と習性を味方につければ、あなたのルアー選びやアプローチ方法がガラッと変わり、確実に釣果が良い方に進んでいきますよ!
早速、次回の釣行からお試しくださいね。
最後まで読んでくれてありがとうございました!