シマノが初心者向けに販売しているホリデーパックには「10」「20」「30」と、いろんなラインナップがあります。
この10・20・30の数字がとても重要で、魚釣りを快適に楽しめるかの鍵を握っているのです。
今回の記事では「ホリデーパック10・20・30」の特徴と違いを、どこよりも詳しく解説していきます。
これから釣りを始める方、家族フィッシングに興味がある方、新しい釣竿をお探しの方は、必見の内容です。
釣竿選びの参考にどうぞ!
Contents
シマノのホリデーシリーズは全部で6種類!
人気の「ホリデーパック」とはどんなラインナップ?
ホリデーパックを語る上で「ホリデーシリーズ」の存在は避けて通ることはできません。
ホリデーシリーズとは、シマノが初心者向けに販売していて、お手頃価格で購入できる釣竿の総称。
全6種類のラインナップがあり、その中のひとつに今回の主役「ホリデーパック」が存在しているのです。
ホリデーパックはシマノが「気軽に持ち運べる万能振り出し竿」をコンセプトに制作した名作になります。
実際に手に取ると驚きますが、バックにすっぽりと収納できるくらいコンパクトに縮むのです。
自動車をお持ちでない方や、旅行や出張先で気楽に魚釣りを楽しみたい方におすすめな釣竿と言えますね。
ホリデーパックには、長さや硬さ(オモリ負荷)の異なる12機種が存在しています。
正直、どのホリデーパックを選べば良いのかわからない人も大勢いらっしゃるでしょう。
ご安心ください、今回の記事では「ホリデーパック10・20・30の違いについて」深堀り解説していきますよ!
あなたの状況や環境にぴったりなホリデーパックが見つかること間違いなしです。
この記事は「ホリデーパック」を中心にご紹介していきますが、ホリデーシリーズに興味がある人もいますよね!
下記にホリデーシリーズ一覧と、その特徴をまとめておくので参考にどうぞ。
意外と知られていない「ホリデー〇〇」が見つかって面白いですよ。
【ホリデーシリーズとその特徴】
- ホリデーパック:幅広く使える万能振出竿。
- ホリデースピン (振出):シマノ製投げ竿のなかで最も手頃な価格帯。
- ホリデーマリン:船釣りで活躍する万能ロッド。
- ホリデー イソ:防波堤・磯竿の決定版。
- ホリデーボート:現在廃盤商品。
- ホリデー小継(こつぎ):現在廃盤商品。
上記の「ホリデーシリーズとその特徴」の補足ですが、「ホリデーボート」と「ホリデー小継」は現在販売を中止しています。
再販予定もないそうです。
シマノ釣具お客様相談窓口に確認したので、間違いない情報だと思います。
(2025年12月、現在の情報です)
シマノのホリデーパック10・20・30の特徴
ホリデーパックには全部で12機種が存在していることが分かりました。
具体的な品番を挙げると「10-180T」「20-210T」「30-270T」などがあるのですが、説明がないと「何が違うの?」と困惑してしまいますよね。
品番の前半と後半にある数字は、それぞれ「錘負荷(硬さ)」と「長さ」を表しています。
つまり「錘負荷=10・20・30」「長さ=180・210・270」を表しているのです。
ここから先は、ホリデーパックの「錘負荷(10・20・30)」に着目して特徴をまとめていきます。
釣竿の性能を最大限に引き出せる錘の号数を表す「錘負荷」を釣り方やターゲットに合わせて選べたら、嬉しいこと尽くしなんです!
「釣竿が理想的に曲がる」「飛距離を伸ばせる」「魚のアタリを感じやすい」などなど、魚釣りのQOLがめちゃめちゃ向上します。
個人的には、竿先やガイドが壊れるといったトラブルを減らせるのが嬉しいポイントだと感じました。笑
ホリデーパックに興味のある方は、ぜひ「錘負荷」にこだわりを持ちながら、自分にぴったりな機種を探してみてくださいね。
シマノ「ホリデーパック10」の特徴
最も柔らかい「ホリデーパック10」の特徴を見ていきましょう。
対応する錘負荷は「5号〜20号(18.75g~75g)」で、釣り初心者でも使いやすい非常にバランスの取れたスペックになります。
釣竿自体も重くないので、腕力に自信のないお子さんや女性にもおすすめ!
堤防での「サビキ釣り」「チョイ投げ釣り」から、沖にいる魚を狙う「遠投釣り」など、幅広い釣り方に対応できることが魅力。
特におすすめしたいのが「サビキ釣り」で、ビギナーさんでも簡単に「サバ」「アジ」「イワシ」といった美味しいお魚が釣れるのです。
これから魚釣りを始める初心者の方、魚釣り経験はあるけど海釣りは初めての方は、ぜひチャレンジしてみてください!
シマノ「ホリデーパック20」の特徴
中間の硬さをしている「ホリデーパック20」は、ホリデーパック10と30の良いとこ取りをしたお得なスペックになります。
対応する錘負荷が「15号〜30号(56.25g~112.5g)」ということもあり、非常に汎用性が高くいろんなシーンで大活躍するのです。
具体的に「〇〇釣りを始めたい!」「〇〇を釣りたい!」と、チャレンジしたい釣り方やターゲットを決めきれていない方は、ぜひ押さえておくと良いでしょう!
岸から魚を釣りやすい「サビキ釣り」「ちょい投げ釣り」をはじめ、沖目に潜むカレイ、キス、アイナメを狙う「本格的な投げ釣り」を楽しめます。
さらにいえば、「ホリデーパック10」では感じられないパワフルさを備えているので、引きが強い中型魚〜大型魚がヒットしてきても安心!
大型魚を狙いやすい船釣り用として「ホリデーパック20」を購入される方も多いのです。
いろんな釣りを楽しんでみたい初心者の方、本格的に釣りデビューしたい方、中級者のサブロッドとして最適だと思います。
シマノ「ホリデーパック30」の特徴
最も硬い「ホリデーパック30」についてみていきましょう!
対応する錘負荷が「20号〜40号(75g〜150g)」と、非常にパワフルな釣竿であることがわかります。
沖まで出て「水深の深い場所」「潮流れが速い場所」を狙う船釣りだったり。
仕掛けを全力で投げて楽しむ「遠投釣り」を始める方には、この「ホリデーパック30」がベストチョイス!
パワフルな引き味がたまらない「イサキ」「マダイ」「青物」との駆け引きは、ほかでは味わえない格別な魚釣り経験。
近年、大人気の「イカメタル(ケンサキイカ、ヤリイカが狙える)」に挑戦できることも魅力的ですね。
注意点を挙げるなら、腕力に自信のない方にとっては「重すぎる..」と疲労を感じやすいことがあります。
腕力や体力に自信があるなら、話は別ですが!
身近な堤防や漁港で魚釣りを始めるのなら、個人的にホリデーパック10・ホリデーパック20のラインナップをおすすめします。
シマノのホリデーパック10・20・30の違いは?
ここでは、ホリデーパック「10」「20」「30」で何が違うのかをご紹介していきます。
具体的な違いとしては、以下のような感じです。
- 錘負荷
- 自重
- 先径
- 使える仕掛け
- 楽しめる釣り方
上記の5点は魚釣りを楽しめるか、楽しめないかを左右する重要なポイントになります。
ホリデーパックの購入を検討している方は、ラインナップ選びの参考としてお役立てください!
違いその1:錘負荷(オモリ負荷)
違い1つ目は「錘負荷(おもりふか)」です。
錘負荷とは、釣竿のポテンシャルを最も発揮できる「オモリの号数」の目安になります。
ホリデーパックでは「10→20→30」と数字が大きくなるにつれ、錘負荷も増していくのです。
錘負荷の選び方としては「釣り場の状況」「ターゲット」に合わせてみてください。
ざっくりですが、堤防や漁港など穏やかな釣り場で小魚を狙うなら「ホリデーパック10」を選ぶと◎です。
釣り場が荒れていたり、大型魚を狙うなら「ホリデーパック30」を選ぶのが良いかと思います。
釣りの経験がない方、経験が浅い方は標準的な「5号〜15号」に対応するホリデーパック(10・20)を選ぶのがおすすめ。
初心者でも魚を釣りやすい「サビキ釣り」や「チョイ投げ釣り」をストレスなく楽しめますよ!
違いその2:自重
違い2つ目は「自重」です。
釣竿の長さが同じことが大前提ですが、ホリデーパックでは「10→20→30」と数字が大きくなるにつれ、自重が重たくなります。
具体例を挙げると、長さが180の場合「10→115g・20→118g・30→130g」といった感じです。
この微妙な差がとても大切で「疲労度の軽減」や「操作性と感度の向上」に繋がるため、釣りQOLに大きく関係してくるのです。
体力や腕力に自信のない方や、家族で魚釣りを始める方は、できるだけ「軽い釣竿」を選ぶようにしてみてください。
「ホリデーパック10」「ホリデーパック20」といった、軽い機種を選ぶのがおすすめです。
ここで押さえてもらいたいのが「軽さ=正義」でないということ。
たしかに軽さは大きなメリットになり得ますが、耐久性やパワー不足に陥ることも考えられるのです。
あなたが「船釣りで大物を狙う!」「置き竿をするから重い方が有利!」など、釣竿に重さを求める状況下にいるのなら、話は別になります。
魚の強烈な引き味にも屈しない、パワフルロッドである「ホリデーパック30」を選ぶのがベストチョイスです!
違いその3:先径
違い3つ目として「先径(せんけい)」が挙げられます。
先径とは竿先の太さにことを言い、釣竿の「硬さ(パワー)」「調子(アクション性)」、そして「感度」に影響を与える重要ポイント。
ホリデーパックでは「10→20→30」と数字が大きくなるにつれ、先径が太くなることを押さえておきましょう。
先径が細い「ホリデーパック10」は、穂先が柔らかく曲がりやすい特徴があります。
また、繊細な魚のアタリを感じられるため「小魚狙い(サビキ釣りやちょい投げ釣りなど)」を楽しみたい方におすすめです。
一方、先径の太い「ホリデーパック30」は、穂先が硬く強い負荷にも耐えられます。
強烈な引きが楽しい「船釣り」、思いっきり仕掛けをぶん投げる「投げ釣り」を始めるなら、こちらの釣竿がおすすめ。
自分が狙う魚の大きさや、釣り方が明確に決まっていない方は「ホリデーパック20」を選んでおくとお得です。
万能性に優れており「柔軟性」「パワー」を兼ね備えているため、幅広いターゲットや釣り方に対応してくれますよ。
違いその4:使いやすい仕掛け
違い4つ目は「使いやすい仕掛け」です。
使用する仕掛けで、対応できる釣り方や釣り場が根本的に変わるので、この違いは絶対に知っておきましょう!
ホリデーパックでは「10→20→30」と数字に比例して、使える仕掛けの重さが増します。
軽すぎる仕掛けを使用していると、釣竿の反発力を活かせず、イメージ通りに操作するのが難しいです。
一方、重すぎる仕掛けでは釣竿に負荷がかかり「ガイドが取れる」「竿先が折れる」など、破損トラブルが発生する可能性も..。
上記のような、ストレスを感じるシチュエーションは回避したいですよね。
そのためにも「狙う魚種」「魚の大きさ」「釣り場の環境や状況(海や川、深さ、天候、潮流れなど)」に合わせて、仕掛けを選ぶと◎
あなたが選んだ仕掛けに対応できる「錘負荷」を備えたホリデーパックを選ぶことができたら、完璧な釣竿選びです。
違いその5:楽しみやすい釣り方
違い5つ目は「楽しみやすい釣り方」です。
ここまで読んでくれた方ならわかると思いますが、ホリデーパックは「10」「20」「30」でそれぞれに個性や強みがありました。
イメージとしては「ホリデーパック10=柔軟性」「ホリデーパック20=汎用性」「ホリデーパック30=パワフルさ」といった感じでしょうか。
我慢すれば最もスペックに差のある「10」「30」でも、同じ釣りを楽しめるかもしれません。
ですが、ホリデーパックそれぞれの個性や強みを活かせる釣り方に挑戦してもらいたいなと、個人的には思います。
間違いなく魚釣りを快適に楽しめますからね。
テニスラケットでバトミントンを楽しめないように、釣竿にも適材適所があるのです。
話がそれましたが、ホリデーパック10・20・30ごとに個性や特性を活かして楽しめる「釣り方」を下記にまとめました!
- ホリデーパック10:堤防や漁港でのサビキ釣りやチョイ投げ釣り、アジングやメバリングなど。
- ホリデーパック20:投げ釣り(サーフ・堤防)、探り釣りや穴釣り(堤防の際やテトラ)、泳がせ釣り、船釣りなど。
※基本となるサビキ釣り・チョイ投げ釣り・ウキ釣りにも対応可能。 - ホリデーパック30:砂浜(サーフ)や岸から遠投するぶっこみ釣り、船から胴突き仕掛けを使用して海底付近を探り釣りなど。
錘負荷が違うだけで釣竿は、こんなにも表情が違うのですね。
めちゃめちゃ面白いなと感心しております。
あなたが「始めてみたい!」と興味を抱けるような釣り方は見つかりましたか?
その釣り方を最高に楽しめるホリデーパックのラインナップを見つけるために、この記事を参考にしてみてくださいね。
まとめ
シマノが初心者向けに販売している「ホリデーパック10・20・30」の特徴や違いについてまとめてきました。
それぞれに個性や強みがあり、得意な釣り方や対象魚がいることが印象的でした。
難しく考えず、数字が10→20→30と大きくなるにつれ、釣竿は硬くなりパワーが増していくと押さえておきましょう。
あなたが興味を持っている「釣り方」、釣ってみたい「対象魚」にぴったりなホリデーパックを見つけられるよう、この記事をお役立てくださいね。
ホリデーパックは、心の底から魚釣りを楽しめるようにサポートをしてくれます。
シマノがこだわりを持って制作した「ホリデーパック」を、初めての相棒として選んでみてはどうでしょうか?
今回の記事では伝えきれなかった「ホリデーパック」の魅力やおすすめ機種を詳しくまとめた記事を執筆しています!!
一部になりますが、下記のような内容がわかります。
- ホリデーパックとは?
- ホリデーパックのラインナップやスペックは?
- ホリデーパックが釣り初心者におすすめな理由は?
- ホリデーパックの定番や人気番手は?
- 初めて選ぶホリデーパックのおすすめは?
より深くホリデーパックについて知れるので、釣竿選びの参考にどうぞ!
詳しくはこちら!
シマノのホリデーパックはどんな釣竿?万能竿の定番やおすすめ人気番手をピックアップ!コンパクトで便利な振出竿で魚を釣ろう!