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高いリールと安いリールの違いは?
高いリールと安いリールの違いとは、一体なんなのでしょうか?
この疑問は、釣り人なら誰しも感じることでしょう。
私も釣り始めたての頃、めちゃめちゃ気になっていました。笑
今回の記事では高いリールと安いリール、双方の差異を具体的に解説していきます!
また、リールの使用感が釣り人のメンタルにどのような影響を及ぼすのかも考察しました。
新しいリールの購入を考えている人は、この記事を参考にしてください♪
高いリールと安いリールの違い①:重量
高いリールと安いリールの違い①は「重量」です。
高価なリールには、軽量と強度を兼ね備えた素材が採用されます。
具体的には、マグネシウム、アルミニウム合金、カーボン含有樹脂などですね。
専門的な知識なので、頭の片隅にでも入れておいてください!
リールが軽いと嬉しいことがたくさんあります。
それは、1日釣りをしても「疲労感がたまらない」ことです。
釣りは体力を消耗するので、この点は非常に重要かと。
また「感度が高まる」ので、水中の中をイメージできますよ♪
値段差でリールの重さはどのくらい違う?
一例ですが、ダイワから販売されている「レブロス2500番」「旧イグジスト2500番」の重さを比べています。
比較的安価なリールであるレブロス2500番の自重は、約230グラムです。
一方、最高級リールである旧イグジスト2500番の自重は、約170グラムになります。
この60グラムというわずかな重量差が、釣りをする上でとても重要なのです。
大きい60グラムの差
正直「60グラムの差で何が変わるの?」と感じた人もいると思います。
目安になりますが「60グラム=大きめの卵(1個)」と同じくらいです。
実際に高いリールを安いリールを使い比べると、釣行後の「疲労感」が全く違います。
腕や手首に掛かる負担が少ないので、次の日に疲れが持ち越しません。
また「感度」も相当違うので、水中の中をイメージしやすいですよ♪
リールから手元に伝わる感覚から「魚が反応した!」「障害物がある!」といったことがわかります。
軽いリールに慣れてしまうと大変です。
重いリールでは「物足りなさ」を感じてしまい、もう戻れなくなるかもしれません。
もちろん重いリールにも「パワー」「安定感」など魅力があるので、あなた好みのリールを選んでくださいね♪
高いリールと安いリールの違い②:耐久性・精度
高いリールと安いリールの違い②は「耐久性」「精度」です。
高価なリールには、アルミ合金、ハイブリットボディ(カーボン+樹脂)が採用されています。
そのため、耐久性の高い「ボディ」「ギア」を実現できるんです。
また、リール自体の精度が高いので、なかなか歪みません。
一方、安価なリールには樹脂製のものが多いです。
樹脂製のリールってボディに強い力がかかると歪んでしまいます。
ここで言う、歪みとはリール本体やパーツが変形することです。
リールの歪みはギアにも大きく影響します。
長い期間リールを使用するのを想定するなら、ぜひ高いリールの購入を検討してください。
高いリールと安いリールの違い③:ドラグ性能
高いリールと安いリールの違い③は「ドラグ性能」です。
ドラグ性能とは、釣り糸(ライン)に掛かる負荷を緩和する役割を担います。
具体的には、ヒットした魚が走り出したシーンなどで、スプールから釣り糸を放出してくれるんです。
高価なリールには高性能なドラグシステムが仕組まれています。
滑らかに釣り糸が出てきますし、魚との長時間ファイトも快適に行えますよ♪
一方、安価なリールのドラグシステムは疎かである可能性が高いです。
釣り糸の放出が滑らかでないことも考えられます。
魚の急な引きを追求できず「ラインブレイク」する可能性も..。
スピニングリールの場合
ドラグ性能が低いと、細い釣り糸を使用できません。
魚が暴れた途端、ラインブレイクする可能性が高いです。
基本的にラインブレイクを回避するには、スプールに太い釣り糸を巻くことが多いです。
太い釣り糸を使用してしまうと「飛距離」が犠牲になります。
ほかにも、釣り糸が絡まるなど「ライントラブル」の元になる可能性もあるんです。
ドラグ性能が高いスピニングリールを使用する場合。
細い釣り糸を使用しても、ラインブレイクが起こりにくいです。
ドラグ性能が魚が暴れた時の負荷を逃がしてくれますよ!
ベイトリールの場合
ベイトリールを選ぶ際は「最大ドラグ力」を基準にする人が多いです。
最大ドラグ力とは、ドラグを締め込んだ状態で測定します。
この状態で釣り糸を引っ張り、釣り糸が滑り出す負荷の大きさが「最大ドラグ力」です。
なぜベイトリールを選ぶときは「最大ドラグ力」を基準にするのでしょうか?
それは、ベイトリールが元々太い釣り糸を使用するのを想定しているからです。
ドラグ性能に「スムーズ」「滑らかさ」でなく「パワー」「耐久性」を求めているのです!
高いリールと安いリールの違い④:巻き心地
高いリールと安いリールの違い④は「巻き心地」です。
みなさんは「ボールベアリング」をご存知ですか?
ボールベアリングとは、リールの回転を滑らかにするパーツになります。
高価なリールにはボールベアリングが多く搭載されているんです。
しかも、ボールベアリングひとつひとつの精度が高く、リールに「滑らかな巻き心地」をもたらします。
最高級リール「ステラ」「ヴァンキッシュ」を使用するとわかりますが、リールハンドルを巻く時に嫌な負荷がかかりません。
負荷がかからないので「魚のアタリ」や「障害物」など、水中から伝わる違和感を素早くキャッチできますよ♪
一方、安価なリールにはボールベアリングの搭載数が少ない場合があります。
そもそもボールベアリングが搭載されていない可能性も..。
当然、精度も低いのでリールの巻き心地がよろしくありません。
高価なスピニングリールには「ねじ込み式のハンドル」が採用されています。
リールハンドルを本体に直接ねじ込む固定方法です。
リールハンドルを回す時の「ガタつき」を抑えてくれますし、リトリーブが「ピタッ」と止まります。
イメージ通りの感覚でリールを操作できるため、釣りの精度が高められますね!
安価なスピニングリールには「供回りハンドル(片側固定)」が採用されています。
使用する機種にもよりますが「ガタつき」が生じてしまい、ストレスを感じるかもしれません。
高いリールと安いリールの違い⑤:防水性能・防錆性能
高いリールと安いリールの違い⑤は「防水(ぼうすい)性能」「防錆(ぼうせい)性能」です。
高価なリールには、高い防水技術が採用されています。
ダイワが開発した「マグシールド」と呼ばれる磁性流体(マグオイル)を使用しリール内部の隙間を埋める技術や、シマノが開発した「コアプロテクト」と呼ばれるラインローラーとベアリングを一体化させる技術が有名です。
また、アブガルシアの「ソルトシールドTM」など、さまざまなメーカーの技術があります。
ちなみにソルトシールドTMとは、水を弾く撥水コートを施したボールベアリングで、腐食にも強いです♪
安価なリールには、十分な「防水機能」が備えられていない可能性があります。
そもそも防水性能が搭載されていないことも..。
仕方ないですが、価格の違いで防水性能に差が出てしまうんです。
防水性能が低いリールを使用していると。
リール内部に海水が入り込むことが考えられます。
海水に含まれる塩分がリールパーツのサビを誘発してしまい、使用感を損なう原因になるので注意しましょう!
高いリールの「メリット」「デメリット」まとめ!
高価なリールは「軽量」「ドラグ性能」「巻き心地」などが優れているので、快適に釣りを楽しめます。
釣り人が求めている「疲労を残したくない!」「ラインブレイクを減らしたい!」「滑らかに操作したい!」というニーズを満たしてくれるんです。
また「所有感」を満たせることも高価リールのメリットでしょう。
ピカピカした「見た目」こだわり抜かれた「質感」がたまりません!
カッコ良いリールを使用していると、釣りに対するモチベーションが高まりませんか?笑
もちろん高価なリールは「耐久性」「防水性能」「防錆性能」に優れています。
壊れにくいですい、錆びて故障する心配が少ないです。
日常的なお手入れは必須なので、釣行後は水洗いをおすすめします。
ただでさえ壊れにくのに、出費が大きいので「大事に扱いたい!」という気持ちが強くなるかと。
この気持ちを忘れなければ、丁寧に愛用できるはずです!
結果として長い期間使用できる可能性が高まるでしょう。
「リールを新調したい..」「釣りに飽きてきた..」など、リールが不要になったとしても安心です。
高品質や人気機種に限りますが、高価買取を期待できます!
お手元にある高級リールを手放せば、お財布が潤うはず♪
高価リールのデメリットは「値段」でしょう。
日本が世界に誇るスピニングリールの最高峰「ステラ」「イグジスト」は、なんと10万円前後で販売されています!
手を出しやすい価格帯とは言えませんね..。
そんな高級リールを地面に落としたり、障害物に落とした時のショックは測りしれません。
万が一傷が付いてしまったら、テンションが下がってしまいます。
安いリールの「メリット」「デメリット」まとめ!
安価なリールのメリットは「ガンガン使用できる」ことでしょう!
初心者のうちは、安価なリールを使い倒してください。
必ず、釣りの腕前が上達しますよ♪
もちろん、リールが安価だからと言って「傷を気にぜず、粗末に扱って良い」わけではありません!
安価なリールを使用している時期から、ものを大切に扱うことが重要です。
高価なリールに買い替えた時に、その習慣が役に立ちます。
調査したところ5,000円程度の安価なリールを1シーズン使い倒す釣り人もいるそうです。
ノーメンテナンスで扱うので、釣具に対する出費を最小限にできます。
「複数のタックル(釣竿、釣り糸、ルアー・仕掛けなど)を用意できる」ことも安価なリールのメリットです。
機種や品質にもよりますが、高価リールを購入すると1台で「約10万円」することも。
ぶっちゃけ10万円あれば、中級者向けのタックル一式が揃います。
タックル一式を揃えたい人は、安価リールを準備して、少しでも出費を削減してください!
安価なリールのデメリットは「性能が低い」「耐久性が低い」ことになります。
最近は釣りメーカーの技術が高いので、本当に低品質なリールは少ないです。
ですが、高価なリールに比べると確実に「性能」「耐久性」は劣ります。
釣り人として次のステップに行くなら「高い性能が搭載されたリール」の購入を検討してみましょう!