リール

リールをオーバーホールしよう!危険サインを初心者向けに徹底解説!

どのタイミングで「オーバーホール」に出すのがベスト?

精密機械であるリールは、必ずオーバーホールに出す必要性があります。

みなさんにとって身近な機械である車も2年ごとに車検を受けますよね?

それと同じように「性能維持」「寿命の延長」「快適な釣行を実現」するために、オーバーホールは必須です!

 

この記事を読んでいる人の中には「オーバーホールに出すタイミングは?」と悩んでいる人が多いはず。

私自身リールをオーバーホールに出すタイミングが分からず、リールを酷使していた時期があります。

インターネットや取扱説明書を拝見すると「1週間〜2週間に1度」「1年に1度」など、さまざまな情報があるんです。

 

オーバーホールするパーツでも違いますが、SLP(ダイワの釣り具のアフターサービスを専門に行う会社)は「1年に1度のオーバーホール」をアナウンスしていました。

 

正直なところ「使用環境(海水や淡水など)」「リール状態(機種や使用年数など)」で、リールをオーバーホールに出すタイミングは異なります。

本当にケースバイケースなのです!笑

 

そこで、今回の記事ではリールをオーバーホールに出すべきタイミングがわかる「危険サイン」をまとめて解説していきます。

 

これから「リールをオーバーホールに出そう!」と考えている人は、ぜひ参考にしてください♪

 

購入してから3年が経過したリールは、必ずオーバーホールに出そう!

リールを購入してから3年が経過していたら、必ずオーバーホールに出しましょう!

定期的に使用しているリールならマストです。

全く使用してないリールでも、今後扱う可能性があるならオーバーホールに出すのが良いでしょう。

 

3年経ったらオーバーホールに出す理由は?

なぜ3年経ったらオーバーホールに出す必要があるのでしょうか?

それは、リールのベアリングやギアを守る「オイル」「グリス」の大半が酸化・劣化している可能性があるからです。

 

オイルやグリスが抜けたリールは「回転が重い..」「異音が聞こえる!」など、いろいろなトラブルが発生します。

最悪の場合、リールが破損するケースも!

 

お手元にあるリールを購入してから何年が経過しましたか?

大切な相棒をより快適に、長い時間愛用するためにも3年経過したなら、オーバーホールに出しましょう!

 

3年が経過したリールを放置していると?

オイルやグリスが抜けたリールを使用し続けると大変です。

巻き上げに必要な「ギア」、滑らかな回転を実現する「ベアリング」が急激に摩耗してしまいます。

これは潤滑不足によるパーツ同士の摩擦が大きくなるからです。

 

オイルやグリスが塗布されていない状態でリールを酷使していると「ハンドルが重い..」「ハンドルを巻いてもルアーを回収できない!」といったトラブルが起こります。

 

また、ギアやベアリングは高価なパーツです。

摩耗していたり、壊れたギアやベアリングを修理・交換してもらう場合、費用が高額になるので注意!

 

修理や交換するギアやベアリングの種類や状態、依頼する業者により、オーバーホール費用は異なります。

調査したところ「数千円〜数十万円程度」と、費用にかなり幅がありました。

 

パーツが「ガタガタする」と感じるなら、オーバーホールに出そう!

リールを使用していて「ガタついてきた!」と感じたらオーバーホールに出しましょう!

「ハンドルを巻く最中」「ベールを返す時」にガタつきを経験したことはありませんか?

 

ほかにも、超大物魚とのファイト後やリールを地面に落とした後から、リールに違和感を感じ始めた人も多いはず。

 

リールの「ガタつき=構造上のトラブル」と考えて問題ありません。

具体的に「ギアの摩耗」「グリス切れ」「ベアリング劣化」「異物の混入」などが考えられます。

 

リールでガタつきやすいパーツは?

リールパーツとして「ハンドル」や「ベール」がガタガタしやすいので、要チェックです!

スピニングリールなら「ハンドル(ねじ込み式で起こりやすい)」、ベイトリールなら「ハンドルノブ」「ギア部分」にガタつきがあるか意識すると◎

 

ガタつくリールを放置していると?

リールにガタつきを感じる場合「パーツの摩耗している」「リールに強い衝撃がかかり破損した」ことが考えられます。

 

ハンドルやベールなど外観で破損を確認できたら簡単なのですが..。

もしかしたら、ベアリングやギアといった内部パーツが壊れている可能性があります。

 

内外関係なくパーツが壊れた状態のリールを使用していると、周囲のパーツに悪影響を及ぼすので注意しましょう!

人間も怪我した部位をかばうことで、他の部位に痛み出すことがありますよね?

それと同じで、リールもダメージが拡大していくのです!

 

巻き心地が「ゴロゴロする」と感じるなら、オーバーホールに出そう!

リールの「巻き心地」に違和感や悪化を感じたらオーバーホールに出すタイミングです。

長い期間使用しているリールで起こりやすいのですが「ゴロゴロ感」「シャリシャリ感」のような巻き心地を体験した人も多いのでは?

 

私もリールを巻いていて、急に来る「ゴリゴリ」「シャリシャリ」にストレスを感じていました!笑

 

リールの巻き心地がゴロゴロする理由は?

リールの巻き心地に違和感を感じる原因は複数存在しています。

パーツ同士の潤滑を良くするグリスやオイルが切れているケースもありますし。

ギアの摩耗、内部に異物(砂や泥など)混入、ベアリングのサビや塩噛みが原因かもしれません。

 

巻き心地が良くないリールを放置していると?

上記にもまとめましたが、リールから「ゴロゴロ」「シャリシャリ」を感じる場合。

リールのどこかに不具合が起きている証拠になります。

 

リールに不具合がある状態を続けるのは避けましょう!

最悪の場合、リールが機能しなくなります。

 

リールは精密機械です。

放置していて「巻き心地」が改善する可能性はゼロ。

無理に使い続けてもパーツの摩耗やサビ・塩噛みが進行するだけです。

 

リールに違和感を感じたら、できるだけ早くオーバーホールに出しましょう。

状況が悪化し修理費が高額になる前に、対策を行うのです!

最小限の出費で、リールトラブルを改善できるでしょう♪

 

リールが水没したら、必ずオーバーホールに出そう!

リールが水没したら、必ずオーバーホールに出してください。

水没したリール内部には、ほぼ確実に水が回ります。

 

そして、1度リール内に侵入した塩や塵が完全に抜けることはありません。

時間が経過するとサビやカビの原因になるので、リールの分解・清掃が必須。

 

足場が悪くて落水、高波を被るなど、リールが水没するシチュエーションは意外と多いです。

磯釣りや船釣り、悪天候に釣りを行う予定がある人は気を引き締めましょう!

 

防水性能が高いリールが水没した場合もオーバーホールに出すべき?

近年のリールに搭載されている「防水機能」は日々進化してきました。

シマノの「Xプロテクト」ダイワの「マグシールド」が有名どころです。

 

ここでお伝えたいのが「完全防水のリールは存在しない!」ということ。

水没した瞬間に「ハンドル」「スプール」「駆動部(メインシャフトなど)の隙間」から、必ず水が侵入するんです。

 

Xプロテクトを搭載している「ステラ」「ツインパワー」「ヴァンキッシュ」、マグシールドを搭載している「イグジスト」「セルテート」「ルビアス」でも同じです。

 

水没したリールを放置していると?

リールが海水に水没した場合「サビ」が怖いです。

放置していると急速にサビが進行します。

最悪の場合、リールが機能しなくなり「修理不能」になる可能性も..。

 

「ラインローラー」「ベアリング」「ピニオンギア」「スプール軸」などが、サビやすいので注意!

ラインローラーなど外見でわかる異常なら「サビている!」と判断ができるのですが..。

 

ベアリングやピニオンギアなど内部から蝕まれると厄介なんです。

内部が錆びると「パーツ交換費用>リール修理費」と高額出費をするハメになるかもしれません。

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