今回の記事では、トラウトが最も視認できる色(カラー)を徹底考察してみました。
理論的な情報を踏まえた上で、筋道の通った解説をしていくのでお楽しみに!
使用するルアーの色(カラー)で釣果が大幅に変わるのがトラウトフィッシングの面白いところです。
特に管理釣り場に放流されたトラウトを狙う「エリアトラウト」では、この「色(カラー)」という概念が釣果を大きく変えます。
興味のある方は、「トラウト」と「色(カラー)」の関係を考える良い機会としてご活用ください!
トラウトは色(カラー)の認識能力に優れている
トラウトは色を認識する「視覚」が人よりも優れています。
この見出しでは「視覚のメカニズム」や「トラウトの視覚が人間より優れている理由」について解説です。
学術的な内容も出てきますが、みなさんが退屈しないよう分かりやすくまとめたのでお付き合いください!
視覚のメカニズム
いきなり新しい知識ですが「色の正体=光の波長」になります。
りんごとバナナでは放つ光の波長が違うので、僕たちには「赤色」「黄色」と異なる色に見えているのです。
この光の波長をキャッチし脳に送るのが「錐体細胞(すいたいさいぼう)になります。
キャッチした光の波長を、脳が色として認識するのが「視覚のメカニズム」です。
トラウトと人では「錐体細胞の性能」に違いがある!
トラウトにも人にも、明るい場所で色や形を見分ける役割を担う「錐体細胞(すいたいさいぼう)」が備わってます。
この錐体細胞の機能にトラウトと人間では大きな差があるのです。
人の錐体細胞は「赤」「緑」「青」の3つの光の波長しか認識できません。
この3つの色を組み合わせることで、僕たちはカラフルな世界を認識しています。
驚くことに、僕たち人間は「約100万色」を識別できるそうです。
一方、トラウトの錐体細胞は「赤」「緑」「青」に加えて「紫外線」までの光の波長を色と認識することが可能です。
人よりもハイスペックなのです。
人間でも約100万色を識別できるのに、トラウトの見ている水中の世界は一体どうなってしまうのでしょうか?
非常に気になりますね!
水中には「色(カラー)が失われていく」という法則がある
海や池などの水域が青く見える理由を調べていたら面白いことがわかりました!
水という物質は光の波長を吸収するそうです。
しかも、暖色(太陽や火を思わせる暖かい色)を生み出す光の波長を吸収しやすいという特性があります。
赤、オレンジ色、黄色などの暖色が吸収された結果、海や池といった水域は青く見えているわけですね。
先ほどトラウトの錐体細胞は「赤」「緑」「青」「紫外線」の4つの光の波長を色と認識できるとお伝えしました。
水が吸収しやすい光の波長は「赤→緑→青→紫外線」の順番です。
ここでいう赤は暖色と同意と考えてくれて問題ありません!
色を生み出す光の波長がどんどん失われていき、最終的に残るのは「紫外線」ということがわかります。
つまり、トラウトから見た水中には「紫外線をベースにしたカラフルな世界」が広がっている可能性があると言えるんです。
水中では「紫外線」が最も色濃く残っていますからね。
答えはトラウトに聞かないとわかりませんが、非常に興味深い考察ではないでしょうか?
紫外線に関与する「色(カラー)」をご紹介!
釣り人なら「紫外線」に関与する色を知っておいて損はありません!
水に吸収されにくいので、トラウトに最も色として視認してもらえる可能性がありますからね。
僕たちの目には見えませんが、確実に紫外線に関与する色として「ケイムラ」「銀色」「黒色」の3つが代表的です。
ここでは、それぞれの色の特徴について触れていきます。
紫外線を吸収して発光する「ケイムラ」
紫外線に関与する色として「ケイムラ(蛍光紫)」は代表的な存在です。
ケイムラは、紫外線を吸収し、青白く発光します。
紫外線という光の波長を元に、別の光の波長を生み出しているのです。
水中に存在する紫外線を思う存分有効活用するなら、個人的には「ケイムラ」が最強だと考えています。
合わせて読みたい!
トラウトがケイムラ(蛍光紫)で釣れる理由は?人間と魚の視覚の違いに着目して解説!
紫外線を反射する「銀色」
紫外線に関与する色として「銀色」も押さえておきましょう。
銀色は紫外線の反射率がかなり高いです。
ケイムラと違い自らが光ることはできませんが、銀色は紫外線そのものを周囲に跳ね返すんです。
トラウトにとって「銀色のルアー」は、人にとっての「ミラーボール」に近い存在ではないでしょうか。
ミラーボールってスポットライトの光が当たると、周囲に無数の光をキラキラと反射しますよね。
銀色も同じく、水中で紫外線を反射することでキラキラ輝くのです。
紫外線を吸収する「黒色」
黒色は紫外線をベースにしたカラフルな世界の中にある「影」のようなものです。
黒色は紫外線を吸収します。
ケイムラや銀色と違いう点は「紫外線を吸収して発光する」ことも、「紫外線を反射する」こともしません。
ただし、紫外線をベースにしたカラフルな世界に「影」として確実に存在しているのです。
周囲とのコントラスト(明るさの差)が生まれるため、水中で黒いルアーの輪郭ははっきり浮かび上がるとも言われていますよね!
トラウトは「色のコントラスト」に敏感に反応する!
トラウトの視覚は優れていますが、実は「明暗を認識する能力」の方が遥かに優秀です。
明暗を識別する細胞を「桿体細胞(かんたいさいぼう)」と呼びます。
トラウトの桿体細胞は、視覚を司る「錐体細胞(すいたいさいぼう)」より約100倍ほど高い感度を誇ります。
つまりですね、トラウトは「単体の色を視認するより、色のコントラスト(明るいか暗いか?)を認識する方が得意」というわけです。
単色としてトラウトに最も視認されやすい「ケイムラ」「銀色」「黒色」と、それ以外の色を組み合わせたら面白そうじゃないですか?
トラウトに有効的なアプローチができるようになり、今より釣果が上がるはず!
世の中にはすでに「黒色+〇色」「銀色+〇色」の組み合わせのルアーは結構出回っていて、初心者からベテランまでが愛用していますよね。
一方で、なぜか「ケイムラ+〇色」のルアーってレア度が高い気がします。
ベテランは愛用していますが、初心者が頻繁に使っているとは思えません。
この記事をきっかけにして、トラウトフィッシング初心者さんにも、トラウトが超釣れる「ケイムラ」という色に注目してもらえたら幸いです!
まとめ
トラウトが最も視認できる色(カラー)について徹底考察してきました。
結論を言いますと、トラウトが最も視認できる色は人には見えません。
人の持つ錐体細胞では視認できない「紫外線」を元に作られた色だからです。
答えはトラウトに聞かないとわかりませんが、非常に面白い考察だと思います。
事実として、紫外線に関与する「ケイムラ」「銀色」「黒色」がハマると、トラウトが連続で釣れることが非常に多いです。
僕自身、これらの色を使って何度も爆釣体験をしてきました!
ぜひ「ケイムラ」「銀色」「黒色」のルアーを勇気を出して使ってみてください。
すでに釣り上手は「ケイムラ」「銀色」「黒色」のルアーを使って、トラウトをたくさん釣っていますよ。
この記事があなたの釣果を上げるきっかけになったら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。