釣り方

堤防におけるヤリイカの釣り方や仕掛け4パターンを詳しく解説!

ヤリイカ釣りの仕掛けについて

ヤリイカは冬から春にかけて沿岸域を回遊しているイカです。

産卵期である12月から2月頃の極寒期に入ったタイミングが最盛期になります。

そんなヤリイカは堤防、磯場、船上はもちろん、比較的水深の深い場所でも釣ることが可能です。

 

これから「ヤリイカを釣りたい!」と考えている初心者さんは、ぜひ朝マズメ、夕マズメ、夜間の時間帯に釣り場に足を運びましょう。

ヤリイカは夜行性なので、暗い時間帯に餌を求め活発に動き回りまわります。

あなたの仕掛けやルアーにもガッツリ食いついてくるはずです。

 

ヤリイカはとても人気の高い釣りターゲットになります。

旬の時期のヤリイカの身は厚く、柔らかい食感をしているんです。

また上品な甘みと旨味が楽しめますよ。

 

今回の記事では、ヤリイカを釣ることができる仕掛けについて解説していきます。

ぜひ釣れる魚の種類が少ない冬期から、ヤリイカ釣りを始めてみてくださいね。

食味の良いイカを思う存分いただくことができるでしょう。

 

ヤリイカ釣りの仕掛け①:エギング

ヤリイカ釣りの仕掛け①として「エギング」についてご紹介です。

初心者さんにもわかりやすく「エギングの概要」についてまとめたので、まずは全体把握をしましょう。

 

エギングの概要

ヤリイカは堤防やサーフ(海岸沿いに広がる砂浜の釣り場)から「エギング」で狙うことができます。

エギングとはエギと呼ばれる擬似餌を使用してイカ類(アオリイカやヤリイカなど)を狙う釣り方の総称です。

 

使用するエギのサイズは3.0号〜3.5号が最適でおすすめ。

飛距離やアピール力が優れていますし、初心者さんでも操作しやすいサイズ感になります。

 

少しでも釣果を伸ばしたい人は「エサ巻きエギ」を使用するのもいいですね。

エサ巻きエギを使用すると擬似餌にはない「臭い」や「味」でヤリイカの捕食本能を刺激するので、効果的にヤリイカにアピールすることができますよ!

 

堤防からヤリイカを狙う時は、潮通しが良いポイントを狙いましょう。

潮通しが良い場所ってヤリイカの餌が集まりやすいんです。

 

ヤリイカは海底付近を群で回遊していることが多いので、初心者さんは深い水深(レンジ)を狙うことで釣果を伸ばしてくださいね。

 

【エギングで使用する釣具まとめ】

  • エギングロッド(8ft程度・MLクラス〜Mクラス)
  • スピニングリール(2500番〜3000番程度)
  • PEライン(0.6号前後・150m以上)
  • フロロカーボンリーダー(2号〜3号/8lb〜12lb・1ヒロ/約1.5m程度)
  • エギ各種(3号〜3.5号程度)

 

おすすめのエギをご紹介

おすすめのエギをご紹介していきます。

これからエギングを始める釣り人さんは必見です!

 

ヤマシタ エギ王 K(3号・3.5号)|ヤマリア(メーカー名)

ヤマシタ エギ王 K(ヤマリア)の特徴として「飛距離」と「水中での安定感」が抜群なことが挙げられます。

冬季のイカ釣りは、荒波や強風など荒れ気味のコンディションの中で行うことが多いです。

そんなタフな状況下でもヤマシタ エギ王 K(ヤマリア)ならしっかりとヤリイカを連れて来てくれますよ!

 

ヤリイカをエギングで狙う際は海底付近を狙うことが多いです。

ヤマシタ エギ王 K(ヤマリア)の安定感のあるフォール姿勢やダートアクションを屈指して海底付近を重点的に探りましょう!

釣果に繋がること間違いなしです。

 

【ヤマシタ エギ王 K(3号・3.5号)|ヤマリア(メーカー名)】

  • 自重(3号):16g
  • 水中での沈下速度(3号):約3秒で1m落下する
  • 自重(3.5号):22g
  • 水中での沈下速度(3.5号):約3秒で1m落下する

 

ヤリイカ釣りの仕掛け②:ウキ釣り

ヤリイカ釣りの仕掛け②として「ウキ釣り」についてご紹介です。

初心者さんにもわかりやすく「ウキ釣りの概要」についてまとめたので、まずは全体把握をしましょう。

 

ウキ釣りの概要

ヤリイカは堤防から狙う場合「ウキ釣り」で釣ることができます。

ウキ釣りはエギングに慣れていない初心者さんでも、比較的簡単にヤリイカが釣れるのが魅力です。

 

先ほど紹介したエギングはキャスト動作やロッド操作が多いので、もしかしたら「難しさ」を感じてしまう人もいるかもしれません。

ウキ釣りでヤリイカを狙うなら「置き竿」で、ヤリイカが回遊してくるタイミングをまったり待つことができます。

難しい動作がないので、初心者さんでも始めやすいと言えますね。

 

※置き竿とは、釣竿を竿掛けなどに置き「ヤリイカの反応(アタリ)」を待つ釣り方です。

釣竿を手で持たないので女性や小さいお子さんでもチャレンジしやすいと思います。

 

夜間に「ウキ釣りでヤリイカを釣りたい!」と思っている初心者さんは「電気ウキ」や「エサ巻きテーラ」を用意しましょう。

電気ウキを使用することで暗い時間帯でも「ヤリイカの反応(アタリ)」を目視で感じ取れます。

エサ巻きテーラーにはささみやキビナゴといった生エサを組み合わせると◎です。

 

ヤリイカは警戒心が強いです。

ですが海底付近では警戒心が薄くなり、安心して捕食行動を取ることもあります。

 

これからウキ釣りでヤリイカを狙う際は、ウキ下(ウキ止めからハリまでの距離)を長めに設定して海底付近を狙いましょう!

海底付近を狙うことで、効率よく釣果を伸ばすことができますよ。

 

【ウキ釣りで使用する釣具まとめ】

  • 磯竿(2号〜3号/5m前後)
  • スピニングリール(2500番〜3000番程度)
  • ナイロンライン(2号〜3号)
  • ウキ止め糸
  • ウキペット
  • シモリ玉
  • ウキ(2号〜5号程度)
    ※夜釣りなら電気ウキがおすすめ
  • ウキペット
  • からまん棒
  • 中通しオモリ(3号程度)
  • サルカン
  • フロロカーボンハリス(2号〜3号程度)
  • エサ巻きテーラー(2号〜3号程度)

 

おすすめのウキ釣り仕掛け

おすすめのウキセットをご紹介していきます。

これからウキ釣りを始める釣り人さんは必見です!

 

イカ釣 エサ巻キテーラ 電気ウキセット(ヤマリア)

「イカ釣 エサ巻キテーラ 電気ウキセット(ヤマリア)」を道糸に結ぶと、すぐにウキ釣りをスタートすることができます。

釣り場に着いたら道糸に仕掛けを結び、スナップにウキを取り付けて準備完了です。

 

「イカ釣 エサ巻キテーラ 電気ウキセット(ヤマリア)」の魅力は8mの道糸が付いてくることでしょう。

長い道糸が付いてくるので「深い水層(タナ)」まで探りを入れることが可能になります。

ヤリイカは海底付近で捕食行動を取ることが多いという習性を活かして、初心者さんも釣果を伸ばしてくださいね。

 

エサ巻きテーラにはM3サイズが付属してきます。

オールラウンドに使うことができるので、初心者さんでも快適にイカ釣りを始められますよ。

磯竿やコンパクトロッドでも扱えることも嬉しいポイントです。

 

ヤリイカ釣りの仕掛け③:胴付き仕掛け

ヤリイカ釣りの仕掛け③として「胴付き仕掛け」についてご紹介です。

初心者さんにもわかりやすく「胴付き仕掛けの概要」についてまとめたので、まずは全体把握をしましょう。

 

胴付き仕掛けの概要

船釣りでヤリイカを釣るときは、プラヅノや浮きスッテを用いた「胴付き仕掛け」で狙うのが一般的です。

もちろん「プラヅノ」「浮きスッテ」「胴付き仕掛け」は堤防からも使用できます。

ヤリイカ釣りを始めようとお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

「プラヅノ」「浮きスッテ」「胴付き仕掛け」って聞き慣れない初心者さんも多いのではないですか?

少しでも深く理解してもらいたいので「プラヅノ」「浮きスッテ」「胴付き仕掛け」の用語解説を下記にまとめました。

 

【用語解説】

胴付き仕掛け:複数の釣り針が並んだ仕掛けのことで、重めのオモリを使うので「底付近」を狙いやすいことが特徴です。

プラヅノ:イカ釣り用の釣り針のことで、イカが乗りやすいようにな工夫が施されていることが特徴です。

浮きスッテ:イカを狙う時に使用するルアーのことで、浮力があり(比重が軽く)水中でフワフワ漂うことが特徴です。

 

胴付き仕掛けは釣り糸が長く、針り針数も多いので、快適に扱うには慣れが必要になります。

扱いに慣れない方はトラブルを減らすことを優先し、釣り糸が短く、針り針数が少ない胴付き仕掛けを選ぶのが◎です。

 

初心者さんは、ぜひ「3本針」「1m程度」の胴付き仕掛けを準備しましょう!

汎用性が高いので、効率よくヤリイカを釣ることが可能です。

 

プラヅノやスッテで釣果を伸ばすコツは「カラー」「サイズ」をローテーションすることです。

ローテーションを繰り返すことで必ず「ヒットパターン」を見つけることができます。

ヒットパターンさえ把握してしまえば、初心者さんでも釣果を伸ばせること間違いなし。

 

定番カラーの「赤白」「赤緑」からイカ釣りをスタートしてみて、イカの活性、水深、天候によって効果的に使い分けていくと◎です。

活性が高いと感じたら「明るい色」「蛍光色」が効果的ですし、活性が低いと感じたら「落ち着いた色」「自然色」を選んでみてくださいね。

 

【胴付き仕掛けで使用する釣具まとめ】

  • ヤリイカ専用ロッド・汎用船竿(2m前後/オモリ負荷100号前後)
  • 中型電動リール
    ※ライトタックルなら小型電動リール・カウンター付きの手巻きリールでも可
  • PEライン(3号〜5号/200m以上)
    ※ライトタックルならPEライン2号も可
  • スッテ各種orプラヅノ各種
  • イカ胴付き仕掛け(4本〜6本針/6m〜10m程度)
  • オモリ(60号〜150号)
    ※遊漁船ごとに異なります

 

おすすめの胴付き仕掛け

おすすめの胴付き仕掛けをご紹介していきます。

これから胴付き仕掛けを使うイカ釣りを始める方は必見です!

 

イカ釣プロサビキ SKO(ヤマリア)

イカ釣プロサビキ SKO(ヤマリア)は駿河湾で人気の「さかな針KA」と「スッテ」が付属している胴付き仕掛けです。

釣り針は6本仕様で、仕掛全長8.4mになります。

ヤリイカに効果的なアピールで誘いを入れましょう!

 

ヤリイカ釣りの仕掛け④:イカメタル

ヤリイカ釣りの仕掛け④として「イカメタル」についてご紹介です。

初心者さんにもわかりやすく「イカメタルの概要」についてまとめたので、まずは全体把握をしましょう。

 

イカメタルの概要

イカメタルとは鉛製のルアー(メタルスッテ/鉛スッテ)などを使いイカ(ヤリイカ、スルメイカ、ケンサキイカなど)を狙う大人気な釣り方です。

主にケンサキイカを狙うことが多いですが、ヤリイカを釣る際も同じタックルを流用して使うことができます。

 

ヤリイカは海底付近に生息しているので、ケンサキイカを狙うよりも重い「メタルスッテ/鉛スッテ」を準備しましょう!

 

イカメタルの魅力として、軽量でシンプルな「タックル」と「高いゲーム性」の2つが挙げられます。

繊細なヤリイカの反応(アタリ)を正確に感じ取り、精密なタックル操作を行わないと手元までヤリイカを連れてくることが難しいです。

 

イカ釣り入門としてはハードルが高いですが、ヤリイカとの掛け合いが多くの釣り人を魅了していることも事実だと思います。

 

イカメタルでヤリイカを狙う際は「メタルスッテ/鉛スッテ」や「ドロッパー」のサイズやカラーを上手にローテーションすることがコツです。

定番かつおすすめカラーとして「赤緑」「赤白」があるので、ルアーや仕掛けを揃える際の参考にしてみてくださいね。

 

さまざまな誘い方を試しながら「ヤリイカの反応(アタリ)」を探ることも釣果を伸ばすコツだと言えます。

ヤリイカが好む誘い方は、釣竿を軽くシャクルことで「メタルスッテ/鉛スッテ」や「ドロッパー」を持ち上げ、その後テンションフォールさせるのがベストな誘い方です。

 

シャクリ動作、ルアーや仕掛けの動きが止まった瞬間、ヤリイカが反応してくることが多いです。

鉛製ルアーにアクションを加える際は「動きの停時間」を意識すると◎

いままで釣れなかったイカ類がヒットするかもしれません!

 

【イカメタルで使用する釣具まとめ】

  • イカメタル専用ロッド(6ft/Mクラス程度)
  • カウンター釣りベイトリール
    ※スピニングリールでも可
  • PEライン(0.6号号前後/200以上)
  • フロロカーボンリーダー(3号前後・1ヒロ程度/約1.5m)
  • ドロッパー・エギ・スッテ・プラヅノなど
  • 鉛スッテ(10号〜30号程度)

 

おすすめのスッテ

おすすめのスッテをご紹介していきます。

これからイカメタルを始める釣り人さんは必見です!

 

エサ巻きエギ 早福型 M号(キーストン)

エサ巻きエギ 早福型 M号(キーストン)は「ささみ」「キビナゴ」といったエサを巻きつけて使用します。

生エサが猛烈にヤリイカにアピールするので、アタリを出しやすく初心者におすすめしたいタイプのエギです。

 

スッテよりも手返しは悪くなりますが..。

擬似餌では演出できない、本物の「臭い」「味」を屈指して釣果を狙いましょう!

 

基本的なヤリイカの釣り方は?

基本的なヤリイカの釣り方についてご紹介です。

この見出しでは初心者さんにおすすめしたい「ウキ釣り(エサ巻きスッテ使用した)」を例に挙げせてもらいました。

 

まずは「誘い方」からまとめていきます。

ヤリイカの反応(アタリ)がない時は、ウキ下の長さを調整して「水層(タナ)を広く探ること」を意識してみましょう!

基本的にヤリイカをウキ釣りで狙う際は「深層(海底付近)」を狙うのがおすすめです。

 

釣竿を大きくあおることも効果的です。

釣竿をあおるとエサ巻きスッテに巻かれている餌が動き、ヤリイカの捕食スイッチを刺激してくれます。

ヤリイカの食い気を促すことで、初心者さんでも「釣果」を伸ばせるでしょう。

 

続いて「ワンポイントアドバイス」をご紹介です。

ヤリイカは食いついた餌をすぐに手放しません。

危険を感じたら餌をすぐに手放すアオリイカと大きく異なるポイントなので、釣り知識として押さえると◎

 

話を戻しますがヤリイカは餌を手放さないので、釣り針を掛けるのは意外と簡単です。

ですが、海からヤリイカを抜き上げるタイミングで「身切れ(イカから針が外れること)」することが多いので注意。

 

注意して、ヤリイカを丁寧に取り込むことでバラした(逃した)時の「悔しい気持ち」を味合わずに済むかもしれませんよ。

特に大型のヤリイカを取り込むのは難しいので「玉網(たまあみ)」を使って丁寧に取り込みましょう!

※玉網とは、柄がついた丸い網のことを言います。

 

続いて「安全性」についてまとめます。

堤防でヤリイカを狙う際は安全性を確保するために「救命具」「滑止履物」「帽子」「偏光グラス」の着用を推奨します。

楽しいイカ釣りをしているのに「落水」「転倒」「日焼け」「熱中症」に怯えたくないですよね。

 

最後に「情報の重要性」を解説です。

釣果を伸ばすには「釣り場(現地)の情報」を入手することがとっても重要になります。

 

「釣果情報は?」「釣れる仕掛け?」「おすすめのエギや餌は?」などの疑問を解決しておくと◎

釣行前にインターネットで検索したり、釣具店に足を運び直接情報を入手するのもいいですね。

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