釣り方

堤防におけるアオリイカの釣り方やポイントは難しくない!初心者アングラーにおすすめなエギングも解説!

エギングを始めてアオリイカを釣ろう!

アオリイカを狙うエギングを始める前に、初心者さんに押さえてもらいたい知識があります。

それは「アオリイカの習性」です。

 

アオリイカの棲家、釣れる時期や釣りやすい条件をご存知でしょうか?

上記に挙げたような「アオリイカの習性」を知るだけで「釣果」を伸ばすことは可能です。

これからエギングを始める人は必見すべき内容なので、ぜひチェックしてみてください!

 

アオリイカの棲家は?

まずは「アオリイカの棲家」からご紹介します。

結論から言いますとアオリイカは、「藻」や「岩」といった障害物の物陰を棲家にしています。

なぜアオリイカは障害物の物陰に隠れたり、潜むことが多いのでしょうか?

 

海の世界では「身を隠して獲物に襲いかかること」がセオリー。

アオリイカにとって「藻」や「岩」といった物陰は絶好の隠れ場所となり、効率よく餌(小魚など)を捕食することができるんです。

 

釣り人さんはアオリイカが潜む「藻」「岩」の物陰をピンポイントで見つけ、重点的にエギで探りを入れましょう。

確実にアオリイカ釣りで釣果を伸ばすことに繋がります。

絶好のポイントを発見したら、腰を落ち着け、丁寧にエギを用いてアプローチを繰り返してくださいね。

 

アオリイカの棲家の見つけ方は?

初心者さんの中には「海底の情報はどうやって把握する?」「藻や岩の見つけ方は?」など疑問を感じている人もいるかと思います。

目に見えない海底の情報は「エギ(擬似餌)」に任せて丁寧に探りを入れると◎

 

エギはエギングに欠かせないルアー(擬似餌)のことを言い、海底まで沈むセッティングをしています。

この水面に浮き上がってこないエギの特性を上手に利用することで「海底の情報」を少しずつ把握してくんです。

 

釣り場に着いたら、まず「海底(ボトム)」までエギを落とし込んでください。

海底(ボトム)までエギが沈んだらリールハンドルを巻き、少しずつ「ズル引き(ゆっくりルアーを引き寄せること)」で回収してきましょう。

エギを回収していて「何かに当たった?」と感じたら、釣竿(ロッド)立てながら、エギを回収しきってください。

 

エギを手元まで回収できたら「カンナ(エギの先端に付いている針)」をチャックします。

「カンナに藻が付いている=藻場」「カンナの角度が変化している=岩場(藻より硬いため)」が海底に存在しているという判断をすることが可能です。

 

上記のように海底(ボトム)の地形変化を少しずつインプットしてくことで、アオリイカが潜んでいるポイントを把握していきましょう!

 

海底(ボトム)の探検をしていて、いきなり「アオリイカが釣れた!」と釣果が出るパターンもあります。

アオリイカが釣れなくても「今日は釣れないのかな?」「アオリイカが回遊していない?」と不安な気持ちにならなくて大丈夫です。

「釣れない時間帯=丁寧にアオリイカの居場所を探索できる時間」なので、海底(ボトム)の状況を丁寧に把握してください。

 

そして「アオリイカが潜んでるかも!」「釣れそう!」と感じるポイントを発見したら、エギを用い徹底的に攻める展開に移行すると◎

エギでピンポイントを狙い撃ち続けことで、一気にアオリイカが釣れる確率が高まること間違いなしですよ。

 

アオリイカの居場所を絞り込むことが重要?

アオリイカが潜んでいる居場所を絞り込まず、イカ釣りをしている方は意外と多いです。

闇雲にエギを前方にある海へキャストしても、アオリイカを釣ることは難しいと思います。

 

少しだけ釣れない時間を耐え抜く必要がありますが、初心者さんでも「海底(ボトム)の情報」を把握するという手間を加えることで「釣果」を伸ばせます。

 

アオリイカが釣れた瞬間にエギングという釣り方の「奥深さ」「楽しさ」「魅力」が理解できるでしょう。

 

アオリイカの生態について

アオリイカは餌(小魚など)をものすごくよく食べる生き物です。

アジやイワシなど小魚が主食で、手足で器用に絡め取り、鋭いクチバシのような歯でボリボリ食べてしまいます。

餌が豊富に生息しているポイントに寄り付く習性があるので、アオリイカを狙う際の参考にしてくださいね!

 

調査したところ面白いエピソードを見つけました。

ある釣り人がアジングをしているときに起こったエピソードです。

 

アジがルアーに掛かった途端、いきなり障害物に身を潜めていたアオリイカが横から飛び出してきたそう。

飛び出してきたアオリイカにほんの一瞬アジが抱き付かれました。

アジを回収して後頭部辺りを確認したところ、ごっそり無くなっていたみたいです!

 

アオリイカの噛む力が相当強いこと。

そしてアオリイカが食欲旺盛なことが伝わる面白いエピソードです。

面白い瞬間に出会えることもアオリイカ釣りの魅力だと思います。

 

エギング入門には「堤防」がおすすめ!

「エギングを始めたい!」と考えている初心者さんもいるかと思います。

まだ釣り場を決めていない初心者さんは、ぜひ「堤防」で行うエギングにチェレンジしてみましょう!

 

堤防って潮の流れに変化があるので、アオリイカの「餌(小魚やプランクトンなど)」が集まりやすいんです。

また足場が良いので安全性が高く「落水」「転倒」といったトラブルが少ないことも魅力と言えますね。

 

堤防で快適にエギングを楽しんだり、釣果を伸ばしたい人はあらかじめ「釣り場情報」を入手してから、釣果実績のあるポイントに出かけてください。

 

入手するべき「釣り場情報」としてアクセス方法、駐車場の有無、釣り場のルールやマナー、釣果情報などが挙げられます。

また釣行日の天気や潮汐情報を把握しておくのもいいですね。

 

釣り雑誌やインターネットが、一般的な情報の仕入れ先になります。

車などの交通手段をお持ちの方は、釣具店に足を運び、現地のスタッフさんから情報収集するのも◎です。

 

ワンポイントアドバイス

アオリイカは堤防に釣り上げられたり、掴まれるなどストレスを感じた途端「スミを吐く」ことが多いです。

不意なアクシデントということもあり、堤防の上にはアオリイカが吐いたと思われるスミの跡が残っている場合があります。

 

この「スミの跡」が多いほど「この場所でアオリイカが釣れていた!」「よく釣れるポイントなのかも!」と大いに期待してくれてOKです!

環境や季節で異なりますが、スミ跡に触れてみて付着するなら「3日以内」にアオリイカが釣れている可能性があります。

 

堤防でチェックするべきポイント3選

それでは、堤防でチェックするべきポイント3選についてご紹介です。

下記にこれから紹介する「チェックポイント3選」についてまとめたので、まずは全体把握をしてみてください。

 

【チェックポイント3選】

  • 堤防の先端
  • 海藻(かいそう)
  • エサ(小魚など)

上記の「チェックポイント3選」を読んでみて気になるポイントはありましたか?

次回の釣行時から役に立つ情報だと思います。

初心者さんは、ぜひ参考にして「釣果」を伸ばしてくださいね。

 

ポイント①:堤防の先端は?

アオリイカは同じ場所にずっといるわけではありません。

アオリイカは餌を求め群れで回遊しますし、繁殖に適した場所を求めて移動を繰り返します。

 

堤防の先端は潮通しが良いのでアオリイカの餌となる生き物が豊富に生息しています。

この餌を捕食しようと堤防の先端はアオリイカの通り道になることが多いので、エギングをするのに最適なポイントだと言えますね。

 

また足場がちゃんとしているので、安全性が非常に高いんです。

初心者さんでも有利かつ安全にアオリイカ釣りを楽しめるので、ぜひ釣り場選びの参考にしてください。

 

腰を据えてアオリイカを狙う必要性がある日でも、広範囲を狙える堤防の先端付近はおすすめですよ!

万が一釣れなくても粘っていたら、釣果が出ることもあるでしょう。

 

ポイント②:海藻(かいそう)があるか?

アオリイカは海藻(かいそう)のあるポイントを好む習性があるので「モイカ」と呼ばれています。

海藻や海草が密集している「藻場(もば)」には餌が豊富に集まりますし、捕食者から身を隠すのに最適なんです。

またアオリイカは栄養豊かな海域の藻場(もば)を産卵場所として好んで選びますよ!

 

ポイント③:エサ(小魚など)は泳いでいる?

春など暖かくなる時期に入り、海水温が16度前後になると小魚が活発に動き始めます。

小魚が活発になると捕食しようとアオリイカの活性が高まることはイメージしやすいですね。

 

潮の流れが良い堤防にはアオリイカが好んで食べる小魚が多く集まります。

万が一、堤防の上から水中を覗いてみて「小魚がいない!」「全く生命感がない!」と感じた際には、釣り場を移動するのがいいかもしれません。

 

アオリイカを釣りやすい条件3選

それでは、アオリイカを釣りやすい条件3選をご紹介です。

下記にこれから紹介する「釣りやすい条件3選」についてまとめたので、まずは全体把握をしてみてください。

 

【釣りやすい条件3選】

  • 朝と夕方のマズメ時
  • ナギ(凪)の日
  • 満月前後の大潮まわり

上記の「釣りやすい条件3選」を読んでみて気になるポイントはありましたか?

まずは釣りやすい条件①として「朝と夕方のマズメ時」について解説です。

 

釣りやすい条件①:朝と夕方のマズメ時

アオリイカを釣りやすい条件として「朝と夕方のマズメ時」が挙げられます。

朝のマズメ時とは、日の出前(1時間程度)の薄暗い時間帯をイメージしてくれてOK。

また夕方のマズメとは、日の入りの前後(1時間程度)の時間帯を指します。

 

朝マズメ、夕マズメともに魚が活発になるので「釣りやすい時間帯」として知られています。

魚だけでなくアオリイカも同じように活性が高まり、盛んに餌を捕食するので「釣果」を伸ばしやすいですよ!

 

アオリイカは餌を求めて回遊する習性があります。

マズメ時という「チャンスタイム」が落ち着いても気を緩めないことが大切です。

ある程度時間が経ち、日が上がったタイミングでも、アオリイカは堤防の周辺に回遊してくることがあります。

 

1日を通して何度かアオリイカが釣りやすい「チャンスタイム」があるので、初心者さんは定期的に同じ釣り場(ポイント)に入ることを心がけてくださいね。

 

釣りやすい条件②:ナギ(凪)の日

アオリイカを釣りやすい条件として天候が「ナギ(凪)の日」であることが挙げられます。

ナギ(凪)の日って波風が穏やかな状態なので、波がなくなり水面が静かなんです。

アオリイカが浅瀬に近づきやすくなるので、堤防から釣果を期待できますよ!

 

反対に海が荒れている場合は、釣果を期待することができません。

海底の砂が舞い上がりますし、海藻があおられるのでアオリイカが浅い場所に近づけないんです。

 

ほかにも強風時は釣り糸(ライン)があおられるのでエギを上手にコントロールできません。

アオリイカの反応(アタリ)も感知しずらいので、釣果を伸ばしにくいんです。

 

穏やかな風が吹く状況下なら、風向きの変化によって水の動きが変わりることがあります。

水の動きが変わることで、アオリイカがいきなり釣れ始めることがあるんです!

 

釣りやすい条件③:満月前後の大潮まわり

アオリイカを釣りやすい条件として「満月前後の大潮まわり」が挙げられます。

堤防に釣りに行く前には、あらかじめ潮まわりを確認しておくと◎

 

春のアオリイカは「満月の大潮」のタイミング前後で産卵をするんです。

満月の大潮というタイミングで起こる潮の動き、水温の変化、月の光などが影響してアオリイカの産卵行動を促すと考えられていますよ。

 

アオリイカは産卵するタイミングで浅場にやってくる可能性が高いです。

これは藻場や岩場といった産卵に適した環境が浅場に集中しているからになります。

 

また、1日釣りをする時は「潮流の変化(向きや速さ)」に注意しましょう!

潮流の変化ってアオリイカの動きや餌の移動に大きく影響するので、釣果を左右する大切な要素なんです。

もし「アオリイカが釣れないな〜」と感じた際には、潮の向きや速さに変化のあるポイントを集中的に探ってくださいね。

 

アオリイカの釣り方は?
必須テクニック「シャクリ」を習得しよう!

それでは、必須テクニック「シャクリ」についてご紹介です。

アオリイカの釣り方において欠かすことのできないロッド操作なので、初心者さんは必ず押えましょう!

 

まず下向きに釣竿(ロッド)を構えます。

その後、釣竿を下から真上に持ち上げてください。

釣り糸(ライン)が引っ張られるので、海底(ボトム)付近に落とし込んだ「エギ」がジャンプしたかのように飛び跳ねます。

 

シャクリによって舞い上がったエギは、再び海底(ボトム)に向かい沈みますね。

エギがゆっくり沈む様子に、アオリイカが魅了され抱き付いてくるんです。

ルアーが沈むことを「フォール」と呼ぶのですが、このフォール中にアオリイカがヒットする確率が高くなります。

 

エギングにおいてシャクリが必須スキルと呼ばれる理由が存在します。

アオリイカが潜む藻場やボトムにある岩礁や消波ブロックなど地形変化付近を重点的に探れることが理由です。

すぐにアオリイカが釣れなくても、上記の場所を狙い粘って釣りをすることで釣果を上げられるかもしれません。

 

シャクリというロッド操作をマスターすることがエギング上達の近道です。

釣行を重ねるごとに、必ず上達できるテクニックなので、初心さんは焦らず丁寧に習得していきましょう!

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