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岸からカワハギは狙える?釣れる時期と釣れる場所を解説
それでは、岸からカワハギが「釣れる時期」と「釣れる場所」を解説していきます。
岸からカワハギを狙う人必見の内容です。
釣期について|カワハギを岸から狙うなら夏と秋がおすすめ
カワハギの印象として「船から釣り上げる!」というイメージを持つ方は多いかもしれません。
実際にはカワハギって岸から狙えますし、釣ることができる魚なんです。
これから「岸でカワハギを釣りたい!「堤防でカワハギ釣りを楽しみたい!」と考えている人には、夏〜秋の時期に始めることをおすすめします。
夏場(特に7月~8月)のカワハギって身が締まってとても美味しいです。
しかも、夏場の岸釣りは初心者さんでも比較的釣りやすいと思いますよ。
秋場(特に10月~11月)のカワハギは冬に備えて餌を荒食いするタイミングです。
初心者さんでも「数釣り」を期待できるので、ワクワクドキドキしながらカワハギ釣りを楽しめること間違いなし!
水温が下がる時期(冬場など)のカワハギは、深場に移動する傾向があります。
初心者さんが岸から深場にいるカワハギを狙うのは難しいかもしれません。
もちろん仕掛け、エサ、釣り方を工夫することで、真冬でも陸や岸沿いからカワハギ釣りを楽しむことは可能です。
カワハギが好んで生息するポイントは?
カワハギが好んで生息するポイントについて解説です。
カワハギが好むポイント:岩礁(がんしょう)と砂地(すなち)が隣接する場所
カワハギは岩礁(がんしょう)と砂地(すなち)が混ざり合う環境を好んで生息する魚です。
岩礁(がんしょう)とは、海の中にある大きな岩のことを言います。
また砂地(すなち)とは、砂で覆われている海底のことです。
ほぼ全ての釣り場で「カワハギが岩礁と砂地が混ざり合う環境を好むこと」は言える共通事項になります。
色々な釣り場でカワハギ釣りを効率よく釣りたい初心者さんに、必ず押さえてもらいたい釣り知識です。
海中で岩場が密集している岩礁帯の中に砂地がスポット的にある環境でも、カワハギを釣ることはできるのですが..。
砂地が広がる海底に点在している岩礁の周りに生息してるカワハギを狙う方が簡単に釣ることができるでしょう!
カワハギにとって餌を捕食しやすい環境ですし、隠れやすい環境なのでカワハギの警戒心が薄れるのかもしれません。
カワハギが好むポイント:堤防の基礎まわり(堤防を支える基礎部分と、その周辺地盤)
カワハギを堤防で釣る際は、足元を狙うのがおすすめ。
カワハギは構造物の影を好む魚です。
堤防の足元には敷石など障害物が多くあり、カワハギが身を隠すのにバッチリ。
カワハギが好んで捕食する小さな甲殻類、貝類、ゴカイ類などがたくさん存在していることも、堤防の足元にカワハギが生息している理由のひとつです。
サビキ釣りやフカセ釣りを楽しむ釣り人が多い堤防もおすすめになります。
なぜなら、サビキ釣りやフカセ釣りで「集魚効果」「定着効果」を期待して使用される「コマセ(撒き餌)」にカワハギが引き寄せられるからです。
カワハギがたくさん泳いでいる堤防なら、初心者さんでも簡単にカワハギを釣ることができるでしょう!
カワハギが好むポイント:養殖生け簀(ようしょくいけす)周り
カワハギが好むポイントとして「養殖生け簀(いけす)が多い湾内」が挙げられます。
養殖生け簀(いけす)とは、漁獲した魚介類や稚魚を飼育する施設のことです。
養殖生け簀(いけす)の周りにはカワハギの餌となる甲殻類、貝類、ゴカイ類などが豊富に生息しているんです。
餌が豊富に生息してる環境には、カワハギが集魚していることはイメージしやすいですね。
養殖生け簀(いけす)周りにいるカワハギを狙う際に、必ず注意してもらいたいポイントがあります。
それは「養殖生け簀(いけす)に仕掛けを絡ませないこと」です。
養殖生け簀(いけす)を管理している養殖漁師さんが、絡まった仕掛けの存在に気づけないかもしれません。
釣り針に引っ掛かり「大怪我」をしてしまうといったトラブルが起こり得るんです。
このようなトラブルは実際に起こることなので、釣り人のマナーやルールとして把握しておくと◎です。
遠目の養殖生け簀(いけす)を投げ釣りで探る時はいちだんと気を引き締めましょう!
遠投をする必要がある投げ釣りは、気を抜くと狙った場所に仕掛けを届けることができませんからね。
陸からカワハギを狙う釣り方は?
探り釣りについて|胴突き仕掛けを使おう!
エサ取り名人カワハギを狙うなら「専用の胴突き仕掛け」が推奨!
陸からカワハギを狙う時は「専用の胴突き仕掛け」を使用するのがおすすめです。
カワハギはホバリングをしながら、餌を吸ったり吐いたりして食べる習性がある魚になります。
餌だけを器用に吸い込むので、なかなか釣り針に掛けることが難しいんです。
※ホバリングとは水中で静止したり、上下左右に自由に動く独特の泳ぎ方を言います。
カワハギの小さなアタリを敏感に感知できる「カワハギ専用仕掛け」を使うことで、効果的にカワハギに釣り針を掛けることができます。
船用の仕掛けでも構わないので、できるだけ「カワハギ専用」のものをご準備ください。
通常の胴突き仕掛けでは見逃してしまう、微妙なアタリを逃さず掴みにいきましょう。
陸からカワハギを狙う際には、穂先が柔らかく短い釣竿を選ぶのが最適です。
穂先が柔らかいのでカワハギの微細な動きを感じ取りやすく、短いので素早いアワセができますよ。
販売されている種類は多くないですが「カワハギ竿(堤防専用)」も販売されています。
胴付仕掛けで堤防からカワハギを狙う際はイカダ竿、ヘチ竿、アジングロッドで代用することができるんです。
これらの釣竿をすでにお持ちの方は、ぜひカワハギ釣りにチャレンジしてみましょう!
【道具立ての目安】
- 釣竿:カワハギ竿(堤防用)、イカダ竿、ヘチ竿、アジングロッド
- リール:小型ベイト(両軸)リール、2500番前後のスピニングリール
- 道糸:PEライン(0.5号から2号程)
- 仕掛け:カワハギ専用胴突き仕掛け(船用でも問題なし)
- オモリ:5号~10号程度(水深に合わせて選びましょう)
ツインカワハギ(オーナー)
ツインカワハギ(オーナー)はカワハギ専用胴突き仕掛けになります。
極端に短いハリスとツインフック(2本の釣り針が1つにセットされたフック)が特徴的です。
カワハギの繊細なアタリが手元に伝わりやすく、針掛かりが良いのが嬉しいポイント!
カワハギ釣りに不慣れな初心者さんでも、扱いやすい仕掛けだと言えますね。
【ツインカワハギ(オーナー)の商品詳細】
- 全長:70cm
- ハリス長:5mm
- サイズ:SS、S、M、L
- 入っいる数:2セット
カワハギの定番餌はアオイソメとオキアミ!虫が苦手な人はアサリや赤貝でもOK!
胴突き仕掛けを使いカワハギを狙う釣り方では「アオイソメ」「オキアミ」を定番の餌として使用します。
アオイソメは釣り針の大きさに合わせてカットして使うのがおすすめです。
カワハギの小さい口でも吸い込みやすくなるので、釣果に繋がること間違いなし。
集魚力の高いオキアミを使用する釣り人も多いです。
見た目もキツくないので、虫が苦手な方でも扱いやすいと思います。
またオキアミは撒き餌としても使えるので便利です!
「虫が苦手..」「生きた餌はちょっと..」と感じる人もいるかと思います。
カワハギを狙う際は「アサリ」や「赤貝」を使用しても釣果を伸ばせますよ!
アサリや赤貝などはカワハギの食欲を効果的に刺激してくれるんです!
これなら虫が苦手な人でも安心して釣りを楽しめますね。
エサ持ちが良いことも魅力的なポイントです。
カワハギや釣り場の状況に合わせて、餌を調整するために2種類以上の餌を用意しておくといいでしょう。
カワハギに餌を取られる=チャンス到来
胴突き仕掛けは堤防際の海底まで沈めて使用します。
釣り竿を使い5cm〜10cm程度仕掛けを上下させ、海底にオモリを叩きつけながらカワハギを誘いましょう!
釣り糸を張ったり緩めることでカワハギの興味を惹き、釣り針と餌を一緒に「スパッ」と吸い込むような深いアタリを誘発してくださいね。
誘いを繰り返していて、餌がカワハギに取られ始めたらチャンス到来です!
高確率でカワハギが足元に寄っている可能性があります。
餌を食べられたことを知った瞬間は「カワハギにしてやられた!」と思うかもしれませんが、これからは「餌が取られる=チャンス到来」と考えてくれてOKです。
餌が仕掛けに付いているかを確認するために、こまめに仕掛けを回収することが大切。
カワハギのアタリがない場合「10分~15分程度」を目安に仕掛けを回収する。
カワハギのアタリを感じる場合は、アタリを1回~2回感じたらすぐに仕掛けを回収しましょう!
投げ釣りについて
天秤仕掛けについて
カワハギを狙う投げ釣りは「堤防」や「サーフ」はもちろん、沖が砂地の場合「磯」でも楽しむことができます。
投げ釣りに使用する仕掛けはオーソッドクスな「2本針の天秤仕掛け」でOKです。
天秤仕掛けはトラブルが少ないので、初心者さんでも扱いやすいと思います。
また釣り針には細身の「狐針(キツネハリ)」がおすすめです。
狐針(キツネハリ)は軽くて口が小さい魚でも吸い込みやすいので、カワハギを狙う際もしっかりと食わせることが可能になります。
口に釣り針が刺さりやすいといったメリットもありますよ!
ルアータックルを用いてちょい投げ釣りを行うなら「胴突き仕掛け」使ってもカワハギを狙うことができます。
足元にいるカワハギを効率よく狙っていきましょう!
【道具立ての目安】
- 釣竿:4m前後の投げ竿(オモリ負荷20号〜30号)・シーバスロッドなど
- リール:投げ釣り用スピニングリール(大型スピニングリール)・3000番〜4000番のスピニングリール
- 道糸:PEライン1号〜2号(強度を考慮すると1.5号以上が◎)
- リーダー:ナイロンライン(14lb〜16lb)、フロロカーボンライン(2号〜3号)
- 力糸:調査中
- 天秤:遊動天秤(20号〜30号)、L型天秤、ジェット天秤(根掛かりが不安な場合)など
- 仕掛け:2本針仕掛け(狐針がおすすめ)
簡単 堤防ちょい投げカワハギ(がまかつ)
「簡単 堤防ちょい投げカワハギ(がまかつ)」はカワハギ専用胴突き仕掛けです。
堤防からちょい投げ釣りを楽しみたい時に大活躍してくれます。
全長は65cmということもあり、エギングロッドやシーバスロッドでも投げることが可能です。
カワハギでも吸い込みやすい「狐針」が付属してくることも嬉しいポイント。
初心者さんでも扱いやすい仕掛けと言えますね。
また「五目釣り」を楽しむことができるので、カワハギ以外の魚を狙いたいときも◎
遠投性に優れた餌(アオイソメや本虫がおすすめ)を使用しよう!
投げ釣りは仕掛けを沖に投げ込む釣り方です。
思いっきり仕掛けを投げるので餌の「針持ち」がとても重要。
針持ちとは餌が釣り針に付いている状態をどの程度長く維持できるかを表す指標です
針持ちの良い餌として「アオイソメ」や「本虫」が挙げられます。
別名「岩イソメ」「マムシ」と呼ばれる本虫は、強烈な臭いを放ちます。
この臭いが高い集魚効果を生み出し、カワハギを多く、速く集めることが可能です。
アオイソメより高額ですが、カワハギ釣りで実績の高い定評のある釣り餌なので興味のなる方は、ぜひ購入を検討していましょう!
おすすめは引き釣り!置き竿をする時はこまめに餌をチェック!
投げ釣りでカワハギを狙う場合「置き竿」「引き釣り」どちらでも楽しむことができます。
置き竿とは「アタリを待つ」釣り方のことです。
釣竿を立てたり、寝かせたり、竿受けに掛けることで「カワハギのアタリ」を待ち続けます。
引き釣りは仕掛けを沖に投げて、ゆっくりとリールハンドルを巻きながら魚を探す釣り方です。
個人的には釣果を伸ばしやすい「引き釣り」をおすすめします。
広範囲をスピーディーに探れる引き釣りは、カワハギの群れを効率よく探ることが可能です。
一方で、置き竿はカワハギのアタリに気付けないと、餌を吸い込まれたことに気がつけないことが多々起こります。
置き竿でカワハギを狙う際は、必ずこまめに「餌の有無」を確認するのがコツです。
エサがない場合、新しく「本虫」「アオイソメ」をセットした仕掛けを海に投げ入れてくださいね。