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釣りの基本をご紹介|最低限の知識はこれだ!
釣りには、さまざまな種類が存在しています。
具体的には海釣り、川釣り、磯釣り、船釣り、投げ釣りなどです。
今回の記事でピックアップしていく「海釣り」とは、タックル(釣り針・釣り糸・リールなど)などの道具を用いて海水魚を釣ることを言います。
そんな海釣りって大きく分けると「沖釣り」「波止釣り」の2種類に分けられるんです。
それぞれの違いをざっくり解説すると「波止釣り」とは、波止(防波堤)や堤防で海釣りをすることで、足場やアクセスが良いことが魅力的。
また「沖釣り」とは、釣り船やプレジャーボートに乗り沖合に出て釣りをすることを言います。
これから釣りを始める初心者さんが、いきなり「沖釣り」「波止釣り」と言われても、「どちらの海釣りから始めるべき?」と判断が難しいですよね。
次の見出しでは「初心者さんにおすすめな海釣りについて」解説していきますよ!
初心者には「波止釣り」がおすすめ
結論から言いますと初心者さんにおすすめしたい海釣りは「波止釣り」です。
この見出しでは「なぜ波止釣りが初心者さんにおすすめなのか?」について理由をまとめていきます。
波止釣りを初心者さんにおすすめしたい最大の理由は「あなたの身近な場所で楽しめること」です。
防波堤(港など)、岸壁、海釣り公園などを釣り場として、波止釣りを楽しむことができます。
これらの場所はアクセス(車や電車がおすすめ)抜群ですし、足場が良いので初心者さんでも安全に釣りを楽しめるでしょう。
また、乗船を予約したり、船を準備する手間が必要なく、用意するべき道具や仕掛けも最低限に抑えられます。
最低限になりますが釣り竿、釣り糸、リール、仕掛け、エサ、ルアーなどを準備すれば釣り場に向かうことが可能です。
お手軽に始められるので波止釣りは、初心者さんが釣りデビューするのにもってこいの釣り方と言えますね。
ここからは「波止釣り」に焦点を絞りご説明していきます。
詳しくまとめているので、初心者さんは「釣りの腕前」を磨いて行ってください!
そもそも波止釣りとは?
波止釣りとは、波止や防波堤で海釣りをすることを言います。
もともと波止や防波堤って、海からの荒波を防ぐこと、港を穏やかに保つことを目的に築かれた堤です。
波止や防波堤は釣りをする際に「比較的安全性が高い場所」と言えますね。
こらから釣りを始める初心者さんにとって「足場が良く安全性が高い」「釣り場に車が横付けできる(アクセスが良い)」「初めてでも魚が釣りやすい」など、魅力が多いことも嬉しいポイントです。
家族連れ(ファミリー)で波止釣りを楽しんでいる人々も多く見かけますよ。
波止釣りではサビキ仕掛け、ウキ仕掛けなどで魚を狙うことができます。
実際に釣れる魚の種類が豊富でアジ、サバ、イワシ、メバル、クロダイ、メジナ、アイナメなどを狙うことが可能!
どれも美味しい魚なので、食卓に並んでいたら嬉しいですね。
初心者さんの中には「てか波止ってなんだ?」と疑問を抱いている人もいるかと思います。
波止釣りの「波止(はと)」とは、波止めや防波堤のことです。
関西では、防波堤のことを波止(はと)と呼ぶことが多いので、馴染みのない人は知識として押さえておいて下さいね。
※「波止め=防波堤」と考えてもらって問題ありません。
どちらも荒波や高波を防ぐために陸や岸から海へ飛び出した堤のことを指していますよ!
なんで初心者に波止釣りがおすすめなの?
理由を3つご紹介
それでは「なぜ初心者さんに波止釣りがおすすめなのか?」についてご紹介です。
この見出しでは、3つのメリットをご紹介します。
理由①:安全性が高い
波止はコンクリートでできていることが多く、足場が安定しています。
足場が広いですし人工的な構造物なので、家族連れの方や初心者さんでも安心して釣りを楽しめるでしょう。
また、車を近くに停められる場合が多いのでアクセスも比較的良いことも魅力的ですね。
理由②:コストが低い
波止釣りに必要となる釣り具やエサを1度購入してしまえば、しばらくは同じものを使用することができます。
エサは腐ってしまうことが考えられるので、新しいエサを準備することがおすすめです。
ですが、釣り竿やリールといった釣り道具は、同じもので何度も波止釣りを楽しむことができますよ。
釣り具に掛かるコストが低いことがメリットです。
最低限準備するアイテムとしては、釣り竿(ロッド)、リール、ライン(釣り糸)、仕掛け(釣り針やルアーなど)、エサが挙げられます。
下記に「波止釣りに必要な道具」をまとめたので、釣りを始める際の参考にして下さいね。
【波止釣りに必要な道具】
- 釣竿
- リール
- ライン(釣り糸)
- 仕掛け(釣り針やルアーなど)
- 餌(オキアミ、アオイソメ、アミエビ)
- プライヤー
- ペンチ
- 水汲みバケツ
- ハサミ
こらは余談ですが、磯や船など足場が滑りやすい場所での釣りでは「専用の靴」を準備することが必須。
釣具とは別途で安全性を高めるアイテムを準備する必要性があるんです。
波止釣りでは、足元にかかるコストを避けることも家計的には嬉しいポイントです。
もちろん、グリップ機能や防水機能のあるシューズを準備した方が快適に波止釣りを楽しむことができますよ!
理由③:美味しい魚が高確率で釣れる
波止や防波堤では、高確率で美味しい魚が釣れます。
海面近く(表層)を狙うならアジ、サバ、イワシ、サヨリ、ボラ、ハマチなどが釣れますし、中層を狙うならスズキ、ウミタナゴ、アオリイカ、メジナなども対象魚です。
海底域にいるカサゴ、コチ、メバル、アイナメ、アナゴ、キス、カレイも釣ることが可能で、本当に幅広い魚を狙えますね!
季節によって釣れる魚が異なるので、旬のお味を楽しめることも嬉しいポイントです。
初心者さんでも簡単に釣ることができて、美味しい魚として「アジ」「サバ」「メジナ」「カサゴ」が挙げられます。
初心者さんには、アジやサバはサビキ釣り、メジナはウキ釣り、カサゴは穴釣りやルアー釣りで狙うのがおすすめです。
1番簡単に魚を釣ることができるのは「サビキ釣り」で、魚が回遊しているタイミングなら「かなりの釣果(釣り結果)」を期待できます。
海釣りにおいて「魚の釣り方」をマスターするにはどうするべき?
ポイントを解説!
海でにおける魚の釣り方をマスターするには「魚が釣れやすい場所を見つけること」がとても重要です。
魚が釣れなかったという経験も必要ですが、魚が釣れたという経験からの方が多くを学ぶことができると思います。
たとえば「〇〇の工夫で魚が釣れた!」「〇〇というエサに魚の食いつきが良かった!」など、魚を釣ることでたくさんの経験値を得ることができますね!
あなたが海に釣りをしに行く際は、「魚が釣れる場所を見つけることが重要」だと言うことを常に念頭に置いておきましょう。
下記に「海で魚が釣れる場所」をまとめているので、ざっくりと釣れる場所を把握してください。
【海で魚が釣れる場所】
- よく水が流れている場所
- 地形や水の流れに変化のある場所(小さな流れ込み、海底の起伏)
- 敷石がある場所(港内角や岸壁の護岸や護岸の根元に魚は潜んでいます)
初心者さんが見落としがちなポイントは?
初心者さんは水深の浅い場所こそ「格好の釣り場(魚が釣れやすい場所)」と判断してしまうことがあるかもしれません。
たしかに魚の姿が見えているので、魚の反応を確認できますし、こちらからアプローチを仕掛けやすいです。
ですが、水深の浅い場所で魚を釣ることは難しいので注意しましょう。
こちらから魚が見えているということは、魚側からもあなたが見えていると言うことです。
「水深の浅い場所=魚を釣るのが難しい」を納得できない人もいるかと思います。
納得できない人は試しに、河口域に広がっている干潟エリア(潮の干満で干出と水没を繰り返す砂泥地の海岸地域)へ足を運んでみて下さい。
干潟エリアは、水深が浅いのでチヌ、シーバス、ボラなどの魚が悠々と泳いでいる姿が見えるかと思います。
見えている魚を狙おうと、数歩水辺に近づいてみると「サッ」と魚たちは遠くに逃げていく(移動する)はずです。
これは水深が浅いので魚が潜って逃げることができず、横に移動することであなたから距離を取っているんです。
魚が見えていても、仕掛けやルアーが届かない場所に逃げられしまったら魚を釣ることはできませんね。
魚が逃げる理由は?
では、なぜ魚が逃げるのでしょうか?
先程もお伝えしましたが、魚が逃げる理由は「人間側の姿が見えている」からです。
魚は警戒心の強い生き物なので、1度人間の存在を感知するとなかなか口を使ってくれません。
エサの付いた仕掛けを水中に投げ入れたとしても、着水音に反応して散ってしまう(逃げてしまう)こともあるくらいです。
魚に警戒心を与えないように、歩く際の音や仕掛けやルアーを投げる時の音に気を配ることはもちろん。
釣るポイントの絞り込み、ルアーや仕掛けを通すのコース、光の使い方などに工夫を加えることが重要です。
おすすめの釣り場は?
初めて釣りをする場所を選ぶときに意識しておくと良いポイントがあります。
初めての釣りをする場所を選ぶときに意識してもらいたいポイントとして「深場(水深がある場所)に隣接している防波堤や波止」を見つけることです!
深場(水深がある場所)に隣接している防波堤や波止めでの釣りは、魚に気づかれたり、警戒されてしまう確率が下がります。
魚に気づかれて警戒される前に、仕掛けやルアーを水中に投げ入れることができたら初心者さんでも「魚が釣れる確率がぐーんと高まる」こと間違いなしです。
ぜひ、深場(水深がある場所)に隣接している防波堤や波止めに足を運び、魚があなたの姿に気が付く前に仕掛けやルアーを水中に投入しましょう。
防波堤や波止は、漁港や埋立地などに設置されていることが多いです。
Googleマップなどの地図をみながら「深場に隣接している防波堤」を見つけて下さいね。
釣り場についてみて、海面上に海水の境目が現れたり、波立っていたり、筋のようなものが伸びていたら「深場に隣接している防波堤や波止だ!」と判断してくれてOK!
潮目があることが言えるので、魚が潜んでいる可能性が高いですよ。
少しでも釣果を伸ばしたい初心者さんには「人の少ない釣り場所」を見つけることもおすすめします。
人が少ないので、魚が感じているプレッシャーが低くく、エサやルアーに魚が食いつきやすいです。
初心者さんには「天秤(てんびん)付きの投げ釣り仕掛け」がおすすめ!
使いこなし方をご紹介
続いて、海釣りに必要なタックルを準備していきましょう。
タックルとは、魚を釣るために必要な道具一式のことで釣り竿(ロッド)、リール、ライン、仕掛けなどを指しています。
今回の見出しではタックルの中でも「仕掛け」についてご紹介です。
仕掛けとは、釣り針や釣り糸などで構成されていて、オモリやウキなどを組み合わせて作られています。
エサを付けた仕掛けは、釣果に大きく影響するのでとても重要ですよ!
初心者が選ぶべき仕掛けは?
初心者さんが選ぶべき仕掛けは「シンプルな投げ釣りセット(天秤付き)」が扱いやすくおすすめです。
釣り針と錘(オモリ)が付いている天秤が一緒にパックされている仕掛けが◎
天秤があることで、釣り糸と仕掛けが絡まない、魚がエサを食べた瞬間のフッキングを行いやすいといったメリットがあります。
シンプルな投げ釣りセット(天秤付き)は、釣具店やインターネットの通販サイトで販売されているので、気になる方はチェックしてみましょう!
シンプルな投げ釣りセットを使うと、波止や防波堤から沖(岸から離れた海上)まで仕掛けを投げる(キャスト)ことができるので、遠くに潜む魚を狙えます。
また、波止や堤防の足元直下に仕掛けを届けることもできるので、海底付近に潜んでいる魚を狙うことも可能です。
仕掛けの準備の仕方
まずは、仕掛けをパッケージから取り出してください。
取り出した仕掛けを釣り糸に結んだら、ほとんど準備完了です。
投げ釣り仕掛けと釣り糸の結び方にはブラッドノット、電車結び、サージェンスノット、ユニノット、クリンチノット、投げ縄結びが使われています。
海釣り初心者さんが習得するべき結び方は「電車結び」「サージェンスノット」です。
お手軽に仕掛けと釣り糸を結べるようになりますよ!
あとは、釣り針にエサを付けて、海に向かって仕掛けを投げる(キャストする)だけです。
使用するエサは?
海釣りで使用する餌には「青イソメ」「ゴカイ」などの虫エサを使うのがおすすめ。
青イソメやゴカイなど、虫エサは釣具店やエサ専門店で購入することが可能です。
虫エサは生きているので動いていたり、独特な匂いがあります。
虫が苦手な女性や子供にとって、抵抗が生じてしまうことも..。
これから海釣りを始めるなら、生きたエサを扱うことも釣りを楽しむのに必要なスキルのひとつ。
本物の虫を使う生きたエサは、匂いや動きで魚を寄せてくれますし、釣果(釣れた魚の量)を安定させてくれます。
初心者が魚の釣り方を習得するために選ぶべき「タックル」は?
仕掛けを準備することはできましたか?
続いては、仕掛けを設置するためのタックル(釣り竿、リール、釣り糸)を選んでいきましょう。
これから投げ釣りを始めるからと言って、専用アイテムを買う必要性は全くありません。
投げ釣り専用のアイテムには、投げ竿、オモリ、リール、仕掛けなどがあり、釣りに魅了されハマってから購入を検討しましょう。
コストを抑えたタックルでも、しっかりと魚を釣ることができるので安心して下さいね。
それでは、準備するべきタックルについて見ていきましょう!
準備するべきタックルは?
準備するべき釣り竿は、エギング向け2ピースロッドがおすすめ。
コンパクトに収納できるので、持ち運びにも便利ですよ。
選ぶべきエギングロッドの長さとして8ft(フィート)〜9ft(フィート)くらいが◎
重さを感じににくく、初心者さんでも使いやすいと思います。
エギングとは、エギという擬似餌(ルアー)を使用してイカを狙う釣り方です。
「擬似餌(ルアー)で使うエギングロッドをエサ釣りに使用して良いの?」と疑問を抱いた人もいるかと思います。
エギングロッドは、扱いやすいパワー設計と高い感度で万能ロッドと言われているくらいなので、エサ釣りに使用しても問題ありません。
準備するべきリールは、3000番付近のスピニングリールがおすすめ。
3000番付近のスピニングリールの特徴として、遠投することはもちろん、足元を狙う釣りにもバッチリと使用することが可能です。
初心者さんでも、お手軽に投げ釣りの仕掛けを投げる(キャスト)ことができると思います。
スピニングリールに巻く釣り糸には、ナイロンラインがおすすめですが、PEラインでも大丈夫です。
初心者でも扱いやすさを意識して釣り糸を選ぶなら、ナイロンライン3号程度がトラブルが少なくて◎
波止や防波堤での釣り方は?
仕掛けを魚が潜んでいるポイントに狙って投げる(キャスト)ことができたら、仕掛けが着底した位置を保ち魚の反応(あたり)を待ちましょう。
このときの注意点として、仕掛けを地面に引きずると根掛かり(水中の障害物に引っ掛かるトラブル)してしまうことがあります。
無理に根掛かりを外そうとすると釣り竿が折れてしまうことがあるので、落ち着いて対処してくださいね。
続いてリールのハンドルを少しずつ巻いて、釣り糸の張りを取り除き、魚がエサを食べるのを待ちましょう。
釣り糸の張りを取り除くと仕掛けが動くので、魚のいるポイントを探ること、魚の口にエサを近づけることができます。
魚に仕掛けやエサの存在を気づいてもらえないと、魚を釣ることはできませんよね。
ここで「魚の反応(あたり)を見逃さないためのコツ」をご紹介です。
魚の反応(あたり)を見逃さないために「竿先に伸びている釣り糸の動き」を静寂に見守りましょう。
釣り糸に急な緩みや緊張が反復する時は、魚が釣り針(鈎)についたエサに食いついている可能性が高いです!
注意点として、釣り糸が風に揺れたり、障害物に当たったりすると、突如ブルっと揺れることがあるので集中してくださいね。