「食わせの間(秘技)」とは?釣り入門者や初心者でも上手くなれる!
「ルアー釣りを上達したい!」「もっとルアーで魚を釣りたい!」と考えている初心者さんは多いと思います。
今回の記事ではルアー釣りが上手くなるために必要なスキル「食わせの間」をピックアップしてご紹介です。
釣り入門者さんや初心者さんにもわかりやすくまとめたので、ぜひ次回の釣行からお役立てくださいね。
そもそも食わせの間とは?
そもそも「食わせの間」という言葉を聞いたことのない初心者さんも多いのではないでしょうか?
ルアー釣りって水中にあるルアーにアクションを加えることで魚を狙います。
アクションが加わった直後のルアーの動きには必ず「止まる瞬間」が生まれるんです。
この「止まる瞬間=食わせの間」だと考えてくれてOK。
実際にルアー釣りにおいて「食わせの間」が起こるシーンとして、あなた自身が「ルアーを意図的に止める」「遅くor速くアクションを加える」直後が挙げられます。
この食わせの間のタイミングに「どうやって魚に口を使わせるか?」がルアー釣りが上達するための必須スキルです。
あなたが工夫して「食わせの間」を加えた瞬間、ターゲットの捕食スイッチが刺激されますよ。
捕食スイッチの入った魚がルアーに食いついてきた時の快感はたまりません。
ざっくりとですが「食わせの間」について把握することはできましたか?
ある程度文字通りなので、初心者さんでもイメージしやすかったと思います。
この記事を読み「食わせの間」を正しく認識し、実践することでルアー釣りでたくさん魚を釣り上げてください!
あなたが憧れているプロアングラーさんや先輩アングラーさんに少しずつ近づけること間違いなしです。
難しいテクニックが無くても魚は釣れる?
「難しいテクニックを使用しなくても魚は釣れますよね?」と感じる人もいるかと思います。
おっしゃる通りで、難しいテクニックを使用しなくても魚を釣り上げることは可能です。
スプーンのただ巻き・水中にワームを放置して魚の反応を待つ釣り方などは、難しいテクニックを使用しなくても魚を釣ることができます。
食わせの間を知識として持っておくと、釣り場で嬉しいことが起こるんです。
初心者さんの中は「ルアーを追ってきた魚が口を使わない!」「バイトに繋がらない!」といった悔しい場面に遭遇する日があるかもしれません。
そんなときに「ルアーに何か手を加えられたらな..」「魚が釣れる引き出しを知っていたら..」と悩み落ち込むことを避けるために「食わせの間」を習得してみてください。
食わせの間とは、釣ることが難しかった魚の捕食スイッチを「オン」にできる引き出しなんです。
釣り入門者さんや初心者さんでも「ルアー釣りが上達すること」間違いなしだと思います。
食わせの間はどんな時に起こる?厳選した3選をご紹介
それでは、食わせの間が「どんな時に起きているのか?」について解説です。
食わせの間が起こるタイミングを把握しておくだけでも、かなり有利にルアー釣りを楽しむことができます。
初心者さんでも意識してルアーに食わせの間を取り入れていくことが出来るでしょう。
下記にこれから紹介する「食わせの間が起こる瞬間3選」をまとめたので、まずは全体把握をしてみましょう。
【食わせの間が起こる瞬間3選】
- ルアーの動作が突然止る瞬間
- ルアーが突発的に動く瞬間
- ルアーの姿勢や頭の向きが変わる瞬間
上記の「食わせの間が起こる瞬間3選」を読んでみて気になるポイントはありましたか?
これらのタイミングを把握することで、次回の釣行にお役立てください。
釣り入門者さんや初心者さんでも、貴重な1匹を釣ることができるかもしれません!
食わせの間が起こるタイミング①:ルアーの動作が突然止る瞬間に起こる
食わせの間が起こるタイミング①として「ルアーの動作が突然止る瞬間」をご紹介です。
このタイミングで起こる食わせの間は「魚が警戒心を解くこと」が期待できます。
水中で追っていたルアーが突如止まるので、魚の警戒が薄れルアーに興味を示してくれるんです。
「ルアーの動作が突然止る瞬間」を釣り人が意図的に演出するには「ストップ&ゴー」「ジャーキング&ポーズ」をルアーの動作中に織り混ぜてください。
「ストップ&ゴー」はリールハンドルを巻いている動作中に「止める(ストップ)」を入れるアクションです。
リールハンドルが止まった瞬間にルアーの動きが突然止まるので「食わせの間」を作ることができ、魚がヒットする確率が高まります。
ルアーを2秒~3秒止めたら(ストップさせたら)、再びリールハンドルを巻き始めて(ゴー)OKです。
「ジャーキング&ポーズ」は釣竿を力強くあおる(ジャーキング)ことでルアーを水中でダートさせます。
水中でルアーをダートさせて魚に興味を持たせてから、一定時間ルアーを停止させる(ポーズ)ことを繰り返すことで、魚の捕食スイッチを刺激しましょう!
食わせの間が起こるタイミング②:ルアーが突発的に動く瞬間に起こる
食わせの間が起こるタイミング②として「ルアーが突発的に動く瞬間」をご紹介です。
初心者さんの中にも「ただ巻きをしていた最中にアクションを加えたら魚が釣れた!」という経験をした人もいるでしょう。
この経験はルアーが突発的に動いたことで、魚の狩猟本能を刺激し「これは餌だ!」だと誤認させることができたから起こったと考えられま。
初心者さんは「魚は追いかけているルアーが突発的に動くと"反射的に口”を使う!」ということを押さえておくと◎
ルアーが突発的に動く瞬間を釣り人が意図的に演出するには「トゥイッチ」「ジャーク」「リフト」を屈指してみてください。
また等速でリトリーブ(リールハンドルを巻く動作)をしている時に、意図的にリトリーブ速度に変化を加えるのもいいですね。
※トゥイッチ=リールハンドルを巻きながら小刻みに釣竿を動かすアクション。
※ジャーク=釣竿を大きく動かしてルアーを激しく動かすアクション。
※リフト=釣竿を持ち上げることでルアーを水面に持ち上げるアクション。
食わせの間が起こるタイミング③:ルアーの姿勢や頭の向きが変わる瞬間に起こる
食わせの間が起こるタイミング③として「ルアーの姿勢や頭の向きが変わる瞬間」をご紹介です。
ヒラスズキやシーバスをルアーで狙う時に使用する「ドリフトテクニック」をご存知ですか?
ドリフトテクニックとは釣り糸を緩めながら、ルアー(シンキングペンシルやリップレスミノーなど)を水の流れに乗せるスキルです。
ドリフトテクニックを屈指していると気づくのですが「ルアーが水流に乗りUターンした瞬間」に魚が口を使うことが多々起こります。
これはルアーの頭の向きが変わった瞬間に「食わせの間」を演出したので、魚の捕食スイッチが刺激されたんです。
エギングでも同じような「食わせの間」が存在しています。
エギングとはエギ(擬似エサ)を使用してイカ類を狙う釣り方です。
エギ(擬似エサ)を扱う上で、水中でのフォール姿勢が最重要だと考えている釣り人さんが多いと思います。
なぜならエギのフィール姿勢が「水平姿勢→頭下がり」に移行するタイミングで、イカの捕食行動が誘発されエギに抱きついてくることが多いからです。
エギのフィール姿勢が変化した瞬間に「食わせの間」が起こったのですね。
奥が深いテクニックですが、ルアーの「姿勢」や「頭の向きが変わる」瞬間を初心者さんも意識してみてください。
魚が違和感を感じない絶妙な「食わせの間」を演出することができるようになります。
普段釣れなかった魚に手が届くようになること間違いなしです!
食わせの間はどんな場面で使える?厳選した3選をご紹介
それでは「食わせの間を使用したい場面」についてみていきましょう。
下記にこれから紹介する「食わせの間を使用したい場面3選」についてまとめたので、まずは全体把握をしてみてください。
【食わせの間を使用したい場面3選】
- ストラクチャーの際
- ブレイクライン
- 潮目・ヨレ
上記の「食わせの間を使用したい場面3選」を読んでみて、気になるポイントはありましたか?
これらの場面で「食わせの間」を意図的に作り出せると、普段釣ることが難しかった魚に手が届くかもしれません。
周りを出し抜くためにもルアー釣り初心者さんは、ぜひ試してみてくださいね。
食わせの間を使いたい場所①:ストラクチャーの際
食わせの間を使いたい場所①として「ストラクチャーの際」をご紹介です。
ストラクチャーとは魚が好んで集まる「地形変化」「障害物」のことを言い、岩礁、沈み根、倒木、テトラポッド、ブレイクなどが挙げられます。
魚が潜んでいる可能性が高いストラクチャーは、多くの釣り人(アングラー)が殺到する激戦区です。
特に陸地(地上)から見えるストラクチャーは狙い目なので、1日中陣取っている釣り人(アングラー)さんも見かけます。
このように常にルアーが投げ込まれる場所でこそ「食わせの間」を屈指して魚と対峙しましょう。
たくさんルアーを見ている魚は簡単に釣れてくれません。
ルアー釣りに慣れていない初心者さんなら、尚更魚を釣るのは難しいと思います。
ですが、先ほどお伝えした「食わせの間が起こるタイミング」を上手に織り交ぜることで、初心者さんでも「釣果」を出すことが出来るはずです。
ストラクチャーの際では「ルアーの頭の向きを変えてみる」「ルアーを突然止める(ストップ)」「ルアーを突然動かす」といった工夫をしてみると◎
ルアーを突発的に動かすためには、リールハンドルをただ巻いている最中に「ジャーク」や「トゥイッチ」を入れてみましょう。
魚の反応から判断して「ジャーク」や「トゥイッチ」をを入れる回数を増減するすることで、魚好みのアクションを見つけ出してくださいね!
食わせの間を使いたい場所②:ブレイクライン
食わせの間を使いたい場所②として「ブレイクライン」が挙げられます。
ブレイクラインとは水底の地形が急に変化するポイントのことです。
初心者さんは「浅瀬と深場の境目」「護岸(ごがん)沿いの急激な深場の駆け上がり」をブレイクラインだとを押さえておくと◎
※護岸とは、水辺(海岸や河岸など)を保護するために築かれた構造物。
堤防なども護岸に含まれます。
ブレイクラインは水深に変化をもたらすので、魚が隠れる絶好のポイントになります。
またエサ(小魚やプランクトンなど)が集まりやすいので、捕食スポットとしても最適なんです。
魚が集まりやすい「ブレイクライン」で釣りをする際も「食わせの間」を上手に利用しましょう。
コツはブレイクをまたぐ瞬間に「食わせの間」を意図的に演出することです。
ルアーを突然止めたり、突発的に動かすことで、すでに捕食体勢である魚を効率的に釣り上げてくださいね。
ブレイクラインにはエサが豊富に生息しているので、食いっ気のある(捕食体勢)の魚が潜んでいる可能性が高いんです。
あなたも「いつでも獲物を攻撃できる!」状態な魚「「食わせの間」を屈指して、どんどん釣り上げていきましょう!
食わせの間を使いたい場所③:潮目やヨレ
食わせの間を使いたい場所③として「潮目」や「ヨレ」が挙げられます。
潮目とは海水の境目や水流同士がぶつかる場所のことです。
ヨレとは水流が乱れることで海が渦巻いている状態のことを言います。
たまに「潮目=ヨレ」を勘違いしている人がいますが、厳密には「潮目節≠ヨレ」と少しだけ異なることを押さえておくと◎
潮目やヨレが発生している場所って、水流に変化があるので「食わせの間」が釣果を伸ばすのに有効になることが多いです。
特に「ルアーの姿勢や頭の向きが変わる瞬間」に起こる「食わせの間」を意識してルアーに加えられたら、あなたは相当な腕前であること間違いなし!
特に「潮目+地形変化」「ヨレ+橋脚(きょうきゃく)」など複合的な変化があるポイントには、魚が潜んでいる可能性が非常に高いです。
ルアー釣り初心者さんも水流を上手に利用するドリフトテクニックといった「食わせの間」を屈指して釣果を伸ばしてくださいね。