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タコの釣り方①:タコエギについて解説!仕掛けやタックルなども
堤防といった陸からタコを狙う釣り方には、主に「タコエギ」「テンヤ」「タコジグ」を使用する3種類の仕掛けが使われることが多いです。
今回の記事では、これら3種類の特徴や釣り方について解説していきます。
まずは堤防における「タコエギ」を使用した釣り方からご紹介です。
タコエギとは?
タコエギとはタコ釣りのために開発された専用のエギ(擬似餌)のことを言います。
そんなタコエギを使用した釣り方はエサを使用しません。
タコエギをルアーのように誘いながらタコを釣り上げていきますよ!
小さいタコから大きいタコまでよくアタリ、よく釣れることが魅力的です。
初心者さんやルアーマンの方でもお手軽に始めやすく、堤防からタコを狙う釣り方として最も人気のある釣り方だと思います。
イカ用のエギとタコ用のエギの違いは?
形状が似ているのでパッと見た感じ「イカ用のエギ」「タコ用のエギ」の違いはわかりません。
下記に「イカ用のエギ」「タコ用のエギ」の違いをまとめてみたので、釣り知識として押さえておくと良いかもしれません。
【イカ用のエギ・タコ用のエギの違い】
- タコエギは根掛かり防止のため上向きの掛け針が付いている。
※イカ用のエギは全方向に向いた細いカンナ状(傘のように広がった形状)の釣り針が付いている。 - タコエギはブレードのような装飾が付いているのでキラキラしている。
- タコエギには音でタコを寄せるためラトルが内蔵されていることが多い。
- タコエギはイカエギに比べ重いので沈みやすい。
タコエギを使用した釣り方は?
タコエギを使用した釣り方では、堤防の基礎部分(堤防直下、周辺地盤のこと)や石畳(いしだたみ)を狙うことが多いです。
また堤防から沖にある障害物に向かい遠投することでもタコを狙うことが可能になります。
タコエギは投げてから水底(ボトム)を引きずるような使い方にも向いていますよ。
基本的に水底(ボトム)付近を狙う釣り方なので、タコエギが浮き上がってこないよう注意しましょう!
タコエギが浮き上がってしまう時は?
潮の流れが速い場所では、意識してもタコエギが浮き上がってきてしまうことも考えられます。
そんな時はスナップにタコエギとオモリを一緒に付けてみてください。
オモリを付けることで沈下速度が早くなり、潮の流れが早くても浮き上がりにくいので使いやすいですよ!
タコエギにアピールを加えたい時は?
タコは派手なルアーに興味を示しやすい傾向があります。
釣果を伸ばすためスイベル(複数のルアーを付けられる)を使用しタコエギを2つ~3つ同時に泳がせるテクニックも存在していますよ。
初心者さんは、ぜひタコエギのアピール力を高めるため「ブレードを使用する」テクニックを押さえておくと◎です。
下記に「タコエギで使用するタックル一例」についてまとめたので、チェックしてみてください。
【タコエギで使用するタックル一例】
- タコエギ専用ロッド
- スピニングリール4000万
- 道糸:PE2号〜3号
- リーダー:フロロカーボンライン8号〜12号
- タコエギorテンヤ
タコエギの仕掛けは?
仕掛けとしてタコ専用のエギを用意するのが良いですよ。
堤防でタコを狙う時は基本的に「水底(ボトム付近)」を狙います。
イカ用(アオリイカなど)のエギは沈むのが遅いので、手返しが悪くなってしまうんです。
またカンナが小さいのでタコ釣りには適していません!
もしかしたら「タコ用のエギを購入しよう」「どのタコ用のエギがいいのかな?」と迷う方もいるかと思います。
タコエギ選びで迷ったらデュエル(duel)から販売されている「タコやん」の購入を検討してみても良いかもしれません。
ルアーボディに浮力があるので根掛かりしにくいといった魅力があります。
初めてのタコエギとして初心者さんでも「使いやすさ」を実感できるでしょう。
タコエギのタックルは?
続いて「タコエギのタックル」についてご紹介します。
これから堤防でタコ釣りを始める人は必見の内容です!
ロッドについて
準備するべき釣竿として「タコエギ専用ロッド」がおすすめです。
長さは7ft程度あると十分だと思います。
タコって堤防や岸壁に吸盤で張り付くことが多いんです。
結構強い力でタコは障害物は張り付くので、力負けしないような(引き剥がせる)バットパワーや強度を兼ね備えた釣竿を準備しましょう!
ロッドに高い負荷が加わっても安心して釣りを楽しめると思います。
タコエギ専用ロッドの購入に対して「出費が厳しい..」と感じる人もいるかと思います。
タコエギでタコを狙う場合、ある程度硬いルアーロッドなら代用することも可能です。
代用可能なルアーロッドとして、エギングロッド(硬め)、シーバスロッド、ショアジギングロッドが挙げられます。
すでにお手持ちの方は、ぜひタコエギを使用して「堤防からのタコ釣り」を楽しみ尽くしましょう!
リールについて
スピニングリール・ベイトリールどちらのリールでもタコエギを使用することは可能です。
タコ釣りビギナーの方は、ぜひタコエギを投げやすいスピニングリールを選んでみてください。
選ぶべきスピニングリールのサイズ(番手)は3000番〜4000番を目安にすると良いですよ!
リールにパワーやドラグ力が欲しい方は4000番以上のスピニングリールを選んでも問題ありません。
あなたの選んだスピニングリールに1号〜3号程度のPEラインを基準として100mほど巻いておきましょう。
PEラインは根ズレに弱く、すぐにラインブレイクしてしまいます。
ラインブレイクを防止するためにリーダーとして、フロロカーボンライン(8号~12号程度)を用意しておくのが良いですね。
タコエギの釣り方は?
タコエギの釣り方は基本的に海底(ボトム)を狙います。
まずはタコエギを狙ったポイントにキャストしてください。
キャスト後、タコエギが着底したことを確認できたら、海底(ボトム)の変化を感る程度のリーリングスピードで引いてきます。
タコエギを引いてくる時は「ズル引き」をしながら「シェイク」を加えるアクションが効果的です。
またタコが潜んでいそうなポイント付近でタコエギを止めてシェイクするのも◎
海底(ボトム)からタコエギが離れてしまうとタコの反応(アタリ)がほとんど無くなってしまうので注意しましょう。
初心者さんは「タコエギは海底(ボトム)付近を泳がせること」に意識を集中しながら誘いを加えてくださいね。
タコが好んで住み着く好ポイントとして、海底に障害物や石が多い場所が挙げられます。
竿先に「異物感」「不規則な揺れ」「引っ張られ感」といった変化が感じられた場合、海底に障害物や石が多いと判断して問題ありません。
海底に障害物や石が多い場所ではあまりタコエギを移動させないこともテクニックになります。
タコエギを動かさず、その場で竿先を小さい幅(10cm程度)でチョンチョンと操作してアクションを加えてみてください。
タコを効果的に誘い出せますよ!
誘いを繰り返していて「穂先が戻らない」「竿先に重さや違和感を感じる」「引っ掛かったような感覚」があったら、タコのアタリである可能性が高いです。
タコエギにタコが抱いていると確信できたら、糸フケを取り大きくアワセを行いましょう!
糸フケを取る時は、釣り糸が緩まないように「ラインテンション」をかけたまま一定のリズムでリールハンドを巻き取ります。
また、アワセの動作は釣竿を大きく上げて行うと◎
しっかりとタコに釣り針を貫通させて、フッキングを成立させてくださいね。
タコをタモ網に取り込むときは臨機応変な対応が必要となります。
タコは堤防、岸壁、岩などに吸盤で引っ付くことがあるので「根掛かりしたかな?」と不安になることもあるんです。
そんなときは「タコは障害物に引っ付くから根掛かりじゃない!」「ちゃんとタコがヒットしたんだ!」とワクワクドキドキしながら、タコとのファイトを存分に味わい尽くしましょう。
タコの釣り方②:テンヤについて解説!仕掛けやタックルなども
テンヤは板のような部分(餌を固定する台座)に大きな針を取り付けた仕掛けになります。
この板のような部分(餌を固定する台座)にカニやイワシなどのエサを巻き付けることでタコを狙うんです。
商品によってはカニなどを模したルアーが付いているテンヤが販売されていることもあります。
餌を巻きつける手間がかからないのが嬉しいですね。
餌を固定する以外に、板のような部分自体にはオモリの役目が兼ね備えられています。
仕掛け自体がシンプルなこともあり、自作する釣り人が多い印象です。
テンヤの使い方は?
重さのあるテンヤの使い方はタコエギと同じです。
海底(ボトム)を引きずってタコを狙っていきますよ!
タコエギに比べるとテンヤは「根掛かり」に強い構造をしているので、安心して海底(ボトム)を引いてこれると思います。
テンヤにはエサを付けるのでタコの嗅覚に直接刺激を与えることが可能です。
タコエギとは違った本能に訴えかけるので、タコの食いつきや良かったり、長い時間アタリが続くこともあります。
ですが、タコを狙う釣り方って必ずしも「生餌だから釣れる!」といった保証はありません。
ルアー(擬似餌)を屈指してタコを狙う方が有利な状況も数多く存在しているのが事実です。
ぜひ、タコ釣りを始める際の参考にしてみてくださいね。
テンヤで釣れるタコのサイズ感は?
テンヤはタコエギよりも仕掛けが大きいです。
仕掛け自体が大きいので、小さいタコは釣れにくい傾向にあります。
大型のタコを狙えることもテンヤの魅力ですね!
あなたが「大物狙いを楽しみたい!」と考えているなら、ぜひテンヤを屈指したタコ釣りを始めましょう。
忘れられない1匹に出会えるかもしれませんよ!
テンヤの仕掛けは?
仕掛けとして「タコ専用のテンヤ」を準備しておきましょう。
一般的に堤防でタコを狙う際に使用するテンヤの重さは「10号〜20号程度」がおすすめです。
板のような部分(餌を固定する台座)に巻きつける生エサとしてアジ、カニ、手羽先、豚の脂身などがあります。
多種多様な生エサが存在していますが、最強の生エサは「カニ」です。
タコは自然界においてカニを捕食することがほとんど。
手や足が付いているカニを使用するとタコに対して猛烈にアピールすることができますよ!
生エサに苦手意識がある方はカニのオモチャ(ビニール製)をテンヤに巻きつけることも可能です。
ですが、生エサに比べるとタコに対するアピール力は少なく、食いつきがあまりよろしくありません。
テンヤのタックルは?
釣竿を使ってテンヤを使用する際は、タコエギでご紹介したタックルと同じものを使用して問題ありません。
ですが、釣竿を使わず手で釣り糸を操作してタコを狙う「手釣り」を行うなら話は別です。
手釣りで堤防からタコを狙うなら「ボビン(糸巻き器)」を用意すると◎
ボビン(糸巻き器)に25号程度の太い糸を巻き付けておくと、安心してタコとのファイトを楽しめるでしょう。
また根掛かり対策に「リーダー」付けるようにしてください。
根掛かりが起こった際のロストを最小限にすることが可能となります。
ロッドについて
長さは7ft程度のタコエギ専用ロッドを準備しておけば十分です。
問題なくテンヤを使用して堤防からタコを狙うことができるでしょう。
タコエギ専用ロッド以外のルアーロッドで流用することも可能です。
具体的には硬めのバスロッドやショアジギングロッドがおすすめ。
ですが、重いテンヤ(15号以上)を使用してタコを狙う際は、ベイトロッドを準備してもらいたいです。
ベイトロッドはパワーがあるので、重いテンヤを初心者さんでも快適に扱えると思います。
リールについて
準備するべきリールとして「ベイトリール」をおすすめします。
糸巻き量が多く、ドラグ力もあるので「タコの強い引き」にも負けません!
ベイトリールにはPEライン(2号〜3号程度)を100mほど巻いておくと、根掛かりなど「ライントラブル」があっても安心です。
堤防でのタコ釣りを中断ぜず、継続して楽しむことができますよ。
テンヤを使用した釣り方は仕掛けを投げる必要があります。
仕掛けを投げる際にブレーキ機能が付いたベイトリールを使用していると「飛距離」が出せないことも!
ブレーキ機能の調整って難しいんです..。
なかなか上手にキャストを行えないと「タコ釣りにストレスを感じる」人もいるかと思います。
飛距離を出したい方は、ぜひベイトリールを選ぶときの参考にしてくださいね。
テンヤの釣り方は?
堤防からタコを狙うテンヤ釣りには「釣竿を用いる釣り方」と「ボビン(糸巻き器)を利用した手釣り」の2パターンが存在しています。
それぞれの釣り方についてみていきましょう!
釣竿を用いるテンヤ釣りについて
まずは「釣竿を用いる釣り方」について解説です。
実は「釣竿を用いたテンヤ釣り」と「タコエギを使用した釣り」ってほとんど釣り方に差がないんです。
ですが、タコエギを使用した釣り方のおさらいだと思って読むことで「釣り知識」が深まるはず。
堤防で釣竿を用いたテンヤ釣りをおこなうなら、タコエギと同じように「海底(ボトム)」を狙いましょう。
テンヤが着底したことを確認したら、あとは海底(ボトム)をゆっくり引きずりながら、リールハンドルを巻くだけです。
この時テンヤが浮き上がらないように注意を払うことが重要ですよ!
タコがテンヤに抱きつき押さえつけてくるので、釣竿に重みが増したり、ググッと引っ張られるような感覚が手元に伝わります。
あとは「タコがテンヤに抱きついた!」と確信でき次第、糸フケを取り、大きくアワセましょう!
大きく合わせることで、しっかりとタコに釣り針を貫通させることができますよ。
ボビン(糸巻き器)を利用した手釣りについて
続いて「ボビン(糸巻き器)を利用した手釣り」について解説です。
手釣りをおこなう時は、仕掛けを防波堤の岸壁やテトラの穴などに沿って落とします。
着底を感じ取れたら「チョンチョン」とアクションをテンヤに加えてタコにアピールをして釣果を狙ってくださいね。
堤防際を移動しながら「タコがいないかな?」と探る際には、テンヤが浮いてこないよう注意です。
テンヤを浮き上がられないコツとして「潮の流れに沿って移動する」ことが挙げられるので、手釣り初心者さんは押さえておくと◎
しっかりと海底(ボトム)を取ることで、効率よくタコにアピールし続けましょう!
タコの釣り方③: タコジグについて解説!仕掛けやタックルなども
タコジグとはオモリが仕込まれている擬似餌で、タコのような形をしています。
そんなタコジグを使用した釣り方は、タコエギやテンヤを使用した釣り方とは全く異なるんです!
タコジグを使用した釣り方は?
タコジグを使用した釣り方は堤防の岸壁といった壁際を垂直方向(縦方向)に狙うことに特化しています。
基本的に仕掛けを投げることはしません。
ひたすら足元に潜む(堤防の岸壁に付いている)タコを縦に探り狙って行くんです!
タコジグの効果的な使い方は?
タコは目立つものに惹かれる傾向がありましたね。
1個のタコジグを使用するのでなく、2個~3個と複数のタコジグを連結させてタコを狙うことでアピール力を高めると効果的な場合がありますよ!
タコジグを使用した釣り方では、一応「タコベイトを海に投げ入れる→海底(ボトム)にいるタコを誘う」ことも可能なのですが..。
タコジグに付いている釣り針は全方位に向いているので「根掛かり」が起こりやすくなります。
あなたが「堤防の岸壁でなく海底(ボトム)を狙いたい!」と考えているなら、先ほどご紹介した「タコエギ」「テンヤ」にルアーを変えるのが無難かもしれません。
【タコジグタックル一例】
- 胴がしっかりしていてパワーのある釣竿
- 小型で軽量なリール
- PEライン6号以上orフロロカーボンライン10号〜12号
- タコジグ(2個、3個と連結させてOK)
タコジグの仕掛けは?
タコジグには単体のもの、2つ以上のタコジグが連結されたものが販売されています。
2つ以上のタコジグが連結されたタゴジグは1度に広い水層(レンジ)を探れますし、アピールも強いので効率よくタコを狙えますよ!
ですが根がかりするリスクが高かまるので、その点は注意しましょうね。
タコジグで使用されるカラーは赤、ピンク、オレンジなど派手目なものが主流。
タコジグの購入を検討している方は「基本的どんなカラーでも釣れる!」ということを知っておくと◎
カラー選びで迷うことが少なくなります。
あなたが「釣れそう!」と思えたカラーをチョイスしてから堤防に向かいましょう!
タコジグのタックルは?
続いて「タコジグのタックル」についてご紹介します。
これから堤防でタコ釣りを始める人は「必見の内容」です!
ロッドについて
タコジグを使用した釣り方を快適に楽しむなら、強く硬い釣竿を選びましょう!
バットパワーがあると岸壁についたタコを引き剥がしやすいですよ。
またタコジグを使用した釣り方って遠投する必要がありません。
基本的に足元を狙うことが多いので、初心者さんは短い釣竿のほうが扱いやすいかと思います。
何度もお伝えしていますが、岸壁にタコが張り付くと「非常に大きな負荷」が釣竿にかかるんです。
タコの強い負荷に負けないよう安価でも良いのでバットパワーがあり、折れにくい「タコ竿」を用意しておくことをおすすめします。
「お金的にタコ竿を準備できない..」「新しい釣竿を買うのはちょっと..」といった感じで、釣具の新調に抵抗がある人もいるかと思います。
その場合は、すでに手持ちのビッグベイトロッド(バス用)、ジギングロッド(青物用)、船のタコ釣り用ロッド、船竿なら流用することが可能です。
タコの誇る強烈なパワーに負けずに、堤防でタコを狙うことができますよ。
リールについて
タコジグを使用した釣り方はスピニングリール・ベイトリールどちらのリールを使用しても問題なく楽しめます。
ですが基本的にタコジグは投げる必要がなく、縦の動き(水面に対して垂直な動き)を中心に堤防からタコを釣ることが多いです。
上記のことを考慮するなら、釣り糸の出し入れがしやすく手返しの良い「ベイトリール」をおすすめします。
スピニングリールよりも巻上げ力が強いので、岸壁についたタコに力負けすることも減らせますね。
※巻上げ力とは、リールハンドルを回した時に釣り糸を「どれだけ強く?」「どれだけ早く巻き取れる?」のか表す指標。
お手元にベイトリールが準備できたら、PEライン(太さ:3号〜5号程)を50mほど巻いておきましょう。
タコジグを使用した釣り方は足元にいるタコを狙うので、あらかじめ巻いておく釣り糸の量は少なくても問題ありません。
注意点として「釣り糸(ライン)が岸壁に擦れるシーンが多いこと」が挙げられます。
擦れに弱いPEライン単体でタコジグを使用した釣り方に望むと「ラインブレイク」が多発してしまうでしょう。
ラインブレイクを避けるためにPEラインには、必ずリーダーとしてフロロカーボンライン10号~12号を結ぶようにしてくださいね。
リーダーを準備することに抵抗がある方は、思い切って太めのPEライン(太さ:6号)をベイトリールに巻いておくことをおすすめします。
これからタコジグ専用リールの購入を検討している方は、「強度の高いジギングリール」を選ぶのが良いかと思います。
ジギングリールには大型魚の引きに対抗する「耐久性」が備えられているので、大型のタコが岸壁に付いた時も安心です!
岸壁から大型のタコを引き剥がすときに生じる「大きな負荷」にも耐えられるでしょう。
またドラグ力があり堅牢なこともおすすめしたい理由です。
タコジグの釣り方は?
タコジグを使用した釣り方は、堤防の壁際や岸壁スレスレに沿ってタコジグを落としていくのが基本です。
丁寧にゆっくりと「堤防の壁際や岸壁付近にタコがいないか?」探ぐりましょう。
タコジグを使用した釣り方で意識するべきポイントは?
釣果を伸ばすには「同じ釣り場所で釣り続けないこと」を意識するのが大切です。
少しでも「タコの反応(アタリ)がないな〜」と感じたら岸壁沿いを歩いて移動しましょう。
移動を繰り返しタコの反応(アタリ)を出すことで「釣果」に繋がりますよ!
タコジグにアクションは?
タコジグに加えるアクションとして竿先を小刻み動かし操作するか、数cm刻みで落下させて止める動作を繰り返すのがおすすめです。
基本的にタコジグはどんどん下(海面→海底)に向かって潜らせてOKです。
丁寧に「タコがいないか?」探っていきましょう!
タコジグにアクションを加える際は「スカート(水中で揺れる部品)を踊らせること」を意識してみてください。
スカートが水中でヒラヒラ踊ることでタコに猛烈にアピールすることが可能です。
海底に障害物があるような場所には、タコが潜んでいることが多くあります。
「海底に障害物が多いな〜」と感じたら、海底付近でタコジグを踊らせアピールを試みましょう。
エサを求めて移動してきたタコがヒットするかもしれません。
根掛かりに注意!
海底付近でタコジグを踊らせアピールするときは「根掛かり」に注意してくださいね。
万が一、タコジグが海底に寝てしまうと高確率で根掛かりを起こしてしまいます。
初心者さんは着底するかしないかギリギリの位置でタコを誘いましょう!
タコがタコジグや仕掛けに反応(アタリ)したり抱きつくと、釣り糸や竿先に変化や違和感を感じます。
ラインテンションが抜けたり、何かに引っ掛かったような重さを感じるんです。
このような違和感を感じたらタコが反応している可能性が高いので、糸フケを取り、力強くアワセを入れてくださいね。
アワセ方のコツは?
アワセを入れるときには釣竿の操作がとても重要です。
釣竿の操作として、まずは沖側に竿を向けます。
沖側に竿を向けたら、堤防の壁際や岸壁からタコジグを離すように引き上げましょう!
上記のように操作することで空アワセだったとしても堤防の壁際や岸壁に付いているイガイ(二枚貝の1種)に引っ掛かりません。
イガイ(二枚貝の1種)によるラインブレイクを避けることが可能なんです。
堤防の壁際や岸壁にタコが引っ付いて離れない時も、引き離して浮き上がらせることができます。
ほかにも、タコジグを回収するときの根掛かり防止や同じタナ(水層)でタコを誘いたいときにも有効なので、徹底してこの動作を行なうと◎です。