スピニングリールの番手(番号)の意味とは?
それでは「スピニングリールの番手の意味」について解説です。
番手とは「スピニングリールの名前の横にある番号(数字)」のことを示しています。
ショッピングサイトを見ていると「商品名+1000番」「商品名+2000番」などの表記を見かけますよね。
具体的には「月下美人1000」「レガリス2000」などです。
この「1000」や「2000」といった数字が「番手」のこと。
次の見出しでは「番手が(番号)という数字が表す意味」について、見ていきますよ!
番手(番号)の数字が表す意味
釣りをすると、よく「番手」という単語を耳にしたり、目にするかと思います。
この番手の数字の意味は「リールの大きさ」です。
数字が大きいほど、見た目的にもリールが大きくなっていきます。
例えば、小さいリールだと1000番、大きいリールは8000番という感じです。
最も小さいリールの番手だと500番、最も大きいリールの番手だと30000番まであります。(2025年3月現在)
【余談】リールの番手(番号)は商品管理のために作られた説
これは余談ですが、リールの番手(番号)は商品管理のために作られた説があるのをご存知でしょうか?
そう、もともとは商品管理番号だったようなのです。
糸の標準直径に共通している明確な基準が無いように、もともとリールに番手(番号)という概念はありません。
釣り具メーカーはシマノ、ダイワ、アブガルシア、メジャークラフト、メガバス、デプス、エバーグリーン、テイルウォークなど、様々ですよね?
それぞれどの企業も独自にリールを開発しています。
まずは「リールのスプールに何号の糸がどれくらい巻けるのか?」を基準とし、標準モデルを製作します。
釣りの需要が多様化してくると、標準モデルの上下に「標準よりも大きいモデル」「標準よりも小さいモデル」を作り出す必要が出てきます。
これが繰り返されていくとリールの種類が複雑化していき、サイズの把握がわかりにくくなるデメリットが。
そこで、サイズを管理する上でリールに番号(番手)を付けることで、誰でもサイズが把握しやすくなっていったというわけなんです。
こうして、現在のリールの番手(番号)が釣りユーザーにも浸透して認知されるようになりました。
リールの「番手(番号)=大きさ」が変わると何が違うの?
それでは「リールの番手(番号)=大きさが変わると何が違うの?」かをご紹介していきます。
下記に「レガリス2000番」「レガリス3000番」のスペックを比較した表を作成したので、ざっくりとチェックしてみてください。
【レガリス2000番とレガリス3000番の違い】
番手
レガリス2000S
レガリス3000CXH
ハンドル1回転の巻き取り量
レガリス2000S:68cm
レガリス3000CXH:93cm
自重
レガリス2000S:190g
レガリス3000CXH:220g
ドラグ力
レガリス2000S:5kg
レガリス3000CXH:10k
PEライン1号の巻ける量
レガリス2000S:約155m
レガリス3000CXH:200m
スプール径
レガリス2000S:φ42
レガリス3000CXH:φ48
ハンドルの長さ
レガリス2000S:45mm
レガリス3000CXH:55mm
上記の「レガリス2000番とレガリス3000番の違い」を読むと、違いが少しずつ見えてきますね。
簡単にまとめると、リールの番手が大きくなると「パワーが上がる」「たくさん釣り糸を巻ける」「重量が重たく」なるんです。
次の見出しでは違い①として「ハンドル1回転で巻き取れる糸の長さ」解説していきます。
違い①:「ハンドル1回転で巻き取れる釣り糸の長さ」が違う
リールの番手が大きくなると釣り糸(ライン)の回収量が増えます。
釣り糸を多く回収したくないなら「番手の小さいリール」を、素早く釣り糸を回収したいなら「番手の大きいリール」が向いていると考えてくれて大丈夫です!
ちなみに、レガリス2000番はハンドルが1回転すると「63cm〜81cm」の釣り糸を回収でき、レガリス3000番はハンドルが1回転することで「80cm〜93cm」の釣り糸を回収することができます。
番手が大きい方がハンドル1回転で巻き取れる釣り糸の長さが大きいことがわかりますね。
違い②:「自重」「ドラグ力」が違う
リールの番手が大きくなると、比例して「自重」が重くかり「ドラグ力」が強くなります。
「番手=リールの大きさ」を表す数字なので、番手が大きくなると「重くなる」ことはイメージしやすいですね。
ドラグ力について説明する前に「ドラグ」についてまとめていきます。
ドラグとは、リールに備わっている機能のことで「パワフルな魚の引きに対して釣り糸が切れない」ための仕組みです。
具体的には「魚がいきなり走り出した際に、自動的に釣り糸を送り出す」ことで、釣り糸にかかる負荷を軽減してくれます。
以上を踏まえて「ドラグ力」について説明していきます。
ドラグ力とは、釣り糸を巻いた状態でドラグを締めたときに発揮できる最大の張力のこと。
つまり「ドラグから釣り糸が滑り出す力の範囲」を表す数値です。
レガリスを例に挙げて見ていきます。
レガリス3000番のドラグ力は「最大で10kg」となります。
最大10kgまでなら負荷をかけても、ドラグから釣り糸(ライン)を送りだす事が出来るということですね。
一方でレガリス2000番のドラグ力は「5kg」となります。
5kg以上の負荷を掛けてしまった場合、釣り糸が切れてしまう可能性が高いです。
大きい魚とやり取りする場合は「ドラグ力の高い大きなリール」を準備する。
パワーのない小型魚を釣るなら「ドラグ力の小さいリール」を準備する必要があります。
狙う魚に最適な「ドラグ力」を誇るリールを用意すると、無駄にリールが重くなることを避けることが可能です。
違い③:「スプール」が違う
リールの番手が大きくなると「スプール(釣り糸を巻く部分)」が大きくなります。
スプールが大きくなるので、リールに巻ける釣り糸の量が増えるんです。
「投げ釣り」「遠投カゴ釣り」など、遠投する釣りでは、たくさん釣り糸が必要なので「番手の大きなリール」を用意してくださいね。
「ウキ釣り」「サビキ釣り」など、足元を狙う釣りでは、たくさんの釣り糸を必要としないので「番手が小さいリール」を準備するのがおすすめ。
適度な釣り糸を巻ける番手のリールを選べたら「釣り糸にかかるお金」を削減すること可能です。
余分な釣り糸を買わなくて済むので、家庭的にも嬉しいと思います。
スプール径が大きくなることで「釣り糸の放出がスムーズ」になることも挙げられます。
釣り糸の放出がスムーズになるので「仕掛けやルアーの飛距離がUP」することが嬉しいポイント!
飛距離って釣果に大きく影響をするので、この恩恵は大きいと言えますね。
違い④:「ハンドルの長さ」が違う
リールの番手が大きくなると「ハンドル」も長くなります。
ハンドル(ハンドルアームとハンドルノブの総称)とは、ローターを回す役割を担う、釣り糸を回収するために必須な部位です。
ハンドルが長いメリットとして「巻き心地が軽くなる」「パワーが上がる」「高速巻きがしやすい」「深場からの巻上げが楽になる」ことがあります。
巻き抵抗が大きいルアーやパワーのある魚を相手にするときに大活躍です!
反対にハンドルが長くなるデメリットとして「重くなる」「巻きブレ(糸が絡まるトラブル)」「ギアが壊れやすくなる」ことがあるので注意が必要になりますね。
ちなみにギアとは「ハンドルが1回転したときにスプールやローターがどのくらい回るのか?」を表す数値です。
ハンドルの短いリールは「ヒラメ釣り」「アジング」「エリアトラウト」「ライトゲーム」など、繊細な一面を持つ釣り方で使用されます。
「一定のリトリーブ」「デッドスローリトリーブ」といった、繊細なアプローチをしやすいんです。
スピニングリールの番手(番号)|各サイズごとに違いをご紹介
リールのサイズは、番手と呼ばれる数字で示されていましたね。
スピニングリールで言う「1000番」「2000番」「2500番」「3000番」といった数字を「番手」と呼びました。
ちなみに、最も小さいリールの番手だと500番、最も大きいリールの番手だと30000番まであります。
この見出しでは釣り初心者さんが、最初に手にする確率が高い「2000番~4000番」のスピニングリールについて解説です。
なかでも「2500番~3000番」のスピニングリールは、汎用性が高く初心者さんでも扱いやすいと思います。
「リールの軽さ」「糸巻き量」のバランスが良いので、釣りでのストレスを感じません。
スピニングリールの特徴|2000番
2000番サイズのスピニングリールは、比較的「軽いルアー」「小型のエサ」や「細い釣り糸」を扱かうときに使用します。
目安となる釣り糸の太さとして、ナイロンラインやフロロラインなら「0.3号~1号」PEラインなら「0.4号」が最適。
2000番サイズのリールは、さまざまなシーンで活躍します。
活躍するシーンとして「トラウトフィッシング(鱒釣り)」「アジング」「メバリング」などのルアー釣りが代表的です。
ほかにも「小さめのロックフィッシュ(カサゴなど)を狙う釣り」「メッキやカマスなどをルアーで狙う釣り」「遠投や大きめの魚を視野に入れたサビキ釣り」でも使われますね。
2000番サイズのリールの表記は「釣具メーカー」ごとに異なるので注意してください。
ダイワなら「LT2000」で表記されていて、シマノなら「C2000」で表記されています。
厳密に説明するならシマノには「C2000」「2000番」と、2種類の番手が存在するんです。
ですが、近年「2000」で表記されているシマノのスピニングリールを見かけることがなくなりました。
シマノの「2000番サイズのスピニングリール=C2000」と考えて問題ないと思います。
スピニングリールの特徴|2500番
2500番サイズのスピニングリールは、さまざまな釣り方に対応できる「万能リール」と言われています。
具体的に「サビキ釣り」「フカセ釣り」「ちょい投げ釣り」といったエサ釣りはもちろん。
「エギング(イカ釣り)」「ロックフィッシュ」をルアーで狙う釣りでも使われます!
快適に楽しめるとは言い難いのですが、カバーすることのできる釣り方として「シーバス」「小型青物」「アジング」「メバリング」なども挙げられます。
多少パワー不足だったり、サイズ感が大きくて扱いに手こずる可能性もありますが、釣りをすること自体は可能です。
2500番サイズのスピニングリールの表記も「釣具メーカー」ごとに異なるので注意してください。
ダイワなら「LT2500」シマノなら「2500」で表記されているリールが「2500番サイズのスピニングリール」です。
余談ですがシマノには「C2500」と表記されている番手も存在しています。
C2500のスピニングリールとは、コンパクトな「スプール」「ローターサイズ」「ハンドル」を採用したモデルです。
一般的な2500番とボディサイズが同じなので、扱いがやや難しいと思います。
このサイズは初心者さんは気にしなくて大丈夫です。
スピニングリールの特徴|3000番
3000番サイズのスピニングリールも、さまざまな釣りに対応する「万能リール」です。
対応している釣り方も似ていて「サビキ釣り」「フカセ釣り」「ちょい投げ釣り」といったエサ釣り。
ルアーで魚を釣る「エギング」「ロックフィッシュ」「シーバス釣り」「フラットフィッシュを狙う釣り」など、さまざまなシーンで活躍します。
2500番サイズのリールと比較すると「少しヘビーな釣り」を得意としている印象です。
糸巻き量やパワーが高いので、力強い魚を相手にしても怯まず挑むことができると思います。
3000番サイズのリールの表記は「釣具メーカー」ごとに異なるので注意してください。
ダイワなら「LT3000-C」「LT3000」で、シマノなら「C3000」「3000」で表記されているリールが「3000番サイズのスピニングリール」です。
上記の、ダイワ「LT3000-C」と「LT3000」、シマノ「C3000」と「3000」のスピニングリールは違いが複雑!
初心者さんがいきなり違いを把握して、扱うにはハードルが高すぎるくらいです。
ということもあり、違いを詳しくまとめました。
ダイワLT3000・LT3000-Cの違いとは?
LT3000とLT3000-Cの違いは「ボディサイズ」です。
LT3000-Cの「C」はコンパクトを意味していて、3000番よりボディサイズが小さく作られています。
つまり、ボディサイズが「LT3000>LT3000-C」ということですね。
スプール径の企画は「48mm」と同じなので、ほとんどの機種で「糸巻き量」が同じです。
使い勝手は似ていますが、LT3000とLT3000-Cを使い分けることで「釣果に差をつける」釣り人もいらっしゃいます。
シマノ3000・C3000の違いとは?
シマノのスピニングリールの番手の中で「3000」「C3000」の違いが最も複雑だと思います。
3000とC3000は、全くの別物です。
シマノの3000と表記されたスピニングリールは「4000番のボディサイズ」「2500番のローター&スプール」が搭載されています。
C3000に比べると「ボディーサイズ」が大きく、「ローター&スプール」が小さいんです。
調査したところ、マッチする釣りとして「フラットフィッシュ」「シーバス」「スーパーライトジギング」「スーパーライトショアジギング」「タイラバ」が挙げられていました。
一方でシマノのC3000と表記されたスピニングリールは「2500番のボディサイズ」「3000番のスプール」が搭載されています。
3000に比べると「ボディーサイズ」が小さく、「スプール」が大きいんです。
こちらも調査したところ「エギング」「ブラックバス」「本流トラウト」「磯釣り」にマッチしているとのこと。
初心者の方はサイズ感がコンパクトな「C3000」を使用する頻度が圧倒的に多くなると思います。
スピニングリールの特徴|4000番
4000番サイズのスピニングリールは、比較的「釣り糸に負荷がかかる釣り」「釣り糸を多く巻く必要のある釣り」で使用されます。
具体的に「泳がせ釣り」「シーバス釣り」「フラットフィッシュ(海底に生息するヒラメやマゴチなど)を狙う釣り」「ライトショアジギング」などで大活躍です。
中型以上の魚を狙うことができるので、多少の大物がヒットしても「ラインブレイク」に怯えなくて済みます。
4000番サイズのスピニングリールの表記は「釣具メーカー」ごとに異なるので注意してください。
ダイワなら「LT4000」、シマノなら「4000」で表記されているリールが「4000番サイズのスピニングリール」です。