釣り方

ヤリイカ釣りでイカメタル仕掛けが流行中!冬の人気ターゲットの釣り方は?ケンサキイカ狙いとの違いも徹底解説!

イカメタルの「釣り方」とは?
「ボトム付近」「フォールアクション」を中心に狙うのがキーポイント!

ヤリイカは落ちてくる餌を海底付近にて待ち構えています。

集魚灯のライトを使用しても海面に浮いてくることはありません。

つまり、私たちは「海底付近にヤリイカが潜んでいないか?」と積極的に探る必要があるんです。

 

群れの濃さによりますが、基本的にヤリイカは「海底から5m以内」で釣れることがほとんど。

海底から中層まで幅広いレンジを泳いでいるケンサキイカとは大きく異なります!

 

群れの規模が小さい場合、ヤリイカは海底付近に潜んでいることが多いです。

海底付近よりも高い水層(タナ)でヤリイカが釣れたら「群れの規模が大きい」可能性があります。

 

このことを踏まえると、海底から5m以上高い水層(タナ)でヤリイカがヒットしたら「釣果を伸ばす」チャンスです!

かなり大きい群れが回遊し、釣り場に入ってきたと考えて問題ありません。

 

ここからは「イカメタルの釣り方」をまとめていきます。

まずは、メタルスッテを着底させてください。

仕掛けを着底させるときは「根掛かり」に注意です。

 

着底を確認できたら、釣竿を持ち上げてメタルスッテを「50cm〜1m程度」浮かして底を切ります。

具体的には「ゆっくり丁寧にしゃくり→ラインテンションを掛けて誘い下げ(テンションフォール)」をするだけでOK。

 

再びメタルスッテが海底に落ちたら、釣竿を下げてステイさせ、ヤリイカが乗る間を作りましょう!

ヤリイカがアタリタイミングは「誘い下げ中」「ステイ中」のどちらかになります。

 

一般的には「ヤリイカが高活性=誘い下げ中」「ヤリイカが低下性=ステイ中」にアタルことが多いです。

 

竿先が「ドン」と引き込まれたり、手元に「コツコツ」「グン」と衝撃が伝わるのがアタリになります。

少しでもアタリを感じたら、すぐに釣竿を持ち上げて「即アワセ」を入れましょう!

 

ヤリイカは船下に滞留せず、餌を求めて回遊します。

船下に潜んでいても、すぐに抜けてしまうんです。

このポイントもケンサキイカを狙う時と大きく違いますね!

 

少しでもヤリイカメタルで釣果を伸ばすなら「ヤリイカが回遊しているレンジに、スッテを泳がす必要」がありますね!

 

レンジを外してしまったら、ヤリイカが釣れないチャンスがないのです。

先ほどもお伝えしましたが「ヤリイカが潜んでいるレンジ=海底付近」とほぼ決まっています。

 

ヤリイカが回遊してくるタイミングを待ち焦がれながら、根気よく「誘い下げ」「ステイ」を繰り返し、チャンスに備えましょう!

 

これは余談ですが「船下に回遊してくるヤリイカ=スレていなくて、フレッシュ」であることが多いです。

ヤリイカがフレッシュなので、誰にでも釣り上げるチャンスがあります。

 

船上で誰か1人でも釣れ始めたら、「釣果を出す」最大のチャンス。

なぜなら、ヤリイカが船の周辺を回遊している可能性があるからです。

このタイミングを逃さず、丁寧に誘い続け、ヤリイカのアタリに備えましょう!

 

ヤリイカメタルで「有効なドロッパー」とは?
足や触腕の長さに合った「細身&小さい」タイプを選ぶのがポイント!

ヤリイカを狙う時に有効な「ドロッパー」をまとめていきます。

結論から言うとヤリイカに違和感を与えにくい「細身のドロッパー」があると有利です。

 

ケンサキイカ狙いで使用する「ボリューム感があるドロッパー」より、多く釣果を出せるでしょう。

 

ヤリイカはケンサキイカと比べると、足(ゲソ)が長くありません。

また、触腕も短いのでドロッパーが大きいと抱きつきにくいんです。

 

上記のことを踏まえ、ヤリイカをイカメタルで狙う時は「細身のドロッパー」をご用意くださいね♪

 

釣り場状況やヤリイカの活性にもよりますが「プラ角」がめちゃめちゃ釣れるケースがあります。

プラ角とはプラスチックが剥き出しで、カラフルなボールペンのような見た目をしている疑似餌です。

 

エギやスッテ意外にも、数種類のプラ角をタックルボックスに忍ばせておくと良いと思います。

プラ角のカラーは「ブルー系」「ピンク系」を中心に選んでおけば間違いありません。

 

どちらのカラーも高い釣果実績を誇ります。

天気が良い日中(明るい時間帯)に「ケイムラ」のプラ角があると、ヤリイカを狙うのに効果的♪

 

ヤリイカメタルの「シーズン」はいつ?

地域で多少前後しますが、ヤリイカをイカメタルで狙う「メインシーズン=冬季」です。

寒い時期にイカメタルゲームを楽しみたい人にとって、ヤリイカは絶好のターゲットなんです!

 

肌寒くなる秋の終わり頃から、ヤリイカが釣れ始め。

産卵期を迎える春にかけて、ヤリイカを狙うことができますよ〜!

 

春になるとヤリイカが産卵のため、浅場まで接岸してきます。

回遊しているヤリイカは活性が高く、比較的簡単に釣果を伸ばせるでしょう。

 

ヤリイカメタルで使う「タックル」とは?

ヤリイカをイカメタルで狙う時に使用する「タックル」をご紹介です。

下記に「ヤリイカメタルのタックル」をまとめたので、チェックしてみてください。

 

【ヤリイカメタルのタックル】

  • イカメタル専用ロッド(6ft/Mクラス程度)
  • カウンター付きベイトリールorスピニングリール
  • PEライン(0.6号前後を200m以上)
  • フロロカーボンリーダー(3号前後を1ヒロ)
    ※1ヒロ=約1.5m
  • ドロッパー(エギ、スッテ、プラ角など)
  • 鉛スッテ(10号〜30号程度)

上記の「ヤリイカメタルのタックル」を読んでみて気になるポイントはありましたか?

基本的にケンサキイカを狙う時に使用するタックルと同じものを流用してOKです。

 

それでは「ロッド」「リール」「ライン」3点について詳しく解説していきます。

ヤリイカメタルに興味のある人は、ぜひ参考にしてくださいね♪

 

タックル①:釣竿(ロッド)

イカメタル専用ロッドを選ぶのがおすすめ。

ベイトロッド・スピニングロッドとちらでも大丈夫です。

長さ6ft前後の釣竿だと操作性や感度が抜群になります。

 

硬さ(パワー)を選ぶときは「使用する鉛スッテの号数」に最適な釣竿を選んでください。

オールラウンダーとして使うなら「MLクラス」「Mクラス」がベストチョイスかと。

 

目安になりますが「15号〜25号程度」の鉛スッテに対応できるので、快適にイカメタルを楽しめるでしょう!

 

お住まいの地域や釣りポイントで「使用する鉛スッテの重さに差」があるんです。

無駄な出費を避けるためにも、事前に釣具店や遊漁船に「おすすめの鉛スッテの号数はなんですか?」と確認しておくと◎

 

一応、タイラバロッドなどでもイカメタル専用ロッドの代用ができます。

お手元にイカメタル専用ロッドがない人は、ぜひ参考にしてください。

 

最後におすすめのイカメタル専用ロッドとして「セフィア BB メタルスッテ B66M-S(シマノ)」があります。

下記にスペックをまとめたので、イカメタル専用ロッドの購入を考えている人はチェックしてみてください♪

 

【セフィア BB メタルスッテ B66M-S(シマノ)|スペック】

  • 全長:6ft6in
  • 自重:85g
  • 継数:2本
  • 仕舞寸法:102.7cm
  • 適合スッテ:8号〜25号(30g〜90g)

タックル②:リール

ヤリイカメタルを快適に行うなら「小型カウンター付きベイトリール」「2500番前後のスピニングリール」を選んでおけば間違いありません。

 

いち押しはヤリイカが釣れる水層(タナ)を把握しやすい「小型カウンター付きベイトリール」になります。

水層(タナ)を把握できれば、ヒットパターンを再現しやすく「釣果」を出しやすいです。

 

あなたが「ベイトリールを扱えるか不安..」と悩んでいるなら「2500番前後のスピニングリール」を準備してください。

 

スピニングはトラブルが少ないので、ストレスなくイカメタルを楽しめるでしょう。

個人的にも仕掛けをキャストして、広範囲を探れるスピニングリールに魅力を感じています。

 

調査したらベイトタックルをひと通り揃えてから、スピニングタックルを用意することを推奨しているアングラーもいらっしゃいました。

 

最後におすすめのベイトリールとして「バルケッタBB 150DHHG(シマノ)」をご紹介です。

下記にスペックをまとめたので、ベイトリールの購入を考えている人はチェックしてみてください♪

 

【バルケッタBB 150DHHG(シマノ)|スペック】

  • 自重:220g
  • ギア比:7.0
  • 最大ドラグ力:5kg
  • 最大巻上長(ハンドル1回転):70cm
  • 糸巻量(PE1.5号の場合):200m
  • ベアリング数BB/ローラ―:3/1

 

タックル③:釣り糸(ライン)

PEライン(0.6号前後)があると問題なくヤリイカメタルを楽しめます。

おすすめ商品は「エックスブレイド スーパージグマン X8(よつあみ)」なので、チェックしてみてくださいね♪

 

リールにPEラインを200m以上巻いておけば「根掛かりする」「糸が切れる」などライントラブルが起きても安心。

釣りを中断しなくて大丈夫です。

 

PEラインはスレや摩擦に弱いので、フロロカーボンリーダーを接続して使用しましょう。

フロロカーボンリーダーとして「太さ:3号(12lb)」「長さ:2m」を目安にしてくれてOK。

 

ヤリイカメタルで使用する「アクション」とは?

ヤリイカメタルで基本となる「アクション(誘い方)」をご紹介です。

結論から言いますと「ジャーク」「ステイ」「シェイク」「誘い上げ」「誘い下げ」を屈指してヤリイカを狙います。

 

ほとんどイカメタルでケンサキイカを狙う時と同じですね!笑

イカメタル仕掛けが着底した後は、さまざまなアクションを織りなして「ヤリイカのヒットパターン」を探りましょう。

 

ヤリイカは浅いレンジに浮いていることが少ないです。

海底付近に潜んでいる習性があるので、ヤリイカのヒットパターンを探る際は「海底付近」をメインに探るのがおすすめ。

海底付近でヤリイカがヒットしないなら「中層付近」までリサーチしても良いかと!

 

ヒットパターンって釣行日の「天候状態」「ヤリイカの活性状態」で違うので、見つけるのが大変です。

ですが、ヒットパターンを見つけられたら勝ち!

 

手元に「ビクッ」とした繊細な振動が伝わったり。

釣り糸が「フワッ」とたるむ回数が増え始めるんです。

 

実際に上記のような現象を体験したら「あと少しでヤリイカが釣れるかも!」「なかなか釣れないけど、何か工夫したら釣ヤリイカが釣れそう!」というワクワクドキドキ感を味わるでしょう。

このワクワクドキドキ感こそ「ヤリイカメタル」の醍醐味だと思います♪

 

ヤリイカは神経質な性格なので「臆病」なことが多いです。

ケンサキイカと比べて臆病という評価をしているアングラーもいらっしゃいました。

 

「ヤリイカ=臆病」を考慮すると「激しいアクション」を控えるのが無難です。

ヤリイカが驚き逃げないように「ナチュラルなアクション」を上手に使い、効率よく「釣果」を伸ばしていきましょう!

 

初心者さんは「ヤリイカは誘い下げやステイ中にヒットする」と押さえておくと◎

これはイカメタル仕掛けが自然な動きをするので、ヤリイカに違和感を与えないことが理由かもしれませんね。

 

ヤリイカメタルで「釣果を伸ばすコツ」とは?

ヤリイカメタルで「釣果を伸ばすコツ」をご紹介です。

下記にこれから紹介する「ヤリイカメタルコツ一覧」をまとめたので、まずは全体把握してみましょう!

 

【ヤリイカメタルコツ一覧】

  • ドロッパーローテーションをする。
  • 小さいアタリ対策をする。
  • オモリグを上手に活用する。

上記の「ヤリイカメタルコツ一覧」を読んでみて気になるポイントはありましたか?

どれもヤリイカメタルで「釣果」を出すのに効果的なので、ぜひ次回釣行時から実践してください〜!

 

釣果を伸ばすコツ①:ヤリイカが釣れない時間帯は「ドロッパーローテーション」が大切!

「ヤリイカの反応が全くない日」に遭遇することもあるでしょう。

そんなタイミングは、ドロッパーの「種類」「カラー」にローテーションしてください。

 

私たちからしたら「わずかな変化」かもしれませんが..。

ヤリイカにとってドロッパーの「種類」「カラー」が変わることは「大きな変化」なのです。

ヒットパターンを見つけたら、いきなりヤリイカがヒットすることだってあり得ますよ♪

 

ヤリイカメタル開始時は「鉛スッテ」「ドロッパー」を対照的なカラーにしておくと◎

「鉛スッテ:派手目カラー」 「ドロッパー:落ち着いたカラー」といった感じです。

こうすることで、ヒットパターンを探りやすくなるでしょう。

 

ドロッパーの号数に工夫をするのも良いですね。

ヤリイカには、仕掛けがゆっくり沈降する「スローフォール」が有効になるケースがあります。

 

釣り場環境にもよりますが、潮が緩やかだったり、風が弱いのなら「号数が小さい鉛スッテ」を積極的に使用してみてください。

鉛スッテが軽くなるので、海底までイカメタル仕掛けがゆっくりフォールするはずです。

 

釣果を伸ばすコツ②:ヤリイカの「小さいアタリ対策」をしよう!

ヤリイカは臆病なので「アタリがわかりにくい!」場合もあるでしょう。

そんな時は「小さいアタリを感じ取れるよう対策」するのがおすすめ。

 

具体的に釣竿を高めに上げて構え「穂先に適度なテンションをかける」のが良いと思います。

こうするだけで、ヤリイカの小さいアタリが釣り糸を通じて「穂先」「手元」に伝わりやすくなるんです。

 

ヤリイカは神経質で臆病な性格をしていました。

アワセ損ねるとヤリイカが違和感を感じてしまい、驚き逃げてしまうことが多いんです。

 

アワセ損ねないために「微妙なアタリ=無視」するアングラーもいらっしゃいます。

仕掛けや釣竿に「グン!」と重みが乗る「本あたり」を待ちアワセを入れるのもコツ。

ヤリイカメタルで釣果を伸ばしたい人は、知識として押さえておきましょう

 

釣果を伸ばすコツ③:「オモリグ」を上手に活用しよう!

ヤリイカメタルでは「オモリグ」を上手に活用するのも有効です。

ケンサキイカ狙いでもよく使われる「オモリグ」をご存知ですか?

 

オモリグとは、重いオモリ(オモリグ用シンカー)を仕掛けの中間部分にセットしてイカを狙う釣り方です。

大型を狙えたり、自然な動きでヤリイカにアピールできるのが「オモリグの魅力」になります。

 

ハリスを長くすることで「スローフォール」を演出でき、ヤリイカを警戒させない動きを生み出せます。

ヤリイカが警戒しにくいので、ヤリイカの反応が良くなるのはイメージしやすいかと。

 

また、遠投性能に優れていることもオモリグの強みでしょう。

広い範囲に仕掛けをキャストできるので、活性の高いヤリイカに出会えるチャンスも増えそうですね♪

-釣り方