Contents
- 1 釣りのターゲットに「チヌ(クロダイ)」という魚は良い!
- 2 チヌ(クロダイ)釣りの魅力8選をご紹介!
- 2.1 チヌ(クロダイ)釣りの魅力①:「警戒心」と「大胆さ」の2面性を楽しめる
- 2.2 チヌ(クロダイ)釣りの魅力②:独特で猛烈な「引き」を楽しめる
- 2.3 チヌ(クロダイ)釣りの魅力③:銀色で美しい鱗がたまらない!カッコいい「魚体」が楽しめる
- 2.4 チヌ(クロダイ)釣りの魅力④:身近な釣り場(堤防など)で「大型個体」に出会える
- 2.5 チヌ(クロダイ)釣りの魅力⑤:食べると「美味しい」
- 2.6 チヌ(クロダイ)釣りの魅力⑥:中型魚〜大型魚として「釣りやすい」
- 2.7 チヌ(クロダイ)釣りの魅力⑦:「ライトゲームで使用するタックル」で釣りを楽しめる
- 2.8 チヌ(クロダイ)釣りの魅力⑧:「酷暑期」でも釣りやすい
釣りのターゲットに「チヌ(クロダイ)」という魚は良い!
チヌ(クロダイ)は釣り人にとってとても魅力的な魚だと思います。
この見出しでは、ざっくりですが「チヌ(クロダイ)」という魚について解説です。
チヌ(クロダイ)の印象について
多くの釣り人にとって「チヌ(クロダイ)=カッコいい見た目をしてる!」印象があると思います。
チヌ(クロダイ)の体色は黒っぽい銀色。
また体高(背縁から腹縁までの垂直方向の距離)があり、左右から押しつぶされたような平たい形をしています。
認知されている「鯛(タイ)」を黒くした魚体といっても良いかもしれません。
ぜひ、押さえてもらいたい「鯛(タイ)とチヌ(クロダイ)の違い」があります。
それはチヌ(クロダイ)の魚体には「銀の縞模様(長くて平行な線が並んでいる模様)」があることです。
とてもクールでカッコいいので、太陽に照らされた魚体に魅了されること間違いなし!
チヌ(クロダイ)のサイズ感について
チヌ(クロダイ)の平均的なサイズは30cm~40cmと中型魚や大型魚に分類されます。
最大で70cmオーバーまで成長しますよ!
中型魚や大型魚に分類されるチヌ(クロダイ)がヒットした際には、独特でゴンゴンと叩くような「猛烈な引き味」を楽しむことが可能です。
猛烈な引き味は手元までダイレクトに伝わり、釣り人として「痺れる瞬間」だと思います。
「フィネス」と呼ばれるスタイルでチヌ(クロダイ)を狙う際の「ハラハラ」「ドキドキ」する展開がたまりません。
フィネスとは軽量なルアーやタックルを繊細に操作して、魚を攻略しているスタイルのことを言います。
チヌ(クロダイ)の猛烈な引きに対して軽量なルアーやタックルを使用して「駆け引き」「ファイト」を行うんです!
常に緊張感ある状況で「猛烈な引き」を楽しめることが、チヌ(クロダイ)が多くの釣り人を魅了している理由なのでしょう。
フィネスで以外にもヘチ釣り、落とし込み釣り、前打ち、ウキフカセ釣り、チニングなどでチヌ(クロダイ)をターゲットにすることができます。
あなたも気になる釣り方を見つけて、ぜひ「チヌ(クロダイ)釣り」にチャレンジしましょう!
チヌ(クロダイ)の生息域について
チヌ(クロダイ)という魚は水質の汚染に強く生息域が広いことも特徴です。
水深が浅い場所、汽水域(河川の水と海水が混ざり合う場所)、淡水域にまで生息しています。
意外かもしれませんが、工業排水で濁った海や都心部の河川や港湾区域といった「水質が汚染され濁った場所」にでも、多数のチヌ(クロダイ)が居着いている場合もあります!
「え!こんな場所にもチヌ(クロダイ)がいるの?!」と驚くことも多いです。
しかも、チヌ(クロダイ)は基本的に1年中釣ることができます。
年間を通してお手軽に始められますし、釣果を期待できるんです!
乗っ込みシーズンである春(3月~5月)、魚の活性が上がる秋(10月~11月)には、初心者さんでも釣果を伸ばせるかもしれません。
ぜひ、最高のタイミングで「チヌ(クロダイ)釣り」を始めてみましょう!
チヌ(クロダイ)釣りの魅力8選をご紹介!
それでは、チヌ(クロダイ)釣りの魅力8選をご紹介です。
釣魚として高い人気を誇るチヌ(クロダイ)は、エサ釣り・ルアー釣りどちらでも楽しめます。
この見出しを読むことで「チヌ(クロダイ)がヒットした時の反応は?」「チヌ(クロダイ)釣りの楽しみ方は?」といった疑問が解決すると思います。
チヌ(クロダイ)釣りに対して「面白そう!」「始めてみたい!」と興味を抱いたなら、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
チヌ(クロダイ)釣りの魅力①:「警戒心」と「大胆さ」の2面性を楽しめる
チヌ(クロダイ)は「警戒心」「大胆さ」といった2面性を兼ね備えています。
日中のチヌ(クロダイ)って人影や物音にすごく敏感で、すこし異変を感じた瞬間に遠くに逃げるくらい「警戒心」が高いんです。
「かかり釣り」を例に挙げチヌ(クロダイ)の警戒心の高さをお伝えしていきます。
かかり釣りとは、魚を集める効果のある「ダンゴエサ」を使ってチヌ(クロダイ)を狙う釣り方です。
魚を集めるダンゴエサを使用するので、チヌ(クロダイ)はもちろん、たくさんの小魚や甲殻類などが集まってきます。
ちなみにメインターゲット以外にダンゴエサに集まった、小魚や甲殻類を「エサ取り」と呼ぶので、釣り知識として押さえましょう!
ダンゴエサに対してチヌ(クロダイ)が最初に食いつく・アタックしてくることはほとんどありません。
基本的にボラとなどの「エサ取り」がダンゴエサを食べている様子を伺い「このエサは安全なのか?」と判断しているんです。
大型のチヌ(クロダイ)になればなるほど「警戒心」の高さが顕著に現れる傾向があります。
小型に比べて大型のチヌ(クロダイ)がエサを食べた時の方が、釣竿やウキに現れる動き(喰いアタリ)が小さいことが多いんです。
大型のチヌ(クロダイ)が如何に「警戒」してエサを食べているかわかりますね。
一方で、エサに対する執着心が強く、エサに興味がある際には飛びついてくる「大胆さ」も兼ね備えています。
刺しエサ(釣り針に刺して使用するエサ)が海に入った瞬間に「ガブッ」と大胆に食いつくこともあるんです。
いきなりチヌ(クロダイ)が反応してくるので、釣り人さんは驚くかもしれません。
なかなかエサに食いつかない「難しさ」「ゲーム性」いきなりエサに食いついてくる「楽しさ」「驚き」を味わえる、チヌ(クロダイ)は釣り相手として魅力的ですね。
チヌ(クロダイ)釣りの魅力②:独特で猛烈な「引き」を楽しめる
チヌ(クロダイ)釣りでは、独特で猛烈な引きを楽しむことができます。
サイズが小さい個体でも油断大敵です。
とても力強く引くので、半端ない緊張感を味わいながら釣りを楽しめますよ。
チヌ(クロダイ)がエサやルアーに食いついた瞬間「がつん!」と響く衝撃的なアタリが手元に伝わるんです。
「大型のメバル」「大型のカサゴ」と似たようなアタリを楽しめると思います。
ですが「大型のメバル」「大型のカサゴ」と「チヌ(クロダイ)」のアタリには大きな違いがあり、「強烈な引きが続く時間」が全く異なるんです。
チヌ(クロダイ)は強烈な引きが「ファイト」「駆け引き」「やりとり」をしている最中、ず〜っと続きます。
しかも、釣り針が掛かかると「グンッグンッ」とチヌ(クロダイ)は首を振りながら泳ぎながら逃げていきます。
首を振りながら下(深い水層)に向かい潜って逃げる習性があるんです。
釣り人の腕が試される時間なので、ぜひ釣り糸が切れないように工夫をしてくださいね。
チャレンジしてもらいたい釣り方として、短く・細い釣竿で行う「かかり釣り」が挙げられます。
一段と「チヌ(クロダイ)の強烈な引き」が手元までダイレクトに伝わる経験を1度味わってしまったら最後。
チヌ(クロダイ)釣りの魅力にどっぷりハマること間違いなし!
これは余談ですが、チヌ(クロダイ)には「年無し」と称される50cm以上の魚体を誇る個体が存在します。
チヌ(クロダイ)は成長する速度が遅いので、大きさから「どのくらい生きたのか?」と生きている年数を判断できません。
ということから、チヌ(クロダイ)魚体の大きさに敬意を込め「年無し」と言われ個体が存在しているんです。
チヌ(クロダイ)釣りをしていて「年無し」がヒットした時の「ハラハラ」「ドキドキ」は格別で止まることを知りません。
手元に「年無し」個体のチヌ(クロダイ)を引き込むまで「緊張感」と「楽しさ」を同時に味わえますよ!
チヌ(クロダイ)釣りの魅力③:銀色で美しい鱗がたまらない!カッコいい「魚体」が楽しめる
チヌ(クロダイ)は抜群にカッコ良い魚です。
ショア(堤防、浜辺、磯など)で狙える魚の中でも、抜群のプロポーションを誇ると思います。
40cm超え個体・や50cm個体といった、大型のチヌ(クロダイ)の魚体は日に照らされ銀色に輝きます。
カッコ良さはもちろん、トップクラスの美しさを兼ね備えているんです。
カッコ良さと美しさの2つを兼ね備えた「大型のチヌ(クロダイ)」を釣り上げた瞬間の感動体験は忘れられません。
銀色に輝く魚体が海面を割った瞬間、チヌ(クロダイ)釣りにめちゃめちゃ惹き込まれること間違いなしです。
個体差があるので一概には言えませんが..。
夏場のチヌ(クロダイ)は活動量が増え、エサを食べる量も増え、パンパンに肥えていることが多いです。
一方、冬場のチヌ(クロダイ)は活動量が減り深場に居着くので、スラ〜っと細身な印象を受けます。
ですが体色が夏場のチヌ(クロダイ)に比べ、濃いので写真を撮ると「釣り映え」することが多いです。
あなたが「カッコ良い!」「美しい!」と感じるチヌ(クロダイ)と出会える季節はいつだと思いますか?
自分好みのチヌ(クロダイ)が釣れる時期やタイミングを見つけることも、チヌ(クロダイ)釣りの魅力だと思います。
チヌ(クロダイ)釣りの魅力④:身近な釣り場(堤防など)で「大型個体」に出会える
チヌ(クロダイ)は堤防など、あなたの身近な釣り場で釣ることができます。
しかも、45cm〜50cmを超える大型個体を手軽に狙うことが可能なんです。
人里が近い遠い問わず、大型個体が普通に生息してるので「え!そのサイズが釣れるの!?」と驚くこともあるでしょう。
多くの釣り人のターゲットとして「チヌ(クロダイ)」が高い人気を誇る理由がわかりますね。
お手軽に身近な釣り場で「大型個体」が釣れるってとても魅力的です。
チヌ(クロダイ)を狙える釣り方には、さまざまな種類が存在しています。
身近な釣り場である堤防でチヌ(クロダイ)を狙うなら、ウキダンゴ釣り(紀州釣り)、落とし込み釣り、ウキフカセ釣り、チニングなどが有名です。
チヌ(クロダイ)をルアーで狙う「チニング」が初心者さんでも始めやすい釣り方だと思います。
1年中堤防で楽しめますし、初期費用が少なく済みますよ!
他の釣り方に比べお手軽にスタートできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
チヌ(クロダイ)釣りの魅力⑤:食べると「美味しい」
意外と知られていませんがチヌ(クロダイ)は食べると美味しい魚です。
魚屋やスーパー等で売られていないですし。
あまり見かけないので釣り人でないと馴染みが少ないと思います。
多くの人が食べたことのある「マダイ」に比べると、たしかに若干の魚臭さを感じるかもしれません。
ですが「締めてから血抜き」「内臓処理」といった下処理を正しく行うことで、めちゃめちゃ美味しく食べられます!
生食はもちろん、さまざまな調理方法で楽しむことが可能です。
スタンダードな調理法として刺身、塩焼き、煮付け、焼き物などがあります。
なかでも、釣りたてのチヌ(クロダイ)の身は「濃厚な旨味」「コリコリ食感」「抜群な歯応え」を楽しめて、美味しくいただけます。
釣りたてのチヌ(クロダイ)でのみ味わえる「食味」や「食感」って釣り人の特権であり魅力ではないでしょうか?
チヌ(クロダイ)釣りの魅力⑥:中型魚〜大型魚として「釣りやすい」
チヌ(クロダイ)は他の中型魚〜大型魚に比べて、圧倒的に釣りやすいことも魅力的です。
海で釣れる中型魚〜大型魚にはシーバス(60cmから70cm程度のアベレージクラス)やタチウオなどが挙げられます。
チヌ(クロダイ)は雑食かつ食欲旺盛な魚ということもあり、ワームやプラグにも反応しやすいです。
夏場や夕暮れ時には水面近くで使うプラグ(ポッパーやペンシルベイトなど)で釣果を伸ばしましょう!
またチヌ(クロダイ)の魚影が濃いエリアやポイントを絞り込むことができたら、初心者さんでも「数釣り」が可能です。
ぜひ、のっこみ時期である春(3月から5月頃)、チヌ(クロダイ)の活性が高まる秋(10月~11月)を狙ってチヌ(クロダイ)釣りを始めましょう!
釣り方や釣りをする地域によってチヌ(クロダイ)釣りの最盛期は異なることを、釣り知識として押さえておくと◎です。
堤防で楽しむ「落とし込み釣り」の最盛期は、夏(7月~8月)といった感じで、全く異なります。
あなたがチャレンジしたい「チヌ(クロダイ)釣りの最盛期」をあらかじめ調べることをおすすめします。
チヌ(クロダイ)釣りの魅力⑦:「ライトゲームで使用するタックル」で釣りを楽しめる
チヌ(クロダイ)はライトゲームでターゲットにされることが多い魚です。
ライトゲームって軽量なルアーやタックルを使い魚を狙うので、初心者さんでもお手軽に楽しめます。
身近な場所(漁港や堤防など)で釣りを始められますし、初期費用も抑えることが可能です。
「釣りを始めたい!」「魚を釣ってみたい!」と考えている人は、チヌ(クロダイ)をターゲットにした「ライトゲーム」にもチャレンジしてもらいたいです。
ライトゲーム用のタックルを揃えてチヌ(クロダイ)釣りを始めてみても、チヌ(クロダイ)釣りにハマらないかもしれません。
もしハマれなくても「お金がもったいない..」「せっかく揃えたのに..」と悩まないでください。
なぜなら、ライトゲームで使用するタックルはアジ、メバル、メッキ、カマス、サバ、ソイなどの小型魚を狙うこともできるからです。
ライトゲーム用のタックルってさまざまな魚をターゲットにでき、幅広い汎用性を誇ります。
せっかく購入した「タックル」が無駄になる可能性が少なく、さまざまな釣り方にチャレンジするきっかけになることもチヌ(クロダイ)釣りの魅力と言えますね。
チヌ(クロダイ)釣りの魅力⑧:「酷暑期」でも釣りやすい
チヌ(クロダイ)釣りはあつあつの酷暑期でも楽しめます。
夏場の日中「気温=40℃近く」「海水温=25℃」の環境下で魚を釣ることは難しいです。
特にショア(堤防、浜辺、磯など)から狙うような海の魚って、全くエサやルアーに反応してくれません。
例外としてカサゴや回遊魚(アジ、イワシ、サバなど)ならメタルジグを屈指して釣ることは可能です。
上記の魚を除いた場合、全国的にみて「魚が全く連れない!」と壊滅的な釣果になることも考えられます。
そんな炎天下で暑さMAXの8月でさえ「チヌ(クロダイ)」は釣ることが可能なんです。
むしろ水温が上がった海水は、チヌ(クロダイ)にとって適温になるので驚きます。
適温の海水中でチヌ(クロダイ)の動きが活発になり、とても強い引きを楽しむことが可能です。
またコンディションが良いので、ルアーにも食いつきますし、数釣りも楽しめるかもしれません。