釣竿

【シマノ|早潮と早潮瀬戸内メバルの違い8選】それぞれの特徴を踏まえて徹底比較!どんな人におすすめなのかも解説!

シマノから販売されている船竿として「早潮(ハヤシオ)」「早潮瀬戸内メバル(ハヤシオセトウチ)」という名前の似ている商品があります。

船釣り経験者やシマノファンの皆さんなら、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

今回の記事では、そんな名前の似ている「早潮と早潮瀬戸内メバルの違い」について深堀り解説していきますよ!

 

具体的な内容は、以下のような感じです。

  • 早潮の特徴とは?
  • 早潮瀬戸内メバルの特徴とは?
  • 早潮と早潮瀬戸内メバルの違いとは?
  • 早潮はどんな人におすすめなのか?
  • 早潮瀬戸内メバルはどんな人におすすめなのか?

新しく船竿の購入を検討している方にとって、上記の内容は間違いなく有益な情報になります。

シマノがこだわり抜いて製作した「早潮」や「早潮瀬戸内メバル」に少しでも興味のある方は、ぜひ今回の記事をお役立てください!

 

Contents

シマノ「早潮(ハヤシオ)」の7つの特徴

まずは、シマノが販売している「早潮の特徴」を7つご紹介していきます。

下記にこれから紹介する早潮の特徴を一覧でまとめたので、内容を把握してみましょう!

 

【早潮の特徴|一覧】

  1. 万能振出竿
  2. エントリーモデル
  3. ラインナップが豊富
  4. リールシートについて。
  5. デザインについて。
  6. トップガイドについて。
  7. 調子と穂先について。

「早潮」には、早潮瀬戸内メバルとは全然違う特徴や魅力がありますので、お楽しみに!

 

シマノ「早潮」の特徴①:万能振出竿

シマノにおいて早潮は「多彩な船小物を狙える万能振出竿」という位置付けになります。

早潮1本あるだけで「いろんな魚が釣れる!」「しかも本格的に!」とプロアングラーが熱弁するくらい万能かつ高性能。

釣り番組の収録に使用された実績があるので、高性能においては間違いない1本でしょう!

 

個人的には、振出竿ということもありコンパクトに持ち運べることに魅力を感じました。

電車やバスで釣り場に向かう際も、周囲の人の邪魔にならない長さに収納できるのです。

 

シマノ「早潮」の特徴②:エントリーモデル

釣竿にはお値段に応じたクラス分けがあります。

あくまで目安ですが、4万円以上の高級釣竿「ハイエンドモデル」、3万円前後の「ミドルクラス」、そして1万円前後の「エントリーモデル」の3つに分類できるのです。

 

早潮の値段は1万円前後ということもあり「エントリーモデル」に属しているのですが、決して品質が低いわけではありません。

たしかに初心者向けの船竿ではありますが、いろんな魚を釣り上げる経験を積めるお得な釣竿なのです。

 

船釣りでなら「キス」「メバル」「アジ」「タチウオ」「イサキ」といった大人気ターゲットはもちろん。

汎用性が高いので堤防や漁港、海上釣り堀からでも「イワシ」「サバ」といった多彩なお魚を釣り上げられます。

 

釣り初心者さんとって、いろんな魚を釣り上げる経験はとても大切。

釣り人は「引き味」「スリリング感」「食べて美味しい」などなど、魚から釣りの魅力をたくさん教えてもらえるのです。

 

シマノ「早潮」の特徴③:豊富なラインナップ

早潮には、多彩な魚種や様々な状況をカバーできるように豊富なラインナップが取り揃えられています。

いろんな「全長(m)」「錘負荷(号)」を組み合わせることで、全16機種のスペックが存在しています。

 

全ラインナップに共通して「先調子(7:3で竿先が曲がる)」が採用されていることが、早潮が釣り初心者から絶大な人気を誇る理由。

先調子にはイメージ通りに釣竿をコントロールしやすいという特徴があり、釣り初心者さんが1番扱いやすさを感じられるのです。

初心者さんの船釣りデビューを全力で支えるために、シマノが早潮を手がけたことがわかりますね。

 

シマノ「早潮」の特徴④:リールシート

早潮のリールシートには「シマノオリジナル パイプシート」が搭載されています。

非常に手に馴染むことも嬉しいポイントですが、個人的には「スピニングリールとベイトリールどちらもセッティングできる」ことに魅力を感じています。

「釣りたい対象魚」「釣りをする海域」など、いろんなシチュエーションに合わせて、早潮にセッテイングするリールを選びましょう!

 

シマノ「早潮」の特徴⑤:デザイン

早潮はリニューアルされたことがあるのですが、シマノは「デザイン」にこだわりました。

シマノ公式サイトにも「飽きのこない上質なデザイン」という記載があるくらいです。

個人的にもブラックとメタリックシルバーを掛け合わせた、高級感漂うデザインがとても大好き。

 

釣行中のモチベーションを大きく左右するくらい「釣竿のデザイン」は大切です。

インプレサイトを見ていると「デザインがカッコ良い!」「旧モデルよりもデザインが洗練されている!」と、早潮のデザインに言及している方が結構いらっしゃいましたよ。

 

シマノ「早潮」の特徴⑥:トップガイド

早潮のトップガイドには「SiCリング」が採用されています。

基本的に「SiCリング」は高級竿(ハイエンドモデル)に採用されるようなスペックなのですが、早潮には特別に搭載されているのです。

 

SiCリングは釣り糸への負荷を大幅に軽減しますからラインブレイクを大幅に軽減してくれます。

耐久性も備えているので、安心して魚とのファイトを楽しみましょう。

 

慣れない船釣りでも、不安やストレスをできるだけ感じたくない人にとって「早潮」は嬉しい1本と言えますね!

 

シマノ「早潮」の特徴⑦:調子&穂先

早潮には初心者さんでも扱いやすい「先調子(7:3)」が採用されています。

先調子は頭で描いた釣竿の動きと、実際の釣竿の動きがリンクすることが多いです。

船釣りの基本動作をスムーズに習得できる「初心者におすすめしたい調子」だと個人的に思っています。

 

使用するオモリに合わせて、早潮の穂先には「カーボンソリッド」「チューブラー穂先」の2種類が採用されています。

「10-210T」「10-300T」といった10号のラインナップには「カーボンソリッド」が搭載。

一方「20-240T」「30-270T」といった20号と30号のラインナップは「チューブラー穂先」で販売されていますから、購入前は要チェックです。

 

シマノ「早潮瀬戸内(ハヤシオセトウチ)メバル」の7つの特徴

続いて、シマノが販売している「早潮瀬戸内メバルの特徴」を7つご紹介していきますよ!

これから紹介する早潮瀬戸内メバルの特徴を一覧でまとめたので、早潮の特徴と比較しながら内容を把握していきましょう。

 

【早潮瀬戸内メバルの特徴|一覧】

  1. 船メバル専用竿。
  2. インナーガイド仕様。
  3. ラインナップについて。
  4. 調子と穂先について。
  5. スパイラルX構造について。
  6. リールシートについて。
  7. デザインについて。

「早潮瀬戸内メバル」は、船メバルに特化した専門竿になります。

「船からメバルを狙うならこれ!」と言い切れるくらい素晴らしい性能を持っていますから、みなさん注目ですよ!

 

シマノ「早潮瀬戸内メバル」の特徴:船メバル専用竿

早潮瀬戸内メバルは「船メバル専用」に設計された船竿になります。

シマノに所属するプロアングラーが「どうしたらメバルが釣りやすくなる?」「全力で船メバル楽しむにはどんなスペックが必要?」と試行錯誤を繰り返して製作された、船メバル釣りに特化した釣竿ということです。

 

冬から春にかけて船メバルを楽しむなら、瀬戸内エリアでの釣行は絶対にマスト。

ヒットした途端に釣竿がぶち曲がるような大型個体がたくさん釣れる、瀬戸内エリアは船メバルのメッカと言っても過言ではありません。

良型のメバルを多点掛け(サビキ仕掛けや胴突き仕掛け)で狙うと、冗談抜きで大人と綱引きをしているような感じです!笑

 

一見するとご当地の釣り方のように感じますが、大勢のアングラーを魅了し続けている「船メバル」。

そんな船メバルを最高純度で楽しめる釣竿こそ、シマノがリリースしている「早潮瀬戸内メバル」というわけです。

 

シマノ「早潮瀬戸内メバル」の特徴:インナーガイド仕様

船メバルでは多点掛けと呼ばれる、長尺の仕掛け(サビキ仕掛けや胴突き仕掛けなど)を使用します。

長い仕掛けは絡まりやすく、慣れるまではどうしてもライントラブルが多発してしまうのです。

 

ライントラブルを大幅に減らすために、早潮瀬戸内メバルには「インナーガイド」が採用されています。

インナーガイドとは、釣竿内部にラインを通す構造をした釣竿のことを言います。

ストレスフリーが魅力で「仕掛けがガイドに絡まない」「いつの間にか針と糸が絡んでいる」を回避できるのです。

 

メバルが釣れた後の釣り針を外しやすかったり、仕掛けの準備がしやすかったりと嬉しいポイントがたくさん。

格段に手返しが向上するので「釣果アップ」は間違いなしです。

 

インナーガイドロッドに対して良いイメージを持っていないアングラーは意外と多いです。

実際に「竿内部がベタつく..」「ライン放出が滑らかじゃない..」と言ったお話を聞いたこともあります。

ご安心ください!

シマノが最新技術を屈指して製作した「早潮瀬戸内メバル」のインナーガイドには、アングラーがストレスを感じないような工夫が施されているのです。

 

インナーガイドの工夫①:ハイパーリペル(高耐久撥水処理)

早潮瀬戸内メバルのインナーガイドには「ハイパーリペル」と呼ばれる、強力な撥水加工が採用されています。

釣竿との密着性に優れているので、釣竿の隙間に海水が入り込めません。

PEラインのベタつきを限りなく追放することに繋がるので、長時間釣行でもリールから滑らかなライン放出を期待できるのです。

 

インナーガイドの工夫②:カーボンインナーループ構造・大口径エントランスガイドを搭載!

「カーボンインナーループ構造」「大口径エントランスガイド」って言葉が難しいですよね..。

ようは、滑らかにラインが放出されるため、海底付近まで仕掛けを素早く落とせるように!

根魚である「メバル」は海底付近でヒットすることが多い魚種になります。

海底付近にまで仕掛けをスムーズに落とせるかが、釣果を大きく左右するくらい大切なのです。

 

シマノ「早潮瀬戸内メバル」の特徴:ラインナップ

早潮瀬戸内メバルには、全部で5機種のラインナップが用意されています。

船メバルを高い次元で楽しめるのは間違いありませんが「長さ」「硬さ」が違うと、釣竿は全く違う表情をのぞかせます。

 

船メバル定番は「3.0m」「3.3m」「3.6m」になりますが、あなたが使用する仕掛けの長さや使い心地を最重要にお選びくださいね。

ベテランから愛される「4.2m」「4.8m」のロングレングスモデルは、7本バリ〜8本バリのサビキ仕掛けでも扱えるので、参考としてどうぞ!

良型メバルを多点掛けしても、全く動じない力強さを感じれるでしょう。

 

シマノ「早潮瀬戸内メバル」の特徴④:調子&穂先

船メバルで釣果を出すためには「釣竿がしなやかで魚のアタリを弾かない(食い込みの良さ)」ことが絶対条件。

この絶対条件をクリアするため、シマノは早潮瀬戸内メバルを開発する際に「調子」「穂先」に時間を割いたのです。

 

綺麗な弧を描いて曲がる「柔軟穂先」は、警戒心の強いメバルでも違和感なく仕掛けを口に運びます。

また、メバルが掛かったと同時に釣竿の真ん中からしなやかに曲がる「胴調子」が、良い仕事をするのです。

 

魚のアタリを弾きませんし、追い喰いを誘発するため「釣果が大幅アップ」すること間違いなし。

気持ち良すぎるくらい綺麗に曲がりますから、一瞬「折れないよね?」と心配になるくらいです。笑

早潮瀬戸内メバルのブランクスは耐久性やパワフルさを備えているので、簡単に折れませんからご安心くださいね!

 

多点掛けされたメバルとの力比べを快適に楽しみ尽くせるからこそ、早潮瀬戸内メバルは「シマノを代表する船メバル専用ロッド」と認知されているのでしょう。

 

シマノ「早潮瀬戸内メバル」の特徴:スパイラルX構造

早潮瀬戸内メバルには「スパイラルX構造」と呼ばれるシマノテクノロジーが搭載されています。

スパイラルX構造とは、ブランクスの内層と外層それぞれにカーボンテープを逆方向斜めに巻いた「3層構造」のこと。

 

スポーツ経験者になら伝わると思いますが、怪我防止のテーピングだと考えてくれたらOK。

人間本来の身体能力だけでは怪我を負うような動きに対して制限をかけることで、大怪我を防止してくれるようなイメージ。

 

ようは、釣竿に「スパイラルX構造」というテーピングを巻くことでネジレやブレを大幅に抑制しているのです。

ネジレやブレが少ないと、良型メバルの強烈な引きにも力負けせずファイトを有利に進められて、非常に快適!

 

シマノ「早潮瀬戸内メバル」の特徴:リールシート

早潮瀬戸内メバルのリールシートには「CI4+シート」が搭載されています。

カーボン繊維が含まれる樹脂であるシマノが開発した新素材CI4+は、リールシートの大幅な軽量化や低重心を生み出すことに貢献。

さらに言うと、パーピング性能の向上が素晴らしいので、長時間釣行でも疲労感が蓄積しないのです!

 

船釣りメバルは集中力を研ぎ澄ますので、釣行後は非常に疲労を感じてしまうケースも..。

次の日に疲れを残さないためにも、釣竿を選ぶ際は「リールシート」にこだわるのがおすすめ。

 

シマノ「早潮瀬戸内メバル」の特徴:デザイン

早潮瀬戸内メバルデザインは、大勢の釣り人を魅了できると確信しております。

白を基調にした穂先から釣竿の中心部分までのデザインが、非常にカッコ良いのです。

ピカピカ輝きを放つ白いブランクスは釣行中のテンションを爆上げしてくれますし、船上でかなり目立ちます。

(実力のある釣り人が使用していると、本当に惚れ惚れしてしまうレベルにカッコ良いのです!笑)

 

グリップ部分のブラックとシルバーを組み合わせたデザインも素晴らしく、高級感と重厚感が半端じゃありません。

釣具にこだわりたいアングラーにこそ愛用してもらいたい「早潮瀬戸内メバル」は、非常に贅沢な1本だと思います。

 

シマノ「早潮(ハヤシオ)」と「早潮瀬戸内(ハヤシオセトウチ)メバル」の違いは8つある!

ここから先が、今回の記事の1番おいしい内容です。

早潮と早潮瀬戸内メバルの特徴やスペックを踏まえて、それぞれの違いを徹底比較していきます。

下記に比較した内容をまとめたので、全体把握にお役立てください!

 

【早潮と早潮瀬戸内メバルの比較内容|一覧】

  1. 汎用竿か専門竿の違い。
  2. ラインナップ数の違い。
  3. 先調子か胴調子の違い。
  4. お値段の違い。
  5. 機能性の違い。
  6. カーボン含有率の違い。
  7. 仕舞寸法の違い。
  8. リールシートの違い。

 

シマノ「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」の違い①:汎用竿or専門竿

同じ振出式の船竿である「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」ですが、釣竿としてのコンセプトが違います。

多彩な魚種をターゲットにできる早潮は「汎用竿」という括りになりますし、西の瀬戸内エリアで人気な船メバルに特化した早潮瀬戸内メバルは「専門竿」という分類になるのです。

 

釣り初心者さんが自前ロッドを購入するなら、幅広いシチュエーションに対応できる「汎用竿」がおすすめ。

いろんな「釣り方」「対象魚」を楽しみ尽くして、どんどん魚釣りに没頭しちゃってくださいね♪

 

船釣りを続けていくと汎用竿では対応しきれずに、面白さを感じられないシーンにも必ず遭遇します。

あなたが「もっとメバル釣りを上手になりたい!」「いままでわからなかった魚のアタリを感じたい!」と向上心を抱き出したら、その合図です。

釣り人としてのレベルを上げるためにも「専用竿」の力を借りると良いかと思います。

 

シマノ「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」の違い②:ラインナップ数 

汎用竿である早潮には、いろんなシチュエーションに対応するため全16機種のラインナップが存在しています。

一方、船メバル専用竿である早潮瀬戸内メバルには、船メバルを快適に行える厳選された全5機種がラインナップされているのです。

 

下記に「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」のラインナップをまとめておくので、長さや号数の違いに注目しつつ全体把握をしてみてください。

早潮の方が軽い仕掛けを使えたり、早潮瀬戸内メバルにはロングロッドが用意されているなど、面白い情報が一目でわかりますよ〜!

 

【早潮|ラインナップ一覧】

  1. 10-210T
  2. 10-240T
  3. 10-270T
  4. 10-300T
  5. 10-300T
  6. 20-240T
  7. 20-270T
  8. 20-300T
  9. 20-330T
  10. 20-360T
  11. 30-210T
  12. 30-240T
  13. 30-270T
  14. 30-300T
  15. 30-330T
  16. 30-360T

【早潮瀬戸内メバル|ラインナップ一覧】

  1. 300SI-T
  2. 330SI-T
  3. 360SI-T
  4. 420SI-T
  5. 480SI-T

補足情報ですが品番の1番後ろにある「T=テレコピック(telescopic)」を簡略化したもので、振出竿を意味しています。

また、早潮瀬戸内メバルに限りますが「SI=インターライン仕様」ということを意味しているので、知識として押さえておくと◎です。

 

シマノ「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」の違い③:先調子or胴調子

早潮には竿先が曲がりやすい「先調子(7:3)」と呼ばれる調子が採用されています。

先調子は釣竿初心者が最も使いやすさを感じられるので、エントリーモデルとしても大人気です。

 

一方、早潮瀬戸内メバルには釣竿の真ん中付近が曲がる「胴調子(5:5)」が採用されており、さすがは船メバル専用ロッドだなと感じます。

メバルは非常に繊細なお魚なので、仕掛けに違和感を感じ取るとなかなかヒットしてきません。

食い込みが素晴らしい胴調子の釣竿を使用すると、魚の違和感を軽減できるので、必然的に船メバル釣りでの釣果が爆伸びするのです。

 

シマノ「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」の違い④:お値段

結論から言いますと「早潮=エントリーモデル」「早潮瀬戸内メバル=ミドルクラス」という括りに分類されます。

早潮は初心者に嬉しい「1万円前半」で購入することができるのですが、早潮瀬戸内メバルは「4万円〜5万円」の出費を覚悟する必要があるのです。

本格的に船メバルを極めたい方でないと、釣竿にこのレベルの出資を出すのは難しいかと思います。

 

逆に言えば、シマノが自信を持って「4万円〜5万円」で販売している早潮瀬戸内メバルのクオリティーは凄まじそうですよね?

おっしゃる通りで、船メバルに没頭している方からすると、お値段を軽く飛び越えるくらい魅力的な専門竿なのです。

 

2025年12月現在の情報なので、今後は本体価格が上昇することも十分に考えられます。

ここでは「お値段が控えめな『早潮』は初心者でも手に取りやすい!」「お値段は高いけど船釣メバルを極めるなら『早潮瀬戸内メバル』が最適!」と押さえておくと◎です。

 

シマノ「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」の違い⑤:機能性

エントリモデルである「早潮」と、船メバルを極めるために開発された「早潮瀬戸内メバル」では、機能性に大きな違いがあります。

早潮にも「SiCリング」「上質なデザイン」、何より多彩なシチュエーションに対応する汎用性を備えていますが..。

正直に言いますと、早潮の上位機種にあたる早潮瀬戸内メバルにはそれ以上の機能が搭載されています。

「専用設計インナーガイド」「ハイパーリペル(撥水加工)」「スパイラルX構造」「CI4+シート」などなど、挙げたらキリがありません。

 

他メーカーからも船メバル専用竿がリリースされていますから、負けないずとシマノも本気。

大手釣具メーカーの中でも屈指の技術力をフル稼働して、機能性の高い早潮瀬戸内メバルを作り出しているのですね。

 

余談ですが、機能性の違いは本体価格にも大きな影響を及ぼします。

シマノが開発した独自テクノロジーですから、仕方ありませんね!

釣竿を購入前は必ず「機能面」をチェックすることをお忘れなく。

あなたが「コスト以上の機能性」だと納得できるような釣竿なら、購入後に後悔することもないでしょう。

 

ここが大切なのですが「早潮の機能面が低い!」というわけではありませんよ!

エントリーモデルの中では、ダントツの製品クオリティーを誇ると確信しております。

エントリーモデルを超えた「機能面」「汎用性」から、大勢のアングラーの船釣りデビューを支えてきたのですから。

 

シマノ「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」の違い⑥:カーボン含有率

カーボン含有率とは「釣竿の素材としてカーボン繊維がどのくらい(何パーセント)使用されているか?」をあらわす数値になります。

早潮のカーボン含有率は「43.2%〜58.6%」、早潮瀬戸内メバルのカーボン含有率は「97.6%〜98.5%」と、全く違いますね。

 

カーボン繊維は、釣竿の「軽さ」「操作性」「お値段」に大きな影響を及ぼすので、釣竿を選ぶ際には注目するポイントの一つなんですよ?

一見すると低そうに見える早潮のカーボン含有率ですが、汎用性の高い船竿をお探しの方には嬉しいポイントになります。

 

カーボン繊維とグラス繊維の塩梅が素晴らしく、耐久性と柔軟性を兼ね備えているのです。

特定の状況下に振り切っていないので、小型魚や大型魚にも対応することができますし。

手持ちや置き竿といった、いろんな船釣りにチャレンジすることができるでしょう。

 

シマノ「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」の違い⑦:仕舞寸法

釣竿を収納した際の長さのことを「仕舞寸法」と呼びます。

この長さが短かいほど嵩張らず、持ち運びが便利だと言えそうですね。

早潮の仕舞寸法は「78cm〜101cm」、早潮瀬戸内メバルの仕舞寸法は「106cm〜127.5cm」と、持ち運びやすさでは早潮に軍配があがりました。

電車やバスといった公共交通機関を利用して釣り場にアクセスする方にとって、早潮のような仕舞寸法の短い釣竿はとても魅力的です。

 

移動手段に車がある方は、早潮瀬戸内メバルのように仕舞寸法の長い釣竿でも問題ないかと思いますからご安心ください。

106cm〜127.5cmくらいの釣竿なら、軽自動車でも十分に持ち運び可能です。

 

シマノ「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」の違い⑧:「UPLOCK」or「DOWNLOCK」

「早潮」と「早潮瀬戸内メバル」ではリールシートタイプが違います。

早潮は「UPLOCK(アップロック)」、早潮瀬戸内メバルは「DOWNLOCK(ダウンロック)」というタイプに分類されます。

 

リールシートには、ナットと呼ばれるリールを固定するパーツが付属していますよね?

ペットボトルキャップのようにグルグル回して、釣竿にリールを固定するあれです!笑

 

ナットを竿尻から竿先(下→上)に回してリールを固定するタイプを「アップロック」と呼び、竿先から竿尻(上→下)に回してリールを固定するのが「ダウンロック」と呼ぶので押さえておくと◎です。

 

シマノ「早潮(ハヤシオ)」はどんな人におすすめ?

早潮は釣り初心者さんにおすすめしたい「汎用性の高い船竿」になります。

これから船釣りを始める方はもちろん。

釣り経験はあるけど船釣りは未経験の方にでも、この早潮という素晴らしい船竿をマイロッドとして推奨します!

 

お値段が安いこともそうなのですが、個人的には「多彩な魚種をターゲットにできる」「いろんな釣り方に挑戦できる」という2点に、とても魅力を感じました。

 

船釣りビギナーさんにとって、明確な「〇〇魚を釣り上げたい!」「〇〇釣りを極めたい!」という釣行プランを練るのは至難の業。

このことを踏まえると、釣り初心者さんにはいろんな「ターゲット」「釣り方」の経験を積み、最高の船釣りを探し出してもらいたいのです。

いつの間にか、あなたがドハマりするような「ターゲット魚」「釣り方」に出会えていることをお約束します。

 

シマノ「早潮瀬戸内(ハヤシオセトウチ)メバル」はどんな人におすすめ?

早潮瀬戸内メバルは、ズバリ「船メバルを極めたい方」におすすめな船竿になります。

世界のシマノが「誰でも船メバルを楽しめるように!」と想いを込めて、最新のテクノロジーを屈指して製作しているのです。

メバルの繊細なアタリを感じ取れるような「素材選び」「ブランクス構造」だったり、トラブルを減らせるような「インターライン」「撥水加工」だったり。

シマノが早潮瀬戸内メバルに組み込んだこだわりを挙げたらキリがありません。

 

瀬戸内エリアで大人気「良型メバルの多点掛け」には様々な魅力があります。

この釣りでしか味わえない唯一無二の「興奮」「重量感」「戦略性」こそが、多くの釣り人を魅了し続けているのです。

経験した人にはわかる、瀬戸内エリアで行う「良型メバルの多点掛け」を最高に楽しめる1本として、「早潮瀬戸内メバル」を激推しします!

 

まとめ

早潮と早潮瀬戸内メバルの違いについてご紹介してきました。

シマノに問い合わせたところ、早潮瀬戸内メバルは早潮から派生して作られた船竿とのことです。

汎用性が強みの早潮をベースに、船メバルに必要な性能やスペックに磨きをかけたことで早潮瀬戸内メバルが誕生したのでしょう。

 

シマノ製品から船竿をお探しの方は、ぜひ「早潮=初心者向け」「早潮瀬戸内メバル=船メバルに特化」ということを押さえておくと◎です。

この内容を頭の片隅に入れておくだけで、船竿選びで大きな失敗をすることは無くなるかと思います。

 

シマノが販売している素晴らしい船竿「早潮」や「早潮瀬戸内メバル」を使用して、思いっきり船釣りを楽しみ尽くしてくださいね〜!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

 

-釣竿