シマノから販売されているエントリーロッド「アドバンスイソ」をご存知ですか?
エントリーロッドを超えた本格性能とお手頃価格が強みの磯竿で、たくさんのフカセ釣りアングラーから絶大な人気を誇ります。
今回の記事では、そんなアドバンスイソがフカセ釣りに最適な理由について徹底解説!
具体的な内容としては、以下のような感じです。
- アドバンスイソとは?
- アドバンスイソがフカセ釣り最適な理由6選
- アドバンスイソ大人気のラインナップ3選
磯竿選びにお困りの方やフカセ釣り未経験者さん、フカセ釣りを極めたい中級者アングラーは、参考としてお役立てください!
アドバンスイソとは?
シマノがリリースしている「アドバンスイソ」は、フカセ釣りを磯場や防波堤で快適に楽しむために制作された磯竿になります。
釣り初心者さんでも手に取りやすいお手頃価格ながら、中級者アングラーをも唸らせる素晴らしい機能性が強みです。
その証拠としてシマノ公式サイトに「エントリーモデルの域を超えたポテンシャル」と説明があるくらいです。
釣り初心者が使用することを想定していたら、予想以上のポテンシャルを備えている磯竿が誕生したということでしょう!
アドバンスイソには「シマノテクノロジーが出し惜しみなく使用されてる」ことが、シマノが自信を持ちアドバンスイソを販売している理由です。
下記に代表的なシマノテクノロジーを簡単にまとめました。
詳しくは「アドバンスイソがフカセ釣りにおすすめな理由6選」でまとめるので、ざっくりと目を通してみてください!
【アドバンスイソに搭載されているシマノテクノロジー|一覧】
- スパイラルX構造:軽量感はそのままに、パワフルな魚の引きに負けないような力強さを実現。
- タフテックα:繊細なアタリを逃さず、破損に強い(折れにくい)穂先を実現。
- シマノオリジナルスクリューシート:リールをガッチリ固定するので、高度な操作性を実現。
どれも我々アングラーを力強くサポートしてくれますが、個人的には上位機種にも搭載される「スパイラルX構造」に恩恵を感じることが多いです。
フカセ釣りでメインターゲットになる「グレ(メジナ)」「クロダイ(チヌ)」は、めちゃめちゃ強烈に引きます。
スパイラルX構造があるだけで、嘘のように魚とのファイトが快適になるのです。
ここから先は、アドバンスイソがフカセ釣りに最適な理由を深掘り解説してきます。
フカセ釣りが気になり始めた方や本格的にフカセ釣りに挑戦する方は、必見の内容なのでお楽しみに!
アドバンスイソがフカセ釣り最適な理由6選
それでは、アドバンスイソがフカセ釣りに最適な理由をご紹介です。
以下のポイントに注目していきますよ!
- 長さと号数
- 先調子
- 素材とブランクス設計
- ガイド
- 振出竿
- 操作性とバランス
早速「アドバンスイソがフカセ釣りにおすすめな理由①:長さ&号数」をみていきましょう!
アドバンスイソがフカセ釣りにおすすめな理由①:長さ&号数
フカセ釣りを快適で行う上で、定番になる磯竿の長さと号数があります。
- 全長:5.0(m)前後
- 号数:1.5(号)前後
釣り場やターゲットで調整する必要性がありますが、上記のスペックをベースとして押さえておくのが良いかと思います。
まず磯竿選びで失敗することなくなるはずです。
アドバンスイソのには「5.0m」「5.2m」「5.3m」の3種類の長さ。
そして「1号」「1.2号」「1.5号」「1.7号」「2号」「3号」「4号」「5号」と8種類の号数を組み合わせた、全8機種のラインナップが登場していますが..。
なかでも「1.2-530」「1.5-530」「2-530」を選ぶのがおすすめで、フカセ釣りを始めるに最適なスペックになります。
長さがあるので足場と海面に位置が離れていても、ロッドワークを快適に行えますし。
チヌやグレのパワフルな引きにも負けない、力強さも兼ね備えているからです。
また、フカセ釣りで必要な動作を覚えるのに適していてることも嬉しいポイントだと思います。
アタリの取り方やフッキングやネットインなど、一連の動作をスムーズに習得できるでしょう。
「フカセ釣り=難しい」というイメージが強いですが、基本を正しく覚えることができたら、誰でも挑戦できる魅力あふれる釣り方なのですよ!
アドバンスイソがフカセ釣りにおすすめな理由②:先調子
アドバンスイソには「先調子」という特性があります。
穂先を中心に曲がる釣竿を先調子と呼ぶのですが、この特性がフカセ釣りを快適に楽しむ上でとても重要なのです。
フカセ釣りのメインターゲットである「グレ(メジナ)」「クロダイ(チヌ)」のアタリは非常に繊細です。
先調子のメリットのひとつとして「高感度」ということが挙げられ、些細な魚のアタリですら見逃しません。
数少ないチャンスを確実に釣果に繋げられるのです。
フカセ釣りは「自然体が命」です。
警戒心が高い魚が相手なので、変に仕掛けに誘いを入れると全くヒットしなくなることだってあります。
魚がエサに反応するまでじーっと持ち続け、いざ口を使ったら素早い合わせを入れるのが鉄則。
そのため、魚の繊細なアタリをキャッチできる先調子という特性を持つ「アドバンスイソ」を相棒に、フカセ釣りに挑むアングラーが多いのかもしれませんね。
アドバンスイソがフカセ釣りにおすすめな理由③:素材&ブランクス設計
フカセ釣りでは、釣竿に「軽さ」「力強さ」という、両立の難しいスペックを求める必要性があります。
釣竿が軽くないと魚の引きをいなしたり、快適なロッドワークを行えません。
足場の悪いことが多い磯場でフカセ釣りを楽しむなら、なおさら釣竿の軽さは絶対条件です。
また、フカセ釣りでは非常に引きの強いことで知られる「グレ(メジナ)」「クロダイ(チヌ)」や大型個体を相手にします。
そんな時に非力な釣竿を使用していたら、なかなか手元に寄せられず大変危険です。
魚とのファイトを有利に進めるためにも、釣竿に力強さは必須。
ご安心ください!
アドバンスイソには「軽さ」「力強さ」を兼ね備えています。
その証拠になるのが「カーボン含有率」「スパイラルX」の2点です。
カーボン含有率は、軽量かつ強度のあるカーボン素材をどのくらい使用しているかを表しています。
アドバンスのカーボン含有率は驚くことに、全ラインナップで「99%以上」を誇り、軽さと強度を兼ね備えていると言えるのです。
実際にアドバンスイソを持ってみると、予想より軽いと感じる人が多いことも頷けます。
先ほどもお伝えしましたが、スパイラルXとはシマノテクノロジーのひとつ。
上位機種にも採用されることがある「軽量感はそのままに、パワフルな魚の引きに負けないような力強さを実現」する、シマノを支える技術になります。
アドバンスイソがフカセ釣りにおすすめな理由④:ガイド
アドバンスイソには標準モデルと遠投用モデル2種類のガイドがラインナップされています。
品番名に「TS」と記載がありましたら、そのアドバンスイソは遠投用ガイドを搭載しているので注意!
標準モデルだと思い購入したら、遠投用モデルだったときは結構ショックですからね..。
実際の品番名は「3-520TS」「4-520TS」といった感じです。
アドバンスイソのガイドは標準モデルと遠投用モデルともに、外ガイド式が採用されています。
インターラインに比べて、糸絡みが少なくトラブルの改善も楽なので、この外ガイド式を釣り初心者さんにはおすすめしたいです。
もちろん、風の強い日や夜釣りではライントラブルが起こる確率は高まりますから、より一層気を引き締めましょう!
アドバンスイソがフカセ釣りにおすすめな理由⑤:振出竿
アドバンスイソは「振り出し」という継ぎ方式に分類されます。
警棒のように伸び縮みするタイプの釣竿といったイメージを持っておけばOKです。
持ち運びが非常に便利なことが振出竿のメリットで、釣り場まで快適にアクセスできますよ。
車をお持ちでなく、釣り場まで電車やバスで移動する方にとって嬉しいポイントです。
個人的には伸び縮みさせるだけで、釣竿の準備が終了することに魅力を感じます。
フカセ釣りを楽しめる磯や堤防に到着したら、風が波が吹き荒れていることだって多々あるものです。
そんな中、釣り初心者さんがスムーズに釣具の準備を行えるでしょうか?
間違いなく難易度が高いと思います。
フカセ釣りに挑む前の移動や釣竿の準備にストレスを感じたくない方は、振出竿である「アドバンスイソ」をおすすめします!
アドバンスイソがフカセ釣りにおすすめな理由⑥:操作性&バランス
アドバンスイソには、リールをガッチリと固定する「シマノオリジナルスクリューシート」が採用されています。
これにより、魚とファイトをしている最中にリールがガタついてしまい、バランスを崩しません。
フカセ釣りは足場の悪い磯場で行うことが多いので、釣竿にリールをセッティングした時の安定感が非常に大切なのです。
最悪の場合、リールが安定しないと魚が暴れた時の対応が遅れてしまいバラシやラインブレイクに繋がることも。
ほかにもアドバンスイソのグリップには「ノンスリップコート」という、滑り止め加工が施されている点も魅力です。
手に吸い付くようにフィットするので、悪天候や高波時においても安心して魚とのやりとりを満喫できるでしょう。
これは余談ですが、フカセ釣りを行う際は「ライフジャケット」「スパイクシューズ」の着用を忘れずに!
海に落ちる確率や落水した際の死亡リスクを大幅に軽減してくれる、フカセ釣りのマストアイテムです。
アドバンスイソの大人気のラインナップを3本に厳選してご紹介
アドバンスイソの大人気ラインナップをご紹介していきます。
フカセ釣りでの大定番から、小物狙いや大物狙いに最適な商品をピックアップです。
釣り場やそこで釣れる対象魚にマッチした「アドバンスイソ」を見つけるための参考にどうぞ!
アドバンスイソの人気のラインナップ①:1.5-530
正直に言います、フカセ釣りを始める方は「アドバンスイソ1.5-530」を選んでおけば間違いありません。
「硬さ=1.5号」「長さ=5.3m」という定番中の定番スペックをしていて、どんな磯場においても大活躍します。
スパイラルXがブランクスに搭載されていることもあり、釣り初心者さんでも安心してパワフルな魚との駆け引きを楽しめるでしょう。
釣竿をしっかりと曲げて、魚が暴れないようコントロールすることがコツです。
あとは魚が弱ってきたタイミングを見計らい、ネットインをすれば完璧!
【1.5-530 のスペック】
- 品番:1.5-530
- 全長(m):5.30
- 継ぎ方式:振出
- 継数(本):5
- 仕舞寸法(cm):115.4
- 自重(g):187
- 先径(mm):0.8
- 錘負荷(号):1-4
- 適合ハリス(号):1.5-4
- カーボン含有率(%):99.3
アドバンスイソの人気のラインナップ②:1.2-530
先ほどご紹介した「1.5-530」と長さは同じですが、「1.2-530」は号数がワンランク低いラインナップになります。
細いラインをセッティングできることが強みです。
細いラインに対して「すぐに切れそう」という不安を感じる方は多いでしょう。
たしかにその一面もありますが、実は「魚に違和感を与えない!」というフカセ釣りにおいて大変有利な特性もあるのです。
フカセ釣りのメインターゲット「グレ(メジナ)」「クロダイ(チヌ)」は、非常に警戒心が強い魚になります。
釣り糸が少しでも見えていたら、全くヒットしなことも!
大物がヒットしやすい場所なら難しいですが、この1.2-530に細いラインを巻いたリールを組み合わせて、釣果を伸ばすアングラーもいるくらいです。
【1.2-530のスペック】
- 品番:1.2-530
- 全長(m):5.30
- 継ぎ方式:振出
- 継数(本):5
- 仕舞寸法(cm):115.4
- 自重(g):185
- 先径(mm):0.8
- 錘負荷(号):1-4
- 適合ハリス(号):1-4
- カーボン含有率(%):99.4
アドバンスイソの人気のラインナップ③:2-530
アドバンスイソ2-530は、少し硬めのラインナップになります。
釣り場で大物がヒットする場合に大活躍するスペックです。
号数が高い釣竿って「硬すぎて魚のアタリを見逃してしまうのでは?」と危惧している人も多いはず。
アドバンスイソシリーズには一貫して、穂先に「タフテックα」が搭載されているので、ご安心ください!
非常に感度の高い穂先になりますから、些細な魚のアタリを見逃しません。
アタリを優しく絡め取り、弾くことなくフッキングを成立させてくれるのです。
【2-530 のスペック】
- 品番:2-530
- 全長(m):5.30
- 継ぎ方式:振出
- 継数(本):5
- 仕舞寸法(cm):115.4
- 自重(g):200
- 先径(mm):0.8
- 錘負荷(号):1-6
- 適合ハリス(号):2-6
- カーボン含有率(%):99.6
まとめ
アドバンスイソがフカセ釣りに最適な理由についてご紹介してきました。
警戒心の強い「グレ(メジナ)」「クロダイ(チヌ)」を狙うフカセ釣りは、非常に繊細な釣り方です
少しの差が、大きな釣果の差に繋がることもザラにあります。
そのようなフカセ釣りに出費を抑えつつ、高次元で挑みたい方には「アドバンスイソ」が本当におすすめです。
他メーカーのエントリークラスロッドとは比較にならないポテンシャルを誇り、数多くのフカセ釣り上級者を育ててきた名作になります。
初心者向けの「ホリデーイソ」からステップアップしたい中級者、本格的な磯釣りを始めたい方は、ぜひ「アドバンスイソ」相棒候補としてお選びくださいね!