釣竿(ロッド)別に解説!メンテナンス&お手入れ方法は?
釣竿(ロッド)別に「メンテナンス&お手入れ方法」について解説していきます。
下記にこれから紹介する「釣竿(ロッド)種類一覧」をまとめたので、まずお手元にある釣竿が「どのタイプ?」なのか把握してください!
【釣竿(ロッド)種類一覧】
- ガイドなしロッド(延竿、鮎竿、渓流竿など)
- ガイド付きロッド(磯竿、船竿、ルアーロッドなど)
- インターラインロッド(磯竿、渓流、船竿、ルアーロッドなど)
上記の「釣竿(ロッド)種類一覧」を読んで、あなたの手元にある釣竿のタイプはわかりましたか?
それでは、ガイドなしロッドのメンテナンス&お手入れ方法から見ていきましょう!
ガイドなしロッド(延竿、鮎竿、渓流竿など)を綺麗にする場合
それでは、ガイドなしロッドのメンテナンス&お手入れ方法を見ていきましょう。
STEP①
まずは、ガイドなしロッドを分解します。
上栓(竿の先端)と下栓(竿尻)に外せたら、次のステップです♪
STEP②
バラバラに分解したロッドは、節を1本ずつ丁寧に流水で洗います。
真水を使用するのがおすすめです。
油分や塩分をしっかり落としてくれますよ。
シャワーや水道から出てくるのも嬉しいポイント!
もしかしたら、釣竿の外側に落ちにくい汚れがあるかもしれません。
「汚れが落ちない!」と感じたら、ぬるま湯をかけてOK。
その後、キュキュットやJOYなどの中性洗剤(台所用)をスポンジに含ませ、丁寧に汚れを拭き取ると効果的です♪
スポンジは柔らかい面を使用しましょう。
釣竿が傷つくのを回避できますよ!
せっかく釣竿を磨いたのに、傷つけてしまったらテンションが下がりますよね..。
STEP③
釣竿は洗い終わりましたねか?
洗い終わったら、乾いた布やタオルで水分を拭き取ります。
しっかり水気がなくなり次第、バラバラの状態で立て掛けて乾燥させてOK。
陰干しておくと、釣竿の劣化を最小限にすることができますよ♪
竿を立て掛けるときは細心の注意が必須。
釣竿が折れる危険性あるからです。
心配な方は、竿立て(ロッドスタンド)などがあると便利!
STEP④
釣竿を内部まで乾燥させたら、ガイドなしロッドのメンテナンス&お手入れ完了です。
ちなみに、ガイドなしロッドを洗ってから乾燥するまでの目安時間は「数時間〜3日程度」になります。
ぜひ、釣り知識として押さえてください!
入念に拭き取きとったり。
竿の内部に風を送ると速乾することが可能です。
釣竿を組み立てる時は「乾燥してるか?」と必ず水分の有無を確認してください。
釣竿の内部に水分が残ると大変です。
錆びる原因になりますし、塗装が痛むことにも繋がります。
ガイド付きロッド(磯竿、船竿、ルアーロッドなど)を綺麗にする場合
続いて、ガイド付きロッドのメンテナンス&お手入れ方法を見ていきましょう。
基本的なメンテナンス&お手入れ方法は「ガイドなしロッド」と同じです。
まずはロッドを分解しましょう。
その後、流水(真水orぬるま湯が◎)で洗浄。
釣竿を洗い終えたら、布で拭き取り、乾燥させてください。
乾燥させる時は、釣竿を立て掛けたまま陰干しすると◎です。
内部までしっかりと乾かすことができますよ♪
ガイド付きロッド|注意点
塩分が付着した状態が続くと「ガイドフレームが錆びる」可能性があります。
錆びにくい金属(ステンレスやチタン)を素材にしてますが油断は禁物。
しっかりお手入れすると「ガイドが錆びる」トラブルを避けられます。
釣行終わり、釣竿を使用した直後なら「真水」でも十分に塩分を落とすことが可能です!
ですが、時間が経過した塩分はなかなか落ちてくれません。
お手入れに少し工夫が必要です。
「歯ブラシ」を準備しておくと◎
釣竿にこびり付いた塩分や汚れを効率良く取り除けます。
ぬるま湯に中性洗剤(台所用)を溶かして、歯ブラシでゴシゴシと磨いてあげてくださいね。
ガイドフレームと同じようにリールシートの錆にも注意すると◎です。
リールシートにも金属パーツが使われているので、錆びることがあります。
真水やぬるま湯に中性洗剤(台所用)を溶かして歯ブラシで磨くなど、入念に洗うことを心がけましょう!
思わぬ破損やトラブルを防ぐことに繋がりますよ。
インターラインロッド(磯竿、渓流、船竿、ルアーロッドなど)を綺麗にする場合
インターラインロッドラインをご存知ですか?
インターラインロッドとは、竿の中に釣り糸(ライン)を通す構造をした釣竿のことを言います。
話を戻しますが、インターラインロッドのメンテナンス&お手入れ方法をご紹介です。
まずは、インターラインロッドを分解していきましょう!
全てのパーツを取り外すとトップガイド、各節のブランク、下栓、エンドキャップなどに分解できます。
釣竿が分解できたら「ガイドなしロッド」「ガイド付きロッド」と同じように、流水洗浄をしてください。
各節ブランクなどをひとつひとつ丁寧に磨くのがポイントです。
洗浄が終わり次第、水分を拭き取ります。
水気を感じなくなったら、釣竿を分解したまま陰干しをしてください♪
風通しの良い場所だと、内側までしっかり乾燥できます。
釣行後インターラインロッドを放置してしまったら?
もしかしたら、海釣りでインターラインロッドを使用したまま放置してしまうこともあるでしょう。
濡れたまま放置してしまうと、塩分が結晶化している可能性があります。
結晶化した塩分は、釣竿にこびり付いてしまい、流水洗浄ではなかなか落ちてくれません。
結晶化した塩分を洗い落とすにはポイントがあります。
ぬるま湯に1時間~2時間ほど浸けると良いですよ♪
塩分が溶けやすくなるので、あとは流水洗浄で問題ありません。
超撥水ドライ加工について
インターラインロッドを手入れするときは、絶対に内側を擦らないようにしてください。
ブラシやスポンジを使用するときは、いっそう気を引き締めましょう!
「なぜ内側を擦ってはダメなんだ?」と疑問を抱いた人もいると思います。
実は、超撥水ドライ加工を損なうことに繋がる可能性があるんです。
超撥水ドライ加工とは、釣竿の内部に特殊撥水材を塗布する技術。
水滴が内面に付着しないので、水濡れで商品の性能が低下するのを防いでくれます。
※撥水(はっすい)とは、水をはじく性質のこと。
超撥水ドライスプレーを使うべし
大手釣具メーカーダイワから「超撥水ドライスプレー」が販売されています。
インターラインロッドの内側コーティングを補強する優れものです。
撥水性能を回復させてくれますし、向上させることも可能!
これから超撥水ドライロッド、スーパーインターラインロッドのメンテナンスを考えている人は、ぜひ利用してみましょう。
快適にインターラインロッドのメンテナンスをおこなえますよ!
特別注意!海釣り後に「釣竿」「リール」の放置は絶対NG
海釣り後に「釣竿」や「リール」をそのまま放置するのはNG。
大切な釣り道具が錆びて(サビて)使えなくなってしまいます。
海水に含まる塩分が影響して、金属部分がやられてしまうんです。
海釣りを楽しんだ後は、必ず「釣竿」「リール」など釣り道具をメンテナンスしましょう!
真水で丁寧に塩分を洗い流す。
その後、乾燥させることができたら、釣り道具が錆びることはありません。
次回釣行を快適に楽しむことにも繋がります♪
釣竿やリールの調子が悪いとストレスを感じますよね。
あなたが選んで、買い揃えた大切な釣り道具。
入念なお手入れを心がければ、長い期間愛用することができます。
時間もかからず簡単にできるので、この見出しの「お手入れ方法」を参考にしてくださいね♪
釣り道具|お手入れの基本は4ステップ!
釣り道具のお手入れには「4つのステップ」があります。
下記に「メンテナンス・お手入れの4ステップ」をまとめたので、まずは全体把握をしてください。
【釣り道具|お手入れの4ステップ】
- ステップ①:真水(水道水)で洗う
- ステップ②:水気を拭く
- ステップ③:乾燥させる
- ステップ④:収納する
上記の「お手入れの4ステップ」を実践することで、入門者向けセット商品(釣竿とリールなど)、周辺道具(バケツ、ハサミ、ルアー、バケツ、プライヤーなど)を長く使用できること間違いなし。
それでは、各ステップを詳しくまとめていきます。
ステップ①:真水(水道水)で洗う
海の釣行後は、海水に含まれる塩分を真水(水道水など)で洗い流しましょう。
汚れ(砂や土など)も落とせるので、釣り道具を綺麗な状態に保てます♪
ざっと洗うだけでも良いので、ぜひチャレンジしてください。
リールをお手入れする時は、お湯や洗剤を使用しないでください。
滑りを良くしてくれる「大事な油分(グリス・オイルなど)」が溶け出してしまうんです。
巻き心地の良くないリールを使用してたら、釣りを楽しむことは難しいですよね。
ステップ②:水気を拭く
しっかり水気を拭き取りましょう。
よく水を吸うタオルなら何を使用してもOK!
個人的には使い古したタオルを使うことが多いです。
ステップ③:乾燥させる
水気がなくても油断は禁物!
しっかり乾燥させましょう。
基本的に「陰干し」「室内干し」がおすすめです。
直射日光が当たらないので、劣化や変色を避けられます。
室内で乾燥させるなら、風通しの良い場所を選ぶと◎
常に新しい空気が入ってくるので、スピーディーに乾かせます。
ステップ④:収納する
意外と忘れがちですが、釣り道具は収納しておくと良いですよ。
不意な破損を回避できますし、釣行直前に焦って準備しなくて済みます。
ぜひメンテナンスやお手入れが完了したらロッドケース、タックルボックス、袋に釣り道具を収納してくださいね。
次回釣行を待ち焦がれつつ、大事に相棒を収納しましょう!
車の中に釣り道具を放置することは、絶対にNGです。
楽ですし、効率も良いことはわかります。
ですが、釣り道具が劣化や故障する可能性があるんです。
特に夏場などは、車内が高温になりやすいので注意!
洗う前の準備|セット竿(振り出し竿+リール)はずし方は?各部位ごとに解説!
セット竿(振り出し竿+リール)を洗う前に、するべき準備について解説です。
まずはトップカバーを外してください。
トップカバーを止めている「ゴムバンド」を解くと、簡単に取り外せますよ!
続いて、スピニングリールを外します。
釣竿のフロントグリップをねじるように回すことで、簡単に取り外せるでしょう。
下栓も忘れずに取り外しましょう。
ねじれ式で固定してあると思います。
こちらもねじるように回せば、簡単に取り外せます。
コンパクトロッド(ガイド付きロッド)のお手入れ方法は?
それでは、コンパクトロッド(ガイド付きロッド)のお手入れ方法をまとめていきます。
釣竿を水道水で洗う時のポイントがあります!
ぜひ、釣竿を伸ばさない状態で洗浄してあげてください。
伸ばした状態だと、取り扱いが難しいんです。
竿先などをぶつけてしまい破損してしまうかもしれません。
また、釣竿のガイド側(上側)から水道水で洗うこともポイント!
ガイド側を下に向けてしまうと、いきなり釣竿が伸びるトラブルが起こり得ます。
竿先が地面に激突して壊れることがあるんです。
最後になりますが、あらかじめ下栓は取っておくと◎
釣竿のガイド側(上側)から水道水をかけると、釣竿内部を水道水が通過して、竿尻から抜けていきます。
下栓を付けた状態だと、塩分や汚れを落とすことはできません!
下記に「コンパクトロッド(ガイド付きロッド)|お手入れ7ステップ」をまとめました。
【コンパクトロッド(ガイド付きロッド)|お手入れ7ステップ】
- リールを取り外す
- トップカバーや下栓を取り外す
- トップカバーや下栓も真水(水道水)で洗う→水気を拭き取り、乾燥させる!
- ガイド側(上側)から釣竿本体を真水(水道水)で洗い流す
※伸ばしていない状態(収納時の状態) - 釣竿全体を伸ばしながらタオルなどで丁寧に拭く
- 釣竿を伸ばした状態でよく乾かす
※縮めた状態だと乾くのに時間がかかる場合があります - 釣竿を収納して大切に保管する
上記の「コンパクトロッド(ガイド付きロッド)|お手入れ7ステップ」を読んでみて、気になるポイントはありましたか?
少しだけ情報を追記していきます。
ステップ1について
取り外したリールは別途でお手入れしてください。
ぬるま湯や洗剤を使用しないことがポイントでしたね!
ステップ2について
取り外したトップカバー、下栓の紛失に注意。
置く場所を決めておくと◎です。
ステップ3について
釣竿本体を洗う時は、リールシート部、ガイド部を入念に洗うようにしましょう。
見落としがちなポイントなんです♪
ステップ5について
釣竿の水気を拭き取る時に使用するタオルは「使い古したもの」でOKです。
新しいタオルを購入する必要はありません!
よく水を吸うなら◎
ステップ6について
釣竿を乾かす時は「屋外→陰干し」「室内干し→風通しの良い場所」がおすすめ。
すぐに乾燥させることができますし、劣化を防げますよ。
ステップ7について
釣竿を収納するときは、トップカバー、下栓の取り付けを忘れないでください!
リールのお手入れ方法は?
リールのお手入れ方法について解説です。
まずは、リールの上側(ドラグノブ側)から流水洗浄していきます。
冷たい水道水で汚れや塩分を洗い流してくださいね。
お湯や洗剤を溶かしたお水で、リールを洗浄するの厳禁!
リール内部にある「グリス」「オイル」などが、水に溶け出してしまいます。
リールを水道水で洗浄したら後は、水気を丁寧に拭き取りましょう。
水気を拭き取るときは、水をよく吸うタオルを使用するのがおすすめです。
近い古したタオルでもOK!
リールハンドルを「ぐるぐる」回転させて、水気を飛ばすのも良いですね。
乾かす時間を短縮させられます。
あとは、屋外で陰干しをしても良し。
風通しが良い室内干しをしてもOKです。
数時間から半日程度したら、リールがしっかり乾いていると思います。
乾燥が完了したらリールケースに収納するのをお忘れ無く!
その他|釣り道具(ハサミ、ルアー、バケツ、プライヤーなど)のお手入れ方法は?
最後にハサミ、ルアー、バケツ、プライヤーなど「釣り道具」のお手入れ方法について解説です。
まず、水道水で流水洗浄します。
入念に洗うことで、汚れや塩分を落とし切りましょう♪
汚れや塩分は無くなりましたか?
そしたら、よく水を吸うタオルで水分を丁寧に拭き取ります。
天気の良い日なら屋外で「陰干し」、雨天なら「室内干し」がおすすめです。
釣り道具が乾いたのを確認できたら、タックルボックスやルアーケースに収納してくださいね。
釣り道具を綺麗にした後の「次回釣行が待ちきれない」気持ちを、存分に味わいましょう!