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釣竿の固着は大変!
釣竿の固着に悩んだことがある釣り人さんは多いと思います。
せっかく釣りを楽しんだのに「振り出し竿が縮まない(たためない)」「複数本継いだ竿が外れない」という状況もあるでしょう。
最悪の場合、テンションが下がってしまいますね。
釣り場で釣竿が固着状態になると、釣り道具の片付けに時間がかかりますし。
釣竿が長すぎる場合、車に乗せて帰れないことも考えられます。
自転車や電車でアクセスした人なら、尚更「どうやって持ち帰ろうか?」と悩んでしまうはず。
もしかしたら、釣り場からお家に帰れない可能性もありますね。
この記事を最後まで読むことで、「固着の簡単な外し方」「釣竿が壊れない安全な外し方」がわかります!
釣竿のトラブルで多い「固着」で困りたくない人は、ぜひチェックしてくださいね♪
釣竿が抜けなくても困らない!安全に解決できる処置方法とは?
それでは、固着を解決する安全な処置についてご紹介です。
釣行後に「釣竿が抜けない!」といったトラブルはよく起こります。
そんな時は、ぜひ膝の力を上手に使い釣竿を引っこ抜く方法をお試しください!
力の弱い女性の方やお子さんでも簡単にできちゃます。
所作として、まずは釣竿を背中側に回して持ちましょう。
イメージとしては、身体の後ろで手首を持つ感じです。
このとき、釣竿の継ぎ目が身体の中心にくることががポイント!
継ぎ目に力を均等に加えられます。
次のステップとして、腰を少し落としてください。
手首が腿裏(ももうら)あたりに来るはずです。
あとは徐々に膝を広げればOK。
腕に頼らず固着した部分に力を加えられますよ。
一見大胆な解決方法ですが、余計な力を使わず安全性が高いんです♪
力まないので「釣竿が折れた!」「ガイドが破損した!」などのトラブルが起こりません。
周りにいる人に釣竿をぶつけることも回避できます。
稀に、バランスを崩してしまい転倒する人がいます。
その点は注意してください!
「肩幅より広く足を広げること」転倒しないコツです。
如何でしたか?
本当に簡単な固着解決方法ですよね!
あらかじめ知っておくと、2ピースロッドで起こる「フェルール部分が硬い‥」「穂先が取り外せない」時にも安心して対応できるでしょう。
長い期間、愛用している釣竿は継ぎ目が摩耗していたり。
滑りが悪くなることがあります。
大切に使用・入念なメンテナンスをしていても経年劣化は仕方ありません。
いざという時に備え、リスクヘッジをしておくと◎です。
釣竿が固着する「原因」4選をご紹介!
釣竿が固着する原因についてまとめていきます。
下記にこれから紹介する「釣竿が固着する原因|4選」についてまとめたので、まずは全体把握をしてみましょう!
【釣竿が固着する原因|4選】
- 継ぎ目に異物(塩、砂、ゴミなど)が詰まったor噛んだ
- 継ぎ目に水分が入った
- 釣竿を必要以上の力で継いだ
- 釣竿の素材が膨張した
「釣竿が固着する原因|4選」を読んでみて、心配なポイントが見つかりましたか?
本当にたくさんの理由で、釣竿が外れなくなるのですね。
上記のことを踏まえて、あなた自身でできる「固着防止策」を考えてみましょう!
個人的には「釣竿を継ぐ時が大切」だと思います。
釣竿を継ぐ時に、水分や異物(塩、砂、ゴミ、汚れなど)を落とすだけでも◎です。
また、適切な力で釣竿を継ぐのも重要になります。
差し込みすぎを回避できますし、釣竿が折れるといった破損も起こりません!
釣竿が固着した時に試すべき「外し方」3選をご紹介!
それでは、釣竿が固着した時に試したい3つの外し方をご紹介です。
固着防止対策をしても「継竿が抜けない!」「振り出し竿が縮まらない」トラブルは起こることがあります。
あらかじめ「固着」が起きても安心して対応できるような、知識として持っておくと便利です。
固着の外し方①:ねじりながら外す
試す方法①として「ねじりながら外す方法」があります。
比較的、浅く釣竿が固着している時に大活躍です。
こちらは釣竿が固着して外れない時の1番基本的な対処法で、簡単に試すことができます。
所作として、釣竿をねじりながら引っ張る感じです。
優しくタオルなどを絞るイメージでOK!
ひとつ注意点があり、釣竿を持つ手が滑ると破損トラブルに繋がるかもしれません。
ぜひ、ガッチリ釣竿を掴めるよう「ゴム手袋」などを装着して、上記の所作をおこなってください。
もしかしたらゴム手袋がお手元にないこともあるでしょう。
基本的にゴム製の手袋がおすすめですが。
何か滑り止めになりそうなものを、手に巻いてみてもOK!
たとえばビニール袋に手を入れ、輪ゴムで固定してみても良いですね。
滑りにくいので、釣竿を安定して持つことができるでしょう。
固着の外し方②:弓で矢を引くように外す方法
試す方法➁として「弓で矢を引くように外す」があります。
こちらの方法で、ほぼ全ての固着を外せるかと。
ぜひ、ねじっても釣竿の固着が外れない時にご活用ください。
所作は、弓道家が的を狙い弓矢を放つ瞬間をイメージしてくれてOKです。
釣竿の継ぎ目に対し、真っ直ぐ力を加えやすいと思います。
また、手を広げるよう外向きに釣竿を引くので、効率よく大きな力を伝えることが可能です。
女性や子供でも、1番簡単に効固着を外せますよ♪
ひとつ注意点があります。
それは、周辺に人がいると「釣竿がぶつかる可能性」があることです。
いきなり釣竿の固着が外れることがあります!
釣竿を引っ張りすぎてしまい、周りの人にぶつけてしまうかもしれません。
「弓で矢を引くように外す」方法を試す時は、ぜひ周りに人がいないかを確認してからおこまいましょう。
固着の外し方③:固着部分を保冷剤や氷水で冷やす
試す方法➂として「固着部分を保冷剤や氷水で冷やす」があります。
ぜひ①と②の方法で固着を外せない時にお試しください。
釣竿はカーボン素材を元に作られることが多いです。
気温が高い夏場などは、カーボン素材が熱で膨張してしまうんです。
膨張が原因で釣竿の固着が起こるので、あなた自身で対応する必要があります。
カーボン素材の膨張を改善するには「冷やす」ことが1番手っ取り早いです。
氷やペットボトルなど、冷えてたもので釣竿の固着部分を約30分程度冷やしてください。
カーボン素材が収縮して、継ぎ目部分が緩むはずです。
あとは、継ぎ目に自分自身で力を加えて引き抜くだけでOK。
固着したいたのが嘘のように「スポッ」と釣竿が外れます!
猛暑の日に釣行予定がある方は、ぜひ保冷剤やペットボトルに入れた氷水などを持参してみてください。
クーラーボックスに入れて保存しておくと、冷えた状態をキープできて便利です。
釣竿の固着時に「やるべきでない外し方」3選をご紹介!
最後に、釣竿を外す時に絶対にやるべきでない外し方3選をご紹介です。
固着解決時の破損トラブルは多いです。
この見出しを読めば「釣竿が壊れた」「ガイドが取れる」といった、最悪のケースを回避できでしょう。
ぜひ、大切な釣竿が壊れないような工夫を見つけてくださいね!
やるべきでない外し方①:狭い場所でおこなう固着外し
狭い場所で固着した釣竿を外すのは避けましょう。
なかなか取り外せなかったのに、いきなり釣竿が引っこ抜けることがあるんです。
力のコントールを誤り、勢いよく外れた釣竿を周りの障害物にぶつけてしまったら大変!
当たりどころが悪いと「折れ」「破損」に繋がることも..。
特に竿先やガイド部分は繊細なので、要注意。
上記のようなトラブルを回避することは可能です。
固着を外すときは「広い場所」でおこないましょう。
半径2m〜3mくらいにものがないと◎
釣竿を振り回してみて、周りにぶつかるものが無いなら完璧です。
これは余談ですが、渓流釣りなど周りに木々の多い釣り場で、おこなう固着外しは危険。
釣竿の破損リスクを伴います。
実際に、勢いよく外れた釣竿を木にぶつけてしまった人も..。
竿先が折れてしまったそうです。
やるべきでない外し方②:繊細なガイドを持って釣竿を引っ張ること
ガイドを持ち釣竿を引っ張ることは絶対にやめましょう!
固着を外す時、ガイド部分って持ちやすそうですよね。
気持ちはめちゃめちゃわかります。
釣り糸を通すガイド部分はとても繊細なんです。
ルアーをキャストした時に折れることもあります。
もちろん釣り人の腕前にもよりますが。
そんなガイドを持ち固着を外すと、力を加えた途端「曲がる」「外れる」「折れる」危険性があることはイメージしやすいですね!
上記のようなトラブルは回避できます。
具体的に「固着を外す時はガイド部分を避けて持つ」「ガイド部分は壊れやすい」という心持ちを持つだけでOKです。
ガイド修理費は意外と高価です。
ガイド1個の交換で約2,000円~4,000円程度の出費になります。
ガイドの巻き直しだと約18,000円~22,000円程度が修理費の目安です。
かなり痛い出費になりますね‥。
※修理内容、使用部品、店舗によって修理費は大きく異なります。
人によっては自分自身で破損したガイドを修理できるでしょう。
一方、初心者さんがご自身でガイドの修理をおこなうのがとても大変で難しいと思います。
くれぐれもガイドの破損トラブルにはご注意ください!
やるべきでない外し方③:竿尻を地面に叩きつけること
竿尻を地面に叩きつけて固着を外すことは避けてください。
釣竿が折れたり、破損することに繋がります。
たしかに振り出し竿は、頑丈そうなので力強く押し込んだら解決しそうです。
地面に竿尻を「トントン」とぶつけたくなる気持ちはめちゃめちゃわかります。
ですが、実際の振り出し竿は他の釣竿(並継ぎ竿、印籠継ぎ竿など)に比べて脆い構造をしています。
特に穂先側の結束部や節の部分が繊細で破損しやすいです。