スプーンルアーには全部で6種類のタイプが存在しています。
具体的には下記のような感じです。
- コロラドタイプ(エッグシェルタイプ)
- リーフタイプ
- ウィローリーフタイプ
- ティアドロップタイプ
- ベンダータイプ
- ハイブリッドタイプ
タイプごとに形状が異なるため、水中での動き方や得意なシチュエーションが全く違うことは、スプーンルアーの面白いポイント!
今回の記事では「ベンダータイプ」についてご紹介していきます。
歴史や特徴、大活躍するシチュエーション、おすすめ商品をまとめていくので、興味がある人は参考にどうぞ!
Contents
「ベンダータイプ」のスプーンルアーの歴史は?
いつ誕生したのかをご紹介!
「ベンダータイプ」のスプーンルアーの歴史についてご紹介していきます。
スプーンルアーが誕生してから、どのような経緯でベンダータイプが生み出されたのかを調査したので、お楽しみに!
そもそもスプーンルアーはいつ誕生したのか?
スプーンルアーは、1840年代に誕生した奇跡の擬似餌(ルアー)になります。
アメリカ・バーモント州にある「ボモシーン湖」で食事をしていた、「フリオ・トンプソン・ビュエル(J.T. Buel)」が奇跡を起こした張本人。
足元に広がっているボモシーン湖に、彼が使用していた食器のスプーンを落としてしまったのです。
ここからスプーンルアーの歴史が始まります!
湖の底にゆらゆら沈んでいくスプーンにレイクトラウトが引き寄せられ、ガンガン食いついてきたんです。
この光景を目撃したJ.T. Buel氏は、食器のスプーンを参考に「スプーンルアー」という擬似餌(ルアー)を生み出しました。
事実として1852年にフリオ・トンプソン・ビュエル(J.T. Buel)が、擬似餌(ルアー)として世界初の特許を「スプーンルアー」にて取得しています!
「ベンダータイプ」のスプーンルアーはいつ誕生した?
ベンダータイプのスプーンルアーがいつ誕生したのか調べてみました!
しかし、ネットでいくら探しても有力な情報は一切見つかりませんでした...。
調査を続けたところ、歴史の古いベンダータイプのスプーンルアーを発見しました!
日本国内で1980年代から親しまれている「ハスルアー」というスプーンルアーで、元祖渓流スプーンルアーと言われています。
「ハスルアー」が開発された確実なタイミングは不明ですが、1980年代にはベンダータイプのスプーンルアーが存在していたのですね!
「ベンダータイプ」のスプーンルアーの特徴4選
それでは、ベンダータイプのスプーンルアーの特徴についてご紹介していきます。
以下の4点についてまとめていきますので、お楽しみに!
- 形状
- 飛距離
- アクション
- 狙いやすい水層(タナ)
「飛距離」や「水中のアクション」に大きな影響を与えるスプーンルアーの形状は、釣果を出すのに非常に重要なのです!
ベンダータイプの特徴①:形状について
ベンダータイプのスプーンルアーは、直線的かつ細長い金属片を「への字型(=くの字型)」に湾曲させた形状をしています。
非常に独特な形状なのですが!
この「への字型(=くの字型)」の湾曲がスプーンルアーに、以下のような面白い現象を引き起こします。
- 水の抵抗を受けるため、水中で激しく動く(ウォブリング)。
- 太陽光を反射するため、強いフラッシング(明滅)が生まれる。
- 予測できないような、不規則なアクションが生まれる。
- 水の抵抗を受けるため、ゆっくりリトリーブしても確実に動く。
- 強い振動を起こすため、手元まで水中の状態が伝わる。
近年、主流になりつつある丸みを帯びたスプーンルアーとは違う魅力が、ベンダータイプには確実に備わっているのです!
ベンダータイプの特徴②:飛距離について
ベンダータイプのスプーンルアーは、飛距離を出しやすいという特徴があります。
しかも、風の影響を受けにくいため、魚が潜んでいそうなポイントを狙い撃ちしやすいんです!
ベンダータイプのスプーンルアーが飛距離を出せて、狙ったポイントにキャストをしやすい理由は、「形状」と「飛行姿勢」にあります。
直線的で細長い形状をしているベンダータイプは、空気抵抗を受けにくいです。
ルアーを投げた時に前にすすむ力(推進力)を空気に奪われないので、ベンダータイプは遠くまでピューンと飛んでいきますよ!
ベンダータイプは「への字型(=くの字型)」の湾曲をしていました。
この湾曲があるおかげで重心がお尻側に偏り、飛行姿勢が安定するといった仕組みです。
飛行姿勢が安定すると、空中でくるくる回転したり、風に流されたりもしないので、誰でも遠投ができるようになりますよ!
ベンダータイプの特徴③:アクションについて
ベンダータイプのスプーンルアーは、アクションが大きいため、魚に対するアピールが強いです。
水中でお尻を左右にパタパタと振る動き方(ウォブリングアクション)を繰り返します。
綺麗な泳ぎ方だけでなく、時折ふらつくイレギュラーアクションが入ることもベンダータイプの強み!
イレギュラーアクションが入ることで、弱りきった小魚(ベイトフィッシュ)感を演出でき、魚の捕食本能をグググと刺激するんです!
捕食スイッチがONになった魚は、非常に高い確率でスプーンルアーに食いついてきます。
野生の本能を上手に利用できたら、誰でも簡単に釣果アップを狙うことが可能に!
ベンダータイプの特徴④:狙いやすい水層(タナ)について
ベンダータイプのスプーンルアーは、「低層(ボトム)〜中層(ミドル)」を狙うのに優れています。
重量があり素早く着底する、浮き上がりにくいため一定の水層を狙いやすい、などが理由として挙げられるのですが..。
1番の理由は、ベンダータイプには小技を加えやすいことです。
スプーンルアーが着底した後に釣竿を軽くあおりルアーを跳ね上げる「ボトムバンプ」だったり。
リールをゆっくり巻き、水底をゆっくり泳がす「ズル引き」といった小技で、ヒラヒラと効果的に魚を刺激します。
魚が外敵から身を隠しやすい低層(ボトム)付近は、我々釣り人にとってのオアシス。
食い気のある個体が泳いでいる確率が高いので、次回釣行時からは積極的に狙ってみましょう!
「ベンダータイプ」を使うべきタイミングは?
大活躍するシチュエーション4つをご紹介!
ベンダータイプが大活躍するシチュエーションをまとめていきます。
押さえておくべきシチュエーションは、以下の4つです。
- 大規模な管理釣り場
- 渓流タイプ(ストリーム)の管理釣り場
- 魚が高活性のタイミング(放流直後など)
- 魚が低層(ボトム)付近に潜んでいる時
上記の状況でベンダータイプが活躍する理由は一体なんなのでしょうか!
先ほどご紹介した「ベンダータイプの特徴」を踏まえて解説していくので、お楽しみに!
ベンダータイプが大活躍するシチュエーション①:大規模な管理釣り場
ベンダータイプには、「飛距離が出る」という特徴がありました。
飛距離が出るため、大規模な管理釣り場での活躍は約束されています!
遠くに飛ばせるということは、他の釣り人が探りきれていないポイントにルアーを届けられるということ。
しかも、珍しい動き方をするベンダータイプのスプーンルアーをです!
大規模な管理釣り場では、食い気のある魚はルアーが届かない沖目に潜んでいることが多いです。
リールをただ巻くだけで釣れる個体が残っていることも!
このように簡単に釣れる個体を、ベンダータイプの大遠投で一網打尽にしちゃいましょう!
有名な大規模な管理釣り場を一覧でまとめたので、興味のある方は参考にどうぞ!
【大規模ポンド|一覧】
- 宮城県:蔵王フォレストスプリングス
- 群馬県:川場フィッシングプラザ
- 栃木県:加賀フィッシングエリア
- 栃木県:みどりフィッシングエリア
- 栃木県:那須高原ルアーフィールド
- 長野県:平谷湖フィッシングスポット
- 静岡県:東山湖フィッシングエリア
- 静岡県:浜名湖フィッシングリゾート
- 京都府:嵐山フィッシングエリア
- 滋賀県:フィッシングパーク高島の泉
ベンダータイプが大活躍するシチュエーション②:渓流タイプ(ストリーム)の管理釣り場
ベンダータイプのスプーンルアーは、渓流タイプ(ストリーム)の管理釣り場で大活躍します!
釣り堀が止水状態でなく、しっかりとした水流が存在していることが特徴です。
丸くて横幅の広いスプーンルアーでは、水流がある渓流タイプ(ストリーム)の管理釣り場では、動きが破綻してしまいうまく魚にアプローチを行えません。
一方でベンダータイプのスプーンルアーなら水の流れに関係なく「イメージ通りに泳がせる」「お尻を振りながら泳ぎ続ける」ことが可能!
ベンダータイプの「への字型(=くの字型)の湾曲」が、水流の力を上手に利用してくれるんです。
万が一、水の流れが強すぎても動きが破綻したり、くるくると回転してしまうことはありませんから、ご安心くださいね!
ベンダータイプが大活躍するシチュエーション③:魚が高活性のタイミング(放流直後など)
ベンダータイプのスプーンルアーは、「放流直後」など魚が高活性のタイミングで大活躍します。
放流直後の魚は、非常に好奇心旺盛で、派手に動くルアーにガンガン食いついてくるんです。
ベンダータイプは、水中でお尻を左右にパタパタと振る動きを繰り返し、広範囲にいる魚に猛アプローチ!
ガンガンルアーに食いついてくる魚との相性の良さは、言うまでもありませんね!
ベンダータイプが大活躍するシチュエーション④:魚が低層(ボトム)付近に潜んでいる時
ベンダータイプのスプーンルアーは、魚が低層(ボトム)に潜んでいるときに大活躍します!
重心が後ろにあるため、浮き上がりにくく、低層(ボトム)を長時間トレースすることが可能だからです。
「ボトムバンプ」や「ズル引き」といった小技も得意ですから、なかなか魚が釣れない時はお試しあれ!
「ベンダータイプ」のスプーンルアーおすすめ3選
最後になりますが、「ベンダータイプ」のスプーンルアーおすすめ3選をご紹介です。
下記の3つの商品をご紹介していきますから、興味のあるからは参考にどうぞ!
- ハスルアー(ルハー・ジェンセン)
- バック&フォース(スミス)
- 菅スプーン(菅野さんのハンドメイド)
上記で挙げたスプーンルアーには、それぞれ違う特徴が存在しています。
どれも釣果実績が抜群の超有名アイテムですので、一通り目を通してみてください!
おすすめのベンダータイプ①:ハスルアー(ルハー・ジェンセン)
元祖渓流スプーンルアーと言われている「ハスルアー」は、長い間たくさんのアングラーに親しみ続けられています。
驚くべきことに1980年代から日本のトラウトフィッシングを牽引しているんです。
ベンダータイプのスプーンルアーの特徴である「への字型(=くの字型)の湾曲」からは、強烈なアクションが生み出されます。
高活性や低活性など関係なしに、魚に口を使わせることが可能です。
他メーカのスプーンルアーとは比較できない、釣果を経験したい方には「ハススプーン」おすすめ!
おすすめのベンダータイプ②:バック&フォース(スミス)
水中映像を見るとわかりますが「バック&フォース」は、左右にお尻をフリフリ振るアクション(ウォブリング)をします。
ほかにも、スミス独自の「ドリフト」「イレギュラーアクション」を掛け合わせたアクションで、魚を魅了するのです!
「バック&フォース」でのみ生み出せる波動やフラッシング効果に、魚は本能を剥き出しにさせられ襲いかかります。
個人的に、「バック&フォース」の魅力はキャスト性能にあると思います。
重心が後ろにあるため、飛距離がでますし、何より着水時の音が静かなんです!
着水音が大きいと、魚が散ってしまい逃げてしまうため注意しましょう。
おすすめのベンダータイプ③:菅スプーン(菅野さんのハンドメイド)
こちらの菅スプーンは、ハンドメイドで作られている商品になります。
管理釣り場でのエリアトラウトにも使用できるサイズ感なのですが..。
イワナやヤマメを狙う渓流釣りでこそ、真価を発揮!
水流を受けて、非常によく動くんです。
すると、水中でキラキラとフラッシングが発生し、イワナやヤマメのリアクションバイトを誘発。
面白いくらい魚が食いついてくる「菅スプーン」は、不思議なスプーンルアーなんですよ!
まとめ
ベンダータイプのスプーンルアーについてご紹介してきました。
エリアトラウトでの使用頻度は、正直に言いますと決して多くはありません。
ですが、タックルボックスにベンダータイプのスプーンルアーを忍ばせているアングラーは意外と多んですよ!
唯一無二の「への字型(=くの字型)の湾曲」が生み出すアクションに、管理釣り場にいる魚は本能的に目を引かれます。
目を引かれたエサに対して、魚は攻撃をしてきますから、魚が釣れない時間帯に「貴重な1匹」を運んできてくれるかも..!?
現状打破の切り札候補として、ベンダータイプのスプーンルアーは非常におすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!