スプーンルアーとは、食器の柄(え)のような形状をした金属製の疑似餌です。
非常にシンプルな形状なので、わずかな違い(曲がり、幅の広さなど)が性能や使い勝手に直結します。
スプーンルアーの素材が違ったらどうなるのでしょうか?
僕たちの予想を超えたスプーンルアーが誕生するかもしれません!
今回の記事では、珍しい「アルミニウム製スプーンルアー」について解説していきます。
流通量が多くはないため、なかなかお目にかかれませんが、非常に面白いスプーンルアーなんですよ!
Contents
市販のスプーンルアーは「真鍮(しんちゅう)」という金属素材で作られている!
スプーンルアーの素材には「真鍮(しんちゅう)」という金属が使われています。
真鍮とは銅と亜鉛を混ぜた合金のことで、金属の中でも「加工しやすい」「硬度が高い(壊れにくい)」という特徴があります。
現代のものづくりに欠かせない金属素材である真鍮は、僕たちの身近なものにも使われているんです。
5円玉硬貨だったり、金管楽器のトランペット、トロンボーン、ホルンなども真鍮から作られています。
みなさんは、普段使っている真鍮製スプーンルアーに対してどのような印象をもっていますか?
管釣りを始めたばかりの頃の僕は「何もしないと沈んでいく!」「早くリール巻いても綺麗に動く」という印象を抱いていました。
このような印象をひっくり返すのが、今回の主人公「アルミニウム製スプーンルアー」というわけです!
※リトリーブ速度:ルアーを回収する際の「リールハンドルを巻く速度」のこと
【珍しい】スプーンルアーの素材には「アルミニウム」という金属が使われる場合もある!
スプーンルアーの素材に「アルミニウム」という金属を使う場合もあります。
アルミニウム製スプーンルアーは、コアなファンから根強い人気を誇るんです。
素材の特性として「アルミニウム」と「真鍮」にはどのような違いがあるのでしょうか?
アルミニウムは工業用に使われる金属の中で、「最も軽い部類」に属しています。
スプーンルアーに良く使われる真鍮の比重が約8.5なのに対し、アルミニウムの比重は約2.7です。
その差は歴然で、アルミニウムは真鍮の約3分の1という驚きの軽さを誇ります。
軽さ以外にも「サビにくく、強度が高い」という特徴があり、鉄に次ぐ第二の金属として注目を浴びているのです。
ちなみに、アルミニウムは僕たちの身近なものだと1円玉に使われています。
真鍮製の5円玉とアルミニウム製の1円玉では、手に取った時の重量感が全然違いますよね!
アルミニウム製スプーンルアーの特徴2選
アルミニウム製と真鍮製のスプーンルアーでは「軽さ」が全然違います。
形状が同じ場合、アルミニウム製スプーンルアーは真鍮製スプーンルアーよりも、約3分の1の重さで作ることが可能です。
また、重さが同じ場合、アルミニウム製スプーンルアーは真鍮製スプーンルアーよりもサイズ感が大きくなる傾向があります。
この2つのポイントを踏まつつ、アルミニウム製スプーンルアーの特徴を見ていきましょう!
特徴①:沈みにくい
アルミニウム製スプーンルアーには「沈みにくい」という特徴があります。
沈みにくいので、ゆっくりなリトリーブ速度でも、綺麗に水中を泳いできてくれるんです。
あなたがイメージしているより、さらに遅くリールを巻いても大丈夫だと思います!
沈みにくいという特徴を活かし、アルミニウム製スプーンルアーを「表層狙い」で使う人も多いです。
レンジキープをしやすいため、管釣り初心者さんでも扱いやすいと思います!
水面に見える魚が多いなら、アルミニウム製スプーンルアーが大活躍する可能性が高いです。
特徴②:ボディ面積(シルエット)が大きい
アルミニウム製スプーンルアーには「ボディ面積(シルエット)が大きい」という特徴もあります。
比重が軽いため、「軽量だけど、見た目が大きい」という不思議なスプーンルアーが誕生するのです。
見た目が大きいので、魚に対するアピール力が非常に高い。
一般的な30cm前後の魚もしっかり釣れますが、実は大型魚のヒット率も優秀なんです。
アルミニウム製スプーンルアーの中には、大物狙いに特化した商品が販売されているくらいです!
アルミニウム製スプーンルアーが本領を発揮するシチュエーションは?
アルミニウム製スプーンルアーは「大規模な管理釣り場」で本領を発揮します。
北関東最大級の「加賀フィッシングエリア(栃木県)」だったり。
西日本最大規模の「フィッシングパーク高島の泉(滋賀県)」「フィッシングレイクたかみや(広島県)」で使ってみてもらいたい!
なぜ、上記のような大規模な管理釣り場でアルミニウム製スプーンルアーが本領を発揮するのでしょうか?
遠くから魚を引き寄せる能力が高いことが理由になります。
ボディ面積(シルエット)が大きく、ゆっくり動くため、遠くにいる魚の視界に入り込む可能性が高いんです。
釣り場が大きいと、ルアーが届かない沖目に元気な魚が密集していることが多くあります。
そういった魚に狙いを定めて、アルミニウム製スプーンルアーを使ってみてはいかがでしょうか?
魚があまり動かない(動けない)シチュエーションでもアルミニウム製スプーンルアーは本領を発揮できます。
具体的には猛暑日の「表層狙い」や、極寒期の「ボトム狙い」などで使いたいですね。
動く元気がない魚を釣るためには、彼らに「体力を消費しなくても、食べれそうだな〜」と認識してもらうのがコツ!
ゆっくり動かせるアルミニウム製スプーンルアーが最適というわけです。
管釣りでアルミニウム製スプーンルアーを使うなら「アルミん(ウォーターランド)」がおすすめ!
エリアトラウトの世界には、まだアルミニウム製スプーンルアーは広く浸透してはいません。
ポテンシャルの高さを知っている一部の釣り人だけが愛用している状態です。
この記事を読んでみて、アルミニウム製スプーンルアーに興味をもってくれた方もいると思います。
そのような方は、まずは「アルミん(ウォーターランド)」という代表格を押さえみてください!
超有名アングラーが手がけたこともあり、昔から根強い人気を誇る伝説的なスプーンルアーです。
さまざまな重さが販売されていますが、おすすめは「2.5g」「3.4g」あたりでしょうか。
向かい風が吹いていないなら、どの管理釣り場でも使えるような重さになります。
大物狙いに使いたい方は、少し重めな「4.3g」や「5.0g」を試すのも面白そうです!
まとめ
アルミニウム製スプーンルアーについてご紹介してきました。
普段使っている真鍮製スプーンルアーとは全然違って面白かったですね!
個人的には、「軽いけど、ボディ面積(シルエット)が大きい」という、ユニークな個性に興味津々になりました!
ただし、アルミニウム製スプーンルアーには「どんな状況でも使える!」という万能性はないと思います。
基本的には「大規模な管理釣り場」「魚の動きが遅い」といった、本領を発揮できるシチュエーションを見極めて使用してください。
これはあくまで僕個人の意見ですが、普段お使いのスプーンルアーでなかなか魚が釣れない時のお助けマンとして「アルミニウム製スプーンルアー」をお役立てください。
あなたが予想するよりも、すごい爆発力を秘めていることはお約束します!
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