F1(雑種第一代)とは?
管理釣り場における「F1(雑種第一代)」とは、遺伝子的に少し離れた異なる魚種同士を掛け合わせて生まれる、最初の世代のトラウトたちを総じた呼び方です。
人によっては「ハイブリッド」や「掛け合わせ」と呼ばれることもあります!
実は、一言でF1といってもかなりの種類が存在しており、それぞれ異なる個性を宿しているんです!
代表的な組み合わせを以下にまとめたので、目を通してみてください。
【F1(雑種第一代)|一例】
- ジャガートラウト:イワナ×ブルックトラウト
- タイガートラウト:ブラウントラウト×ブルックトラウト
- ロックトラウト:ニジマス×イワナ
- パールトラウト:ヤマメ×ブラウントラウト
- スネークトラウト:イワナ×ヤマメ
- リバーサーモン:ブルックトラウト×トラウトサーモン
F1(雑種第一代)には「雑種強勢(ざっしゅきょうせい)」が起きやすい
雑種強勢(ざっしゅきょうせい)とは、遺伝的に異なる品種を掛け合わせて生まれた子どもが、両親のどちらよりも優れた性質を示す現象のことです。
管理釣り場に放流されている「F1(雑種第一代)」には、この雑種強勢が非常に強く現れます。
代表的な性質として「成長が早い」「病気に強い」「環境適応能力が高い」が挙げられ、どの個体も驚くほど強靭でタフネス。
だからこそ、管理釣り場において「F1(雑種第一代)」は、絶対に釣りたい憧れのターゲットに選ばれることが多いのでしょう。
F1(雑種第一代)を見分けるのは難しい!釣れたら釣り場スタッフに聞くのが1番!
魚の詳しい知識がないと、F1を見分けるのは本当に難しいです。
実は僕もロックトラウトを釣ったことがありますが、スタッフさんに教えてもらわなければ、ただの「大型ニジマス」だと勘違いしていました。
ジャガートラウトのように左右にうねる独特の迷彩柄のような見た目の特徴があれば分かりやすいですが、両親のどちらの見た目が強く遺伝するかは魚によってバラバラ。
例を挙げるなら「ニジマス特有の斑点」が強く出たり、「イワナの虫喰い模様」が強く出たりするかは、実際に成長するまで判別できません!
もちろん中には、「体型はイワナのようにシュッとしているのに、体高はニジマスのように分厚い」といった、釣れた瞬間に違和感を感じる個体もいます。
もしも、釣りをしていて少しでも「いつもと違うぞ?F1(雑種第一代)かな?」と違和感を覚えたら、釣り場のスタッフさんに確認してみるのが1番確実ですよ!
F1(雑種第一代)に出会える管理釣り場は限定的
「F1(雑種第一代)」に出会える管理釣り場は、実はかなり限定的です。
全国どこのエリアでも簡単に出会えるわけではありません。
成長スピードこそ早いF1(雑種第一代)ですが、昨今のエサ代の高騰や、育てるためにかかる養殖コストが、きっと半端じゃないのでしょう。
管理釣り場の運営って本当に厳しいんです..。
僕が調べたところ、群馬県の「川場フィッシングプラザ」「イワナセンター」静岡県の「東山湖フィッシングエリア」で、F1(雑種第一代)の放流実績がありました!
もしかしたら、あなたがお世話になっている管理釣り場にも「F1(雑種第一代)」がいるかもしれません。
管理釣り場のホームページやSNSで、放流情報をチェックしてみてください!
F1トラウト(雑種第一代)の特徴4選
ここからは、知っておくと管釣りがもっと面白くなる「F1トラウト(雑種第一代)の特徴」をまとめていきます。
今すぐに知識を詰め込みたい人は、ぜひお役立てください!
F1トラウト(雑種第一代)の特徴①:雑種強勢/ざっしゅきょうせい(親の良いとこ取りをする)
異なる魚種を掛け合わせて生まれた子ども(F1トラウト)は、両親のどちらよりも優れた生存能力や運動能力を有していることが多いんです。
この法則を「雑種強勢(ざっしゅきょうせい)」と呼びます。
ロックトラウトの場合「親のイワナより病気に強く、親のニジマスより引く力が強い」といった感じです。
釣り人にとっては、両親の良いとこ取りをした状態だと言えますね!
F1トラウト(雑種第一代)の特徴②:生殖能力を持たない
F1トラウト(雑種第一代)は非常に強力な身体能力を持ちますが、基本的には生殖能力がありません。
つまり、子どもを作れないという生態をしているんです。
一代限りの命にすべてのエネルギーが注がれるがゆえに、圧倒的なパワー、大きな魚体を有した個体が多いのでしょう!
釣り場やネットで耳にすることがあっても、基本的には「トラウトのF2(雑種第二代)は存在しない」と考えてもらって大丈夫です。
F1トラウト(雑種第一代)の特徴③:環境への適応力が高い
F1トラウト(雑種第一代)は、新しく釣り場に放流された際、環境に馴染むスピードがトップクラスに早いです。
トラックから放流された数分後には、すでにエサを探して元気に泳ぎ回り、目に入ったルアーに突撃することだってあります。
実は僕も、放流直後に50cmのロックトラウトを釣った経験があるのです!
当時は気にしていませんでしたが、あんなに大きな魚が放流直後からすぐに口を使うのは本当にすごいことです。
釣り場側の努力もあると思いますが、F1トラウト(雑種第一代)が持つ「環境適応力の高さ」が背景にあったからこそ、忘れられない1匹に出会えたのでしょう。
F1トラウト(雑種第一代)の特徴④:成長スピードが早く、大きく育つ
釣果写真などの実物を見てもらうとよく分かりますが、管理釣り場で釣れるF1トラウト(雑種第一代)は基本的にどれも大型です!
釣り人の釣果情報が集まるサイト「アングラーズ」を拝見したところ、なんと70cmというモンスタークラスの記録もありました。
僕が釣ったロックトラウトも50cmの見事なサイズでしたので、F1トラウト(雑種第一代)が、圧倒的なスピードで大きく育つことに間違いはありません。
管理釣り場で「F1(雑種第一代)」のヒット率を上げる釣り方
ここからは、管理釣り場でF1(雑種第一代)のヒット率を上げる釣り方をご紹介します。
僕が実際に50cmのロックトラウトを釣った際の経験や、周りの釣り上手な方々のお話をベースにした「マジ作戦」です!
F1(雑種第一代)を狙う時の大原則は「ルアーのアピール力を最重視する」ことに限ります。
彼らの攻撃性の高さを、僕たち釣り人が利用するのです。
アピール力を最重視!
F1は非常に縄張り意識が強く、攻撃性が高い生態をしています。
そのため、釣り方のイメージとしては、目の前でルアーを大きく動かしてF1を威嚇する。
激怒したF1がルアーに狂ったように喰らいつくというゴールを目指します。
「スプーン」「クランク」「ミノー」どれでも釣果を狙える!
おすすめのルアーは「スプーン」「クランク」「ミノー」の3種類。
大人しい釣りは1度忘れて、とにかく「大きく動くルアー」と「派手なカラー」でF1の闘争心に火をつけましょう!
僕が50cmのロックトラウトを釣ったのは放流直後だったので、オレ金のようなド派手なスプーンで仕留めることができました。
お尻を大きく振る「強波動クランク」を使う人も多い印象です。
強烈な波動で、遠方にいるF1のスイッチでさえも強制的に入れることができちゃいますよ!
さらに、YouTubeを見ているとヒットシーンの多くで「ミノーのトゥイッチ」が大活躍しています。
左右へ激しくダートする俊敏な動きや、ピタッと止める焦らしのアクションに、F1は理性を失ってしまうんです。
多少テクニカルですが、興味のある人は、F1を本気で怒らせるエキサイティングな釣りに挑戦してみてください!
まとめ
F1トラウト(雑種第一代)の特徴4選をまとめておきます!
最終確認としてお役立てください。
【F1トラウト(雑種第一代)の特徴4選|まとめ】
- 雑種強勢:親の良いとこ取りをする
- 生殖能力を持たない:子孫を残せない(基本的にF2は存在しない)
- 環境への適応力が優れている:放流直後もよく釣れる
- 成長スピードがあり、しかも大きく育つ:引き味が強烈
最後まで読んでくれてありがとうございました!