今回の記事では、「ニジマスのオスとメスの違い」を徹底解説していきます。
「ニジマスの性別は外見で見分けられるよ!」「メスの方が美味しいんだよ〜」などなど、釣り場や食卓で話したくなるような面白い雑学が盛りだくさんです。
具体的には、以下のような内容でお届け!
- オスとメスの「見分け方」は?
- オスとメスで「釣り方」は?
- オスとメスで美味しさの決定的な違いは?
- 管理釣り場のニジマスにはオスが多い?それともメスが多い?
この記事を読み終わる頃には、ニジマスの性別をパッと見ただけで判断できるようになることお約束します!
Contents
【ニジマスのオスとメスの違い】見分け方は主に5つ!
ニジマスのオスとメスの違いの見分け方を5つご紹介です!
内容としては、下記の5つについて詳しくまとめていきますよ〜。
- 顔つき
- アブラビレ(脂鰭)
- 繁殖期(はんしょくき)
- 体型(シルエット)
- 肛門(こうもん)
違いと見分け方①:顔つき
ニジマスのオスとメスの顔つきの違いをまとめると、以下のようになります。
【オスとメスの違い①:顔つき】
オス:鼻先が鳥のくちばしのように曲がり(=鼻曲がり)、下顎が突き出し(=しゃくれ)ている。
メス:鼻先も下顎も突出せず、スッキリと丸みを帯びている。
釣り場での見分け方としては、「鼻先や顎がゴツゴツしていて『武闘派』な感じがする=雄」。
「丸く整っていて『清楚派』な感じがする=雌」がシンプルでおすすめ。
ただし、このニジマスのオスとメスの違いがはっきり出るのは、ニジマスが大型個体に成長してからです。
小さいうちは性別関係なく「丸顔」であることが多く、個体差が存在していることを覚えておくと完璧!
違いと見分け方②:アブラビレ(脂鰭)
みなさんは「アブラビレ(脂鰭)」という名前を聞いたことがありますか?
ニジマスの背ビレと尾ビレの間をよ〜く見ると、ポツンと小さなヒレがあるはず!
これこそ「アブラビレ」の正体になります。
実はこのヒレ「サケ科(ニジマス、イワナ、ヤマメなど)」「アユ」「ワカサギ」といった限られた魚にしか存在していません。
しかも、「水中でどのような役割を担うのか?」未だ解明されていない「進化の謎が詰まったヒレ」なんですよ!
ニジマスのオスとメスを見分けるヒントが「アブラビレ」にも隠されているので、注目してみましょう。
【オスとメスの違い②:アブラビレ】
オス:アブラビレが大きく、立派!
成熟するほど、アブラビレは背ビレや尾ビレと同じように大きく発達する傾向があります。
メス:アブラビレが小さく、控えめ!
オスに比べるとサイズが小さく、形状もこんもり控えめな傾向があります。
これは余談ですが、オスのアブラビレが大きく発達するのは「自分を大きく、そして強く見せるため!」という説があるみたいですよ!
違いと見分け方③:繁殖期(はんしょくき)
ニジマスのオスとメスの違いは「繁殖期(はんしょくき)」が1番判断しやすいと思います。
具体的な違いとしては、以下のような感じです。
【オスとメスの違い③:繁殖期(はんしょくき)】
オス:メスを守るため「戦闘モード」に入る!
威嚇するために、体の側面にあるピンク色の線が『黒い赤色』に変わり、全身が『黒光り(金属的な光沢を放つ)』するようになります。
メス:卵を産むため「落ち着きモード」に入る!
オスのように黒ずみや威嚇の赤色は出現せず、全体的に「白っぽさ」「上品な銀色の輝き」が強まります。
見分け方としては、遠目から見て「赤黒くイカつい姿ならオス」「白銀にキラリと輝いているならメス」がシンプルで分かりやすくておすすめ!
面白いことに、上記のようなニジマスの婚姻色(こんいんしょく)が出る時期は「育つ環境」によって異なります。
本来の性質を持つ野生(ネイティブ)のニジマスは、春の雪解けシーズンに産卵期を迎えるんです。
そのため「3月〜6月頃」に、色鮮やかな体色の変化を楽しむことが可能!
一方、養殖や管理釣り場のニジマスは少し特殊になります。
彼らは冬の稚魚飼育がしやすいよう「秋に産卵する」タイプに品種改良されていることが多いんです。
そのため、秋から冬の「10月〜12月頃」にかけて、婚姻色を纏ったニジマスを狙えますよ〜!
違いと見分け方④:体型(シルエット)
ニジマスの「体型(シルエット)」の違いは、「筋肉質(がっしり体型)のオス」と「ふっくらした(丸い体型)メス」といった感じです。
人間と同じように、卵を抱えるかどうかが体型に大きく影響しています。
産卵期のオスとメスの違いは、お腹周りのラインを見れば一目瞭然です!
【オスとメスの違い④:体型(シルエット)】
オス:背中が盛り上がるように発達していて、横から見ると上下に幅がある(=体高がある)体つきをしている。
繁殖期には筋肉質で引き締まった印象が強くなります。
メス:産卵を控えているため、お腹あたりが下に向かい膨らんでいる。
丸みがあり「柔らかそう」といった印象を受けます。
違いと見分け方⑤:肛門(こうもん)
産卵期のニジマスの性別を判断するなら、「肛門(こうもん)」で見分けるのが1番確実です!
【オスとメスの違い⑤:肛門(こうもん)】
オス:小さく引き締まっていて、目立たない!
腫れや突出がなく、肛門が閉じている印象を受けます。
メス:赤く腫れ、ぷっくり腫れている!
卵を産む「産卵管(さんらんかん)」の準備が整い、肛門付近が赤く充血し、外側に突出します。
釣り場で「顔つきや色だけだと、性別が判断できない!」と迷ったら、ニジマスを優しく手に取り、お腹側をチェックしてみてください。
お尻(肛門)周りが「赤くぷっくり」と腫れ上がっていたら、それは卵を産む準備が整ったメスの証拠!
ほぼ100パーセントと言い切れるくらい、確実な見分け方です。
ニジマスの「オス」と「メス」は釣り方も違う!?
ニジマスのオスとメスでは、効果的な釣り方も違います。
それぞれの習性が最もハッキリ分かれる「繁殖期(産卵期)」は、オスとメスを戦略的に狙い分けられるシーズン。
大型になりやすいメスのニジマスを狙って釣り上げた時の感動体験は、忘れらえませんよ〜!
まず基本として「オス=派手系ルアーで威嚇する」「メス=地味系ルアーで食性を刺激する」を押さえておくと◎です。
ルアーロテーションをスムーズに組み立てられるでしょう!
オスのニジマスの釣り方
オスのニジマスはナワバリ意識が強いため、自分とパートナー以外の侵入者を追い払う習性があります!
この本能を逆手に取りましょう!
食性ではなく威嚇で口を使わせるリアクション狙いこそ、彼らを釣る時の極意です。
まず、ゴールドや蛍光色などの派手なカラーで視覚的にイラつかせます。
その後、大きなウォブリングで強い波動を起こしてナワバリに足を踏み入れるイメージでOK。
「エサ」ではなく、あえて「邪魔な敵」として振る舞うことで、食い気のないオスからも激しいバイトを引き出せるのです!
メスのニジマス釣り方
メスのニジマスは保護的・慎重な性格をしています。
子孫を残すための「産卵」や「卵の保護」にエネルギーを集中させており、無駄な争いを避ける「生存・繁殖優先」の習性があるのです。
この習性を逆手に取ることが、ニジマスを攻略する際に重要!
釣り方の最適解は、できるだけ刺激を避けてナチュラルに誘うこと。
まずは、水によく馴染み「食べ物」としての安心感を与える「オリーブ」「ブラウン」「ベージュ」「ペレットカラー」などの地味系カラーを用意してください!
鉄板中の鉄板ですから、これだけで次回釣行の内容が変わるはず。
ルアーアクションにもこだわれたら文句なし!
おすすめは「タイトなローリング」といった自然な動きをするタイプになります。
警戒心の強いメスでも、「異物感」を感じ取りにくく、口を使う可能性がぐんと高まるんです!
ニジマスはオスとメスで美味しさが違う?
赤身のニジマスを存分に味わいたい方には、養殖技術の結晶である「全雌三倍体(ぜんめしさんばいたい)」のメスを食べてもらいたいです!
「ヤシオマス」や「信州サーモン」といったブランド鱒が、非常に有名だと思います。
このニジマスの個体は、一生卵を持たないように、品種改良されているんです。
本来なら卵に行くはずの栄養がすべて赤身に蓄えられるため、1年中「大トロ」のような濃厚な脂身・細やかな肉質を堪能することが可能!
一方、産卵期のニジマスを味わうなら「季節の味」も見逃せません。
ぶっちゃけ身の脂は落ちます。
ですが、その分栄養が凝縮されたメスの卵(虹子)は「プチプチ食感」「濃厚なコク」「塩味」のバランスが最高!
個人的には、オスの白子のクリーミーでいて、滑らかな舌触りがたまりません。笑
お酒との相性が抜群で、大人の楽しみとして近年非常に注目されているそうです。
脂の乗った極上の身を求めるなら「三倍体のメス」。
旬の酒の肴を堪能するなら、性別を問わず「産卵期の個体」を選ぶのが、ニジマスを最も贅沢に味わい尽くす秘訣かもしれませんね!
管理釣り場にいるニジマスの性別はオス?メス?
管理釣り場には、オスとメスのニジマスはともに存在しています。
ですが、性別ごとにサイズ感が異なることが特徴的です。
通常サイズ(20cm〜30cm前後)のニジマスには、オスとメスが混ざっていますが、実は「小さければオス多め、中間サイズ以上はメス多め」という傾向があります。
これは養鱒場での成長スピードの違いが理由です!
オスは食欲のスイッチが入ると、我先にエサを求めてガツガツ前に出てくるため、若いうちはメスより早く成長します。
管理釣り場でも、元気で攻撃なオスの性格があるため、数多く釣れるのは「オスのニジマス」であること多いんです。
数釣りを楽しむなら「オス」を狙うのがおすすめ!
メスは成長がややゆっくりで慎重な性格をしています。
ですが、オスは一定の成熟具合で成長が止まってしまうのに対し、メスはさらに大きく育つ性質を持っています
そのため、管理釣り場にいる「大型魚(40cm〜60cm以上)」は、基本的にほぼすべてが「メス」です。
まとめるとですね、「数釣りで元気よく食いついてくるのはオス、大物狙いを楽しむならメス」と押さえておきましょう。
管釣りでは、オスとメスの性格や育ち方の違いを知っておくだけで、彼ら彼女の狙いどころがより明確になり、釣りの楽しみがさらに広がります!
まとめ
ニジマスのオスとメスの違いを徹底解説してきましたが、いかがでしたか?
- 顔つき
- アブラビレ(脂鰭)
- 繁殖期(はんしょくき)
- 体型(シルエット)
- 肛門(こうもん)
上記の5点を押さえておくと、ニジマスの性別を瞬時に判断できて、釣り場や食卓で役立つはずです!
「キャッチ・アンド・リリース」は、釣り場環境を守ることにつながる素晴らしい文化だと思います
ですが、もし管理釣り場で美味しそうなニジマスが釣れたなら、1度味わってみてもらいたいのです。
管理釣り場で釣れる大型のニジマス(その多くは『メス』でしたね!)の中には、「ヤシオマス」や「信州サーモン」といった、食味に優れたブランド鱒が放流されていることもあるんですよ!
食欲を刺激する「真っ赤でいて、きめ細かい身」と「濃厚な脂のノリが」楽しめるため、「美味しいニジマスが食べたくて、管釣りに通い詰めている!」というアングラーも少なくありません。
個人的には、産卵期にこそ、管釣りアングラーにとってのご褒美が存在していると考えています。
黄金に輝く「メスの卵(虹子)」や、高級居酒屋で出てくるようなクリーミーで濃厚な「オスの白子」に出会える確率が非常に高いんです!
ご自身で調理する必要はありますが、自分で釣った鮮度抜群のニジマスを料理して味わう。
これも、エリアトラウトならではの贅沢な楽しみ方のひとつなのです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。