みなさんは、管理釣り場で一際目を引く、黄金に輝く「アルビノニジマス」に興味を持ったことはありませんか?
池の中でキラキラ輝きを放つ、あの「魚体を1度は釣り上げたい!」と憧れたことも多いはずです。
今回の記事では、そんなアルビノニジマスについて徹底考察!
生物学的観点から特徴、さらには気になる「美味しさ」まで深掘りしていきます。
彼らの魅力を知って、エリアトラウトをさらに深く楽しんでいきましょう!
魚釣り界隈でよく耳にする「アルビノ」とは?
「アルビノ」とは、遺伝的な理由から「メラニン色素」をほとんど作れない、もしくは全く作ることのできない先天的体質のことを言います。
肌・髪・瞳の色を構成する天然の色素(=メラニン色素)が欠乏しているため、アルビノ体質の人や動物は、体毛や皮膚が白くなるのが大きな特徴です
私たち日本人にとって身近なアルビノ体質の生き物としては、古くから神の使いと尊ばれてきた「白蛇」だったり。
小学校の飼育小屋などで親しまれてきた「白兎(ジャパニーズホワイト)」などが有名だと思います。
このアルビノは生き物全般に見られる現象ですが、実は魚釣り界隈でよく使われる言葉です。
特に管理釣り場(エリアトラウト)で、よく耳にしますね!
管理釣り場でひときわ目立つ、あの黄金色のニジマス。
彼らの正体こそアルビノ個体(あるいはゴールデントラウト)なんです!
ニジマスにもアルビノ個体が存在する
管釣り界隈では、よく「アルビノ」という言葉を耳にします。
デビューして間もない方は、まだ聞き馴染みがないかもしれませんが、続けてくと耳にする機会が増えることでしょう。
管理釣り場でひときわ目を惹く「黄色い魚」の正体は、実はニジマスのアルビノ個体です!
管釣りのメインターゲット「ニジマス」には、アルビノ個体が存在しています。
自然界で先天的にメラニン色素を作る遺伝子が欠損しているニジマスが生まれる確率は「1億分の1」と非常に低確率。
ニジマスのアルビノ個体は水中で目立つ存在です。
その視認性の高さから、管釣りにおいて実用的な役割を担います。
魚がどの深さを泳いでいるかを知る「放流の目印(指標魚)」だったり。
ルアーへの反応を目視で確認しながら、魚の追い方や見切り方を判断していく「サイトフィッシング」の絶好のターゲットです。
アルビノ個体のニジマスの特徴3選
ニジマスのアルビノ個の特徴を深掘りしていきます。
一般的なニジマスと比較していきますので、興味のある方は参考にどうぞ!
それでは、アルビノ個体のニジマスの特徴①として「体が黄色い」からご紹介です。
アルビノ個体のニジマスの特徴①:体が黄色い
アルビノ個体のニジマスは「黄色い体」が大きな特徴です。
黄金色の魚体には、ニジマス特有の「赤いライン」があります。
釣り上げると一目瞭然ですが、これがめっちゃカッコ良くて映えます。
「赤いライン」に対する疑問
僕は「赤いライン」に対して少し不思議だなと感じました。
なぜ、ニジマスのアルビノの個体は「白色」ではなく「黄色」なのだと。
蛇やウサギのアルビノは「白色」だったからです。
調べてみたところ、これにはニジマスならではの明確な理由がありました。
アルビノは黒色のメラニン色素を作ることはできません。
ですが、餌に含まれる黄色や赤色の色素(=カロテノイドなど)を取り込むことができます。
ニジマスは体内に食べ物から色素を取り込める
ニジマスは体内に食べ物を通じて色素を取り込めるのです。
そのため、真っ白ではなく、鮮やかな「赤いライン」が魚体に通っています。
裏話ですが、釣り場での視認性を高めるために、養殖段階で「黄色みの強い個体」を選別して、大切に育てているそうです!
アルビノ個体のニジマスの特徴②:目が赤色
アルビノ個体のニジマス、最大の特徴は「目が赤色」ということです。
これは瞳に赤色がついているというわけではありません。
彼らはメラニン色素が欠乏しているため、眼球の奥にある毛細血管(もうさいけっかん)が透けて見えているのです。
もし、あなたが管理釣り場で釣り上げた「黄色い魚」の目が、まるでルビーのように真っ赤に輝いていた場合。
それは品種改良種ではなく、遺伝的に誕生した「真のアルビノ」である可能性があります。
大自然の神秘を感じられて、彼らがヒットした瞬間も釣り上げた後も、ワクワク・ドキドキが止まらなくなりますよ!
ただし、アルビノ個体のニジマスは視力が弱いので、彼らの攻略にはちょっとしたコツが必要なんです。
アルビノ個体のニジマスの特徴③:視力が悪い
遺伝的なメラニン欠乏により「視力が悪い」ことも、アルビノ個体のニジマスの大きな特徴。
彼らの視界は常に眩しくぼやけているのです。
本来なら「サングラス」の役割を担う虹彩がないので、直接目に光が入ってきてしまうことが理由になります。
私たち人間に例えるなら、「寝起きドッキリで、眩しすぎる照明を当てられる」といった状態がずっと続いている感じになります。
この状態で水の世界を生き抜くのって、相当すごいことです。
視力が悪いアルビノ個体のニジマスの釣り方
アルビノ個体独特な「視力の悪さ」が、エリアトラウトという魚釣りに奥深さを生み出します。
彼らはぼやけた視界の中で一生懸命ルアーを捉えようと必死です。
普通のニジマスと比べてチェイス(追尾)する時間は長いのですが、最後の最後でプイッと振り返ってしまうことも多い。
そんなアルビノ個体のニジマスを釣るには「ド派手なカラー(蛍光ピンクや蛍光オレンジ)」のルアーを使用するのが大切。
周囲の景色に紛れてしまい、彼らの視界から消えてしまわないようにするためです。
ルアーの存在を、くっきりはっきりと届けましょう!
黄金の魚体がド派手なルアーを猛烈にチェイスしてくる光景。
これもサイトフィッシングの醍醐味のひとつです。
アルビノ個体のニジマスが「パクッ」と口を使う瞬間が丸見えになる興奮を、あなたも管理釣り場で体感してください!
アルビノ個体のニジマスは食べても大丈夫?
アルビノ個体のニジマスは、結論から言いますと「全く問題なく、しかも美味しく」食べることが可能です!
外見が黄色いので、もしかしたら「食欲がそそられない」人も多いかもしれませんが、釣り人なら1度は食べてみたいものです。
非常に貴重な体験だと思います。
アルビノ個体のニジマスの身の色は「薄ピンク色」
アルビノ個体のニジマスの正体は、あくまで突然変異した「ニジマス」です。
実際に捌いてみると、身の色は通常のニジマスと同じく、綺麗な薄ピンク色をしています。
アルビノ個体のニジマスは美味しく食べられる
調べてみたところ、アルビノ個体のニジマスは味の面でも評価はかなり高いようです。
水っぽさや臭みはほとんど感じられず、ムニエルや塩焼きといった定番料理でばっちり楽しめるとのこと。
驚くほどしっかりとした「プリプリの身」は、一度食べたら病みつきになる美味しさだそうです!
個人的には、脂は控えめで淡白なので、ダイエット中の方におすすめできるのでは?と考えています。
釣り上げた希少な「レアキャラ」を味わうという経験は、管釣りアングラーにとって忘れられない思い出になること間違いなし!
僕も、またアルビノに出会うことができたら、塩焼きにして美味しく食べてみようと思います!
釣り場で見かけるアルビノ個体のニジマスは、基本的に養殖魚
管理釣り場に放流されているアルビノ個体のニジマスは基本的に養殖魚です。
生まれてくる確率自体が低いことも理由のひとつですが。
厳しい弱肉強食の世界において、アルビノ個体の目立つ見た目は「足枷」でしかありません。
捕食者に発見されやすいため、すぐに捕食されてしまうことも多いんです。
また、アルビノ個体は視力が悪いケースがほとんどで、野生での生き残りにはどうしても不利になってしまうんです。
だからこそ、人の手で大切に育てられたアルビノ個体のニジマスが管理釣り場には放流されます!
まとめ
アルビノニジマスについて徹底解説してきましたが、いかがでしたか?
メラニン色素を作り出せない彼らの魚体は、管理釣り場で一際目立つ存在です。
今回の記事では、そんなアルビノ個体のニジマスの特徴を3つピックアップしてきましたね。
具体的には、以下のような感じです。
【アルビノ個体ニジマスの特徴3選】
- 体が黄色い
- 目が赤色
- 視力が悪い
上記にまとめた3点すべたが当てはまってこそ、真のアルビノ個体。
太陽に照らされた時なんて、まさに動く宝石があるかの如くです。
今回の記事で取り上げたアルビノニジマスとの駆け引き、そして彼らの不思議な味わいを求めて、ぜひ管理釣り場に足を運んでみてくださいね!