トラウトの生態・習性

【ドナルドソンとニジマスの違い3選】誕生した経緯とその理由・管理釣り場の放流事情もご紹介!

管理釣り場のメインターゲットといえば、真っ先に「ニジマス」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?

実は彼らの中に、一際目立つ大きな個体が存在することをご存知ですか?

その名は「ドナルドソン」と言い、ブランド鱒としても非常に有名な存在なんです!

 

今回の記事では、そんな特別なニジマス「ドナルドソン」の秘密を徹底解剖していきます。

私たちがイメージする、一般的なニジマスとドナルドソンの違いを中心にご紹介していくので、お楽しみに!

 

大型ニジマスを代表する存在「ドナルドソン」とは?

「ドナルドソン」とは、通常のニジマスよりも飛躍的に大きく、かつスピーディーに成長するよう品種改良されたニジマス(=選抜系統)のこと。

いわば、大きく、そして速く成長する遺伝子を先祖から受け継いだ「ニジマス界の大型戦士」になります。

釣り人界隈では「ドナ」の愛称で親しまれることが多く、パワフルで強烈な引きを楽しめることが魅力です。

 

ドナルドソンは釣りターゲットとしての最高峰

私自身ドナルドソンを釣り上げた経験があるのですが、ヒットした瞬間は冗談抜きで「大切なスプーンルアーが根掛かりした〜」と勘違いしていました。笑

すぐに竿全体が曲がり出したため「よかった、大型魚だった!」と安心できましたが、それくらいドナルドソンの引きは半端じゃなく強力!

 

1度釣って以来、私にとって「ドナルドソン」は憧れのターゲットです。

もしかしたら、私と同じようにドナルドソンに恋焦がれているアングラーさんも多いかもしれません。

 

食べて美味しい「ドナルドソン」はブランド魚

ドナルドソンは食べても絶品。

その希少性と身質の良さから「高級ブランド魚」としても扱われる一面もあります。

釣りの楽しさはもちろんですが、食味もワンランク上とあって、ドナルドソンは大勢の釣り人を魅了しています。

 

前置きが長くなりましたが、ここから先は「ドナルドソンが誕生した経緯とその理由」を深掘りしていきます!

選び抜かれた個体を何度も交配して誕生した、彼らの歴史を一緒に紐解いていきましょう。

 

ドナルドソンが誕生した経緯とその理由

ドナルドソンの歴史は、文献上1930年代まで遡ります。

アメリカのワシントン大学で「ローレン・ドナルドソン博士」が、ニジマスの品種改良に着手したことから始まりました。

博士が掲げていた研究テーマは「少ない餌でより速く、大きく育ち、そして多くの卵を産む」という養殖業界の理想を実現すること。

この理想を実現するために、博士は30年〜40年もの歳月を選抜育種を繰り返すことに費やしたのです。

 

その結果、通常は成熟に2年以上かかるニジマスを、わずか1年〜2年で巨大化させるという、驚異的な系統固定に成功!

このエリート家系こそ、博士の名を冠した「ドナルドソン」というわけです。

 

1970年代に日本の養鱒場へ本格導入されたドナルドソン。

彼らの圧倒的なサイズとパワーゆえに、今や管釣りには欠かせない「大型ニジマスの代名詞」として大人気のターゲットなのです!

 

ドナルドソンとニジマスの違い3選

ここからは、実際に「ドナルドソン」がどのような魚なのかをご紹介していきます。

管釣りのメインターゲットである「通常のニジマス」と比較しているので、ドナルドソンが如何に特別な存在かがはっきりわかり面白いですよ!

 

ニジマスは管釣りの顔であり、とっても魅力溢れる魚になります。

個人的にも、刻々と変わる状況に合わせて1匹を絞り出す「数釣り」の醍醐味を存分に味わせてくれる、エリアトラウト界の屋台骨だと考えています。

 

しかし、あえて正直にいうなら...。

数釣りを楽しむなら通常のニジマスが最高ですが、「大物狙い」というロマンに身を投じるならば、やはりドナルドソンの存在は別格です。

 

ここからは両者を比較することで、それぞれの魅力を浮き彫りにし、ドナルドソンが如何に特別な存在なのか一緒に実感していきましょう!

 

ドナルドソンとニジマスの違い①:魚体の大きさ

ドナルドソンの魚体は、ニジマスとは比べ物にならないくらい大きく成長します。

通常のニジマスの魚体は、平均すると20cm〜30cm程度です。

このサイズでも強烈な引きを楽しませてくれるニジマスは、やはりエリアトラウトの醍醐味を体現する素晴らしい存在です。

 

一方、ドナルドソンはまさに「管釣り界の怪物」。

管理釣り場でも約60cm〜80cm、時には3kgを超える巨体まで成長します。

さらに、ドナルドソンは、この巨大なサイズに加えた「身の厚み」を兼ね備えているのです。

頭が小さく見えるほど背中が盛り上がり、まるでラグビーボールのような筋骨隆々の魚体は圧巻。

 

肉厚ボディから繰り出される破壊的な引き味が、大勢の釣り人を魅了し虜にしているのでしょう。

 

ドナルドソンとニジマスの違い②:釣り方

ドナルドソンと通常のニジマスでは「釣り方」も異なります。

それぞれに好む擬似餌(ルアー)が違うのです。

まずは、通常個体のニジマスの釣り方から学んでいきましょう。

 

通常個体のニジマスの釣り方は?

釣り場環境にもよるので、一概には言えないのですが....

管釣りで通常サイズのニジマスを狙うなら、近年はタックルやルアーの「軽量化」がどんどん進んでいます。

ニジマスの学習能力は非常に高いため、より好感度で快適に、そしてルアーに対する違和感を取り除くことが狙いです。

 

繊細な釣り道具を使いこなし、賢いニジマスとの駆け引きを制していく。

これも間違いなく現代エリアトラウトの醍醐味の一つです。

 

大型個体「ドナルドソン」の釣り方は?

一方、ドナルドソン攻略は、通常の数釣りとは一線を画す「大型個体とのガチンコファイト」が楽しめます。

数キロオーバーの巨体が繰り出す、本当に突進は凄まじい。

臆することなくドナルドソンとの真っ向勝負を楽しむためにも、ドナルドソンを釣る場合は「力強い」タックルやルアーを準備する必要性があります。

 

ドナルドソンの力強さに負けないよう、耐久性があり、果敢に攻められるタックルやルアーを準備してください。

具体的には「軽量化」ではなく、パワーがあるタックル、アピール力のあるルアーが必要です。

 

繊細な釣り糸を使用していたら、一瞬でブチッとラインブレイクすることがあるので注意。

管釣り初心者の方が、ドナルドソンを狙いたい場合、できればナイロンライン3lb以上、もしくはPE0.6号以上を準備しておけば安心できるかと思います。

また、強烈な動きで針が伸ばされないよう「太軸フック」への交換も必須!

あとは、焦らず落ち着いて、ドナルドソンとの駆け引きを楽しんでください。

 

ドナルドソンに高実績のルアーとは?

ドナルドソンに対して高実績のルアーは、質量があり「強い波動」を生み出すスプーンルアーやクランクベイトです。

大型個体のニジマスは動くだけで体力を大幅に消耗するため、できるだけ「効率よくエサを食べたい!」と考えています。

そのため、あえて軽量化の逆をいき、ある程度「重さ」と「シルエット」のあるルアーをゆっくり泳がせるのが必勝パターン!

 

強い波動が効かない場合に備えて「弱波動系」を準備し、「派手系・地味系」のカラーを揃えておくこと。

こういった、エリアトラウトならではの緻密な駆け引きの奥深さが、私たちアングラーを虜にするんです!

 

ドナルドソンとニジマスの違い③:食味

ドナルドソンの食味は、通常個体のニジマスとは「別格」と言えるほど進化しています。

その品質の高さから、高級ブランドサーモンとして取引されることも。

さっぱり白身のニジマスとは対照的に、ドナルドソンの身は鮮やかな赤身でいて、きめ細かいのが特徴。

脂ノリも素晴らしく、1度食べたら病みつきになる濃厚な味わいです。

 

個人的には、ドナルドソンを食べる時の真骨頂はやはり「刺身(生食)」だと思います。

甘み成分(グリシン)が、通常個体のニジマスと比べて、豊富に含まれているため、とろける甘みとねっとり食感がたまらんのです。

調べてみたところ、高級料亭や百貨店などでも提供されているみたい。

もちろん、加熱しても身が硬くなりにくい特性を活かし、塩焼き、ムニエルやステーキ、燻製も絶品です。

 

管理釣り場にいる大型ニジマスは「ドナルドソン」の可能性がある

管理釣り場の公式SNSで「大型ニジマス放流!」とあれば、それは「ドナルドソン」に出会える大チャンスです!

放流直後の彼らは、警戒心が薄く、管釣りビギナーさんでも「忘れられない、強烈な引き味」を堪能できる可能性が全然あります!

 

ドナルドソンを狙う最大のメリットは、「ビックゲームを楽しめること、そのあと高級素材のゲット」という経験を同時に積めるお得感だと、個人的に考えています。

整備された環境でスリリングなファイトを楽しめるだけでなく、スーパーでは手に入らない「とろける赤身」を自宅で堪能できるのです。

釣り人の特権であり、エリアトラウトの醍醐味ではないでしょうか?

 

さぁ、あなたも管理釣り場へ足を運んで、この贅沢をフルに活かしちゃってください!

 

ドナルドソンを釣るためにするべきこと

ドナルドソンとは大型ニジマスを代表する存在です。

管理釣り場は、ドナルドソンを大きく育てるために多額のコストを必要とします。

そのため、どの管理釣り場にもドナルドソンが放流されているわけではありません。

 

資金があり、飼育環境を整えている管理釣り場にしかドナルドソンは放流されていないのです。

「ドナルドソンをどうしても釣りたい!」

このように考えている人は、管理釣り場に足を運ぶ前に「この釣り場にドナルドソンは放流されているのか?」を確認しましょう。

 

釣り場の公式ページやSNSで「放流されている魚種」「放流情報」が発信されていることがほとんどです。

ドナルドソンを釣るために是非役立ててください!

 

まとめ

今回の記事では「ドナルドソン」について徹底解説してきました。

彼らは、大きく育つ遺伝子を有する個体を掛け合わせて生み出された「選抜系統(せんばつけいとう)」のニジマスです。

ドナルドソンが誇る圧倒的なパワー、そして1度食べたらハマる食味を、管理釣り場でなら同時に体感することができます!

興味のある方は、ぜひ管理釣り場に足を運んでみてくださいね!

 

最後に注意点をお伝えさせてください!

大型魚の管理コストって、実は通常個体のニジマスと比べて結構高いんです。

こういった裏事情もあり、すべての管理釣り場でドナルドソンが「常時放流」されいるとは限りません!

 

あなたが「ドナルドソンを釣る!」ことを目標にして管釣りを始めるなら、お出かけ前に釣り場の公式HPで放流情報をチェック!

釣り場に着いてから「え?ドナルドソンがいないん..?」とショックを受けなくて済みますからね。

 

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