トラウトの生態・習性

【トラウトの生息域まとめ】日本を代表する5種を在来種・外来種に分類してご紹介!

今回の記事では、日本に生息している「トラウトの生息域」についてご紹介していきます。

幼い頃に川で掴み取りをした「ニジマス」をはじめ、渓流アングラーから大人気の「イワナ」「ヤマメ」といった、日本人に馴染のあるトラウトについて詳しくなりましょう!

今回の記事で生息域をご紹介するトラウトは全て管理釣り場で釣ることが可能です。

興味のある方は、ぜひ管理釣り場に足を運んでみてくださいね!

 

トラウトの概要

まずは、トラウトの概要を把握することからスタートです!

ここでは「トラウトの定義」「トラウトが好む生活環境」についてまとめていきます。

 

トラウトの定義

トラウトとはサケ科の魚を総称した呼び方です。

英語圏では「淡水で一生過ごすサケ科の魚=トラウト」「海に降るサケ科の魚=サーモン」と区別することもあります。

今回の記事ではトラウトの定義を「淡水で一生過ごすサケ科の魚」と定めさせてもらいました。

境界線が曖昧だと「トラウトの生息域」を整理するのが難しくなりますので、この点はご了承ください!

 

トラウトが好む生活環境

トラウトには「冷水性」という一面があります。

冷たい水温での生活を好むのです。

目安だと10℃〜15℃程度が最適な水温で、人間が触れると「冷たいな〜」と感じます。

 

他にもトラウトが好む生活環境の条件としては「水質が澄んでいる」「酸素量が豊富」「エサ(水生昆虫や小魚など)が豊富」「複雑で障害物のある地形」などが挙げられます。

これらの条件を満たした淡水域にトラウトは生息しているのです。

 

日本に生息する代表的なトラウト

日本には多種多様なトラウトが生息しています。

トラウトは、もともと日本に生息していた「在来種」と、海外から持ち込まれ今は日本に生息している「外来種」に分けられます。

 

代表底な在来種としては「イワナ」「ヤマメ」「アマゴ」が挙げられ、外来種としては「ニジマス」「ブラウントラウト」が有名ですね!

上記のトラウトたちは、管理釣り場に放流されていたり、渓流や湖といった大自然を生き抜いていたり、日本の至る所で生活しています。

 

種類ごとにトラウトの生息域は違う!

多種多様なトラウトですが、実は種類ごとに「生息域」が違います。

生息域とは「陸上や水域問わず、野生動物が生存・繁殖する自然環境(区域・空間)」のこと。

 

トラウトは種類ごとに、それぞれの生態や習性に適した生息域で必死に生きています。

過酷な環境(源流や滝壺など)に生息するトラウトがいたり、酸素が豊富な環境(瀬や淵など)好むトラウトが存在するんです。

ほかにも、流れが緩やかな湖から激流の渓流まで生息する、適応力が凄すぎるトラウトが存在します!

 

ここから先では、日本に生息している代表的なトラウトの生息域をご紹介していきます。

種類ごとに、詳しくまとめていくのでお楽しみに!

 

それぞれのトラウトの生息域をご紹介

それでは、日本に生息している代表的なトラウトの生息域をご紹介していきます!

 

イワナ(在来種)

イワナは、水が冷たい水域である「源流」に生息しています。

源流とは、川が流れ始める最も上流部分のこと。

臆病な性格をしているため、源流にある障害物(石影や倒木下など)や深場に身を隠す傾向があります。

 

イワナは、北海道から本州にかけて日本の非常に広い範囲に生息しており、生息域ごとに違う呼び方があります。

さらに、育つ環境で見た目に変化が出るのがイワナの面白い特徴。

北海道にのみ生息する「オショロコマ」、北海道や東北に生息する「エゾイワナ」、紀伊半島に生息する「ヤマトイワナ」が有名です。

 

ヤマメ(在来種)

続いて、ヤマメの生息域について見ていきましょう。

ヤマメはイワナよりも下流域に生息しています。

源流に比べて、水量が多く、水生生物が豊富な「渓流」を好む魚なのです。

 

ヤマメはもともとは(自然分布)本州の関東以北の太平洋に流れ込む河川や日本海側の淡水域全般、九州地方の一部に生息していました。

ですが、各所に人為的な放流をされたことで、現在は日本各地で目撃されています。

 

アマゴ(在来種)

アマゴはヤマメと同じく、渓流域を好んで生息しています。

もともとアマゴは(自然分布)、本州の静岡県以西の太平洋岸の淡水域や四国全域にのみ生息する魚です。

本来なら近縁種であるヤマメとアマゴの分布域は全然違いました。

 

日本の東側にはヤマメ、西側にはアマゴと境界線がはっきりしているはずだったのです。

ですが、アマゴも人為的な放流をされた結果、全国各地にある山間部の河川での目撃情報が相次いでいます。

 

 

ニジマス(外来種)

外来種であるニジマスの生息域についてみていきましょう!

もともとのニジマスは「北アメリカ大陸の太平洋側(アラスカ〜バハカリフォルニア)」や「カムチャツカ半島」に生息していました。

ですが、明治時代に入り、日本の食糧不足を補うため「ニジマスの卵」に持ち込まれたのです。

 

現在ニジマスは管理釣り場で放流されていることが多く、管釣りのメインターゲットとして有名ですね!

また日本全国の河川や湖にも放流されており、北海道をはじめ、本州・四国・九州にも放流魚として存在しています。

人の手が関与せず、自然繁殖したニジマス個体も北海道や本州などの一部地域では存在するそうです。

 

余談ですが、ニジマスは他のトラウトの生息域を減少させる「侵略的外来種」に指定されています。

 

ブラウントラウト(外来種)

続いて、外来種である「ブラウントラウト」についてご紹介です!

もともとブラウントラウトは「ヨーロッパ」や「西アジア」周辺に自然分布していました。

ですが、スポーツフィッシングのターゲットとして世界各国に移植された結果、日本にもブラウントラウトがやってくることに!

 

ブラウントラウトもニジマスと同じように、在来種を脅かす存在として「侵略的外来種」に認定されています。

嘘のようですが、在来種のトラウト(イワナやヤマメなど)をブラウントラウトは捕食してしまうんです。

そんなブラウントラウトは、日本各地で生息地を拡大しており「北海道(南西部)」や「本州(栃木県や長野県など)」での目撃情報が増えています。

 

余談ですが、秋田県ではブラウントラウトの河川侵略が大きな問題になっているんです。

釣れる魚の9割以上がブラウントラウトである水域もあるそうで、在来種の「イワナ」「ヤマメ」が激減する深刻な事態に陥っています!

 

まとめ

トラウトの生息域についてご紹介してきました。

種類ごとにトラウトの生息域が違くて面白かったですね!

 

昔から日本に生息していた在来種の居場所を奪ってしまう、外来種には注意する必要があります。

今回取り上げたニジマスやブラウントラウトは、環境省および農林水産省は「産業管理外来種」にも選定されているんです。

つまり、河川や湖に「入れない」「捨てない」「拡大させない」の3原則を厳守することが求められます。

 

釣り人の小さい意識の変化で「外来種問題」が少しずつ解決していくはずです。

全員で環境を守りつつ、これから先もトラウトフィッシングを楽しみ続けましょう!

 

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