トラウトの生態・習性

海へ下ったトラウトに起きる変化をご紹介!名前や見た目が変わるって本当?

トラウトはたくさんの釣り人を夢中にさせるお魚です。

惚れ惚れする美しい魚体、奥深いゲーム性、抜群の食味など、トラウトに魅了されるきっかけは人それぞれでしょう。

 

実は、トラウトには「一生を淡水域で過ごす個体(陸封型)」「海に下り成長して帰ってくる個体(降海型)」の2パターンが存在します!

生活環境が違うだけで「見た目」「パワフルさ」「味わい」が大きく変化することは、トラウトの特徴の一つです。

 

今回の記事では「降海型のトラウト」に焦点を当てて解説していくのでお楽しみに!

 

トラウトには「陸封型」「降海型」の2タイプが存在する

トラウトには「陸封型」「降海型」の2タイプが存在します。

それぞれの言葉の意味を下記にまとめておきますね!

 

【陸封型と降海型の言葉の意味】

  • 陸封型:一生を淡水域(河川や湖沼など)だけで過ごす個体
  • 降海型:淡水域から海に下り、成長して帰ってくる個体
    ※一生を淡水域で終えない個体

 

本当に不思議ですが、トラウトって同じ親から生まれたとしても、一定期間を過ぎると陸封型と降海型に分かれます。

しかも、生息域ごとでトラウトが「陸封型」「降海型」を選ぶのかが変わるんです。

北海道や東北地方では50%以上のトラウトが「降海型」を選ぶのに対し、関東地方以西では数%のトラウトしか「降海型」を選びません。

 

「陸封型」「降海型」の割合が変わる理由については、現在も解明されていないそう。

トラウトの生態や習性って非常に興味深いですね!

 

※関東地方以西:関東地方と西側に広がるすべての地域(中部・近畿・中国・四国・九州)を指す言葉です。

 

【トラウトの種類別】
陸封型と降海型の違いをご紹介!

ニジマス(陸封型)からスチールヘッド(降海型)へ

管理釣り場のメインターゲットであるニジマスも海に下ります。

淡水域で一生を過ごす個体を「ニジマス」と呼び、海に下ることで「スチールヘッド」へと呼び名が変わります。

 

それ以外にも「平均サイズ」にも違い生じるんです。

ニジマスの平均サイズが約30cm〜40cmなのに対し、スチールヘッドは約60cm〜80cmと全然違います!

 

「ニジマス=黒斑点が多くカラフルな魚体」というイメージがありませんか?

ニジマスの漢字表記である「虹鱒」の由来ですしね!

実は、スチールヘッドには模様が少なく「銀白色の魚体(背中が黒くて腹は真っ白)」「頭部が緑がかった黒色」をしていることが特徴です。

 

ヤマメ(陸封型)からサクラマス(降海型)へ

他にも、渓流の女王と呼ばれている「ヤマメ」も海に下ります。

淡水域で一生を過ごす個体を「ヤマメ」と呼び、海に下ることで「サクラマス」へと呼び方が変わるんです。

ヤマメとサクラマスでは見た目が全然変わります。

 

パーマーク(小判型の斑紋)があるヤマメに対し、サクラマスにはパーマーク(小判型の斑紋)がありません。

また、サクラマスの魚体は全体的に「銀白色」ですし、背ビレと尾ビレの先端が「黒くなる」という特徴もあるんです!

ちなみに、サクラマスは魚体を守る粘膜が薄ため、手で触れると「銀色のウロコ」が手に張り付きくことも。

優しく触れてあげてくださいね。

 

海に行かないトラウトが存在する流理由

海に行かないトラウトが存在する理由はシンプルです。

その理由は「海=危険が多い」ことに限ります。

淡水域に比べて、捕食者のレベルが一味違うんです。

 

そのため淡水域の方が、生存できる確率が高くなります。

つまり、淡水域で縄張り争いに敗北したトラウト個体が海に下り、成長して帰ってくるということです。

 

まとめ

「降海型のトラウト」に焦点を当てて解説してきましたが、いかがでしたか?

普段、管理釣り場や渓流で出会える「陸封型」とは全然違う特徴がありましたね!

 

まだご紹介できていない「イワナ」「アマゴ」といった、他のトラウトについても随時追加していくのでお楽しみに!

 

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