管理釣り場のメインターゲットといえば、真っ先に「ニジマス」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
実は彼らの中に、一際目立つ大きな個体が存在することをご存知ですか?
その名は「ドナルドソン」と言い、ブランド鱒としても非常に有名な存在なんです!
今回の記事では、そんな特別なニジマス「ドナルドソン」の秘密を徹底解剖していきます。
私たちがイメージする、一般的なニジマスとドナルドソンの違いもご紹介していくので、お楽しみに!
Contents
ドナルドソンは、大型ニジマスを代表する存在!
「ドナルドソン」とは、通常のニジマスよりも飛躍的に大きく、かつスピーディーに成長するよう品種改良されたニジマス(=選抜系統)のこと。
いわば、大きく、そして速く成長する遺伝子を先祖から受け継いだ「ニジマス界の大型戦士」になります。
釣り人界隈では「ドナ」の愛称で親しまれることが多く、パワフルで強烈な引きを楽しめることが魅力。
私自身ドナルドソンを釣り上げた経験があるのですが、ヒットした瞬間は冗談抜きで「大切なスプーンルアーが根掛かりした〜」と勘違いしていました。笑
すぐに、竿全体が曲がり出したため「よかった、大型魚だった!」と安心できましたが、それくらいドナルドソンの引きは半端じゃなく強力なんです。
1度釣って以来、私にとって「ドナルドソン」は憧れのターゲット。
もしかしたら、私と同じようにドナルドソンに恋焦がれているアングラーさんも多いかもしれません。
実は、ドナルドソンは食べても絶品です。
その希少性と身質の良さから「高級ブランド魚」としても扱われる一面もあり、釣りの楽しさも食味もワンランク上の、まさに管釣り界の最高峰。
前置きが長くなりましたが、ここから先は「ドナルドソンが誕生した経緯とその理由」を深掘りしていきます!
選び抜かれた個体を何度も交配して誕生した、彼らの歴史を一緒に紐解いていきましょう。
品種改良でドナルドソンが誕生した経緯とその理由
ドナルドソンの歴史は、文献上1930年代まで遡ります。
アメリカのワシントン大学で「ローレン・ドナルドソン博士」が、ニジマスの品種改良に着手したことから始まりました。
博士が掲げていた研究テーマは「少ない餌でより速く、大きく育ち、そして多くの卵を産む」という養殖業界の理想を実現すること。
この理想を実現するために、博士は30年〜40年もの歳月を選抜育種を繰り返すことに費やしたのです。
その結果、通常は成熟に2年以上かかるニジマスを、わずか1年〜2年で巨大化させるという、驚異的な系統固定に成功!
このエリート家系こそ、博士の名を冠した「ドナルドソン」というわけです。
1970年代に日本の養鱒場へ本格導入されたドナルドソン。
彼らの圧倒的なサイズとパワーゆえに、今や管釣りには欠かせない「大型ニジマスの代名詞」として大人気のターゲットなのです!
ドナルドソンってどんな魚?
身近なニジマスとの違い3つを比較してみた!
ここからは、実際に「ドナルドソン」がどのような魚なのかをご紹介していきます。
管釣りのメインターゲットである「通常のニジマス」と比較しているので、ドナルドソンが如何に特別な存在かがはっきりわかり面白いです!笑
もちろん、管釣りの顔であるニジマスだって、とっても魅力溢れる魚であることは間違いありません。
刻々と変わる状況に合わせて1匹を絞り出す「数釣り」の醍醐味を存分に味わせてくれる、エリアトラウト界の屋台骨だと個人的には考えています。
しかし、あえて正直にいうのならば...。
数釣りを楽しむなら通常のニジマスが最高ですが、「大物狙い」というロマンに身を投じるならば、やはりドナルドソンの存在は別格です。
ここからは両者を比較することで、それぞれの魅力を浮き彫りにし、ドナルドソンが如何に特別な存在なのか一緒に実感していきましょう!
ドナルドソンとニジマスの違い①:品種改良で生み出される「サイズ感」と「身の厚み」
通常のニジマスは、平均すると20cm〜30cmくらいまで成長します。
このサイズでも強烈な引きを楽しませてくれるニジマスは、エリアトラウトの醍醐味を体現する素晴らしい存在です。
一方、ドナルドソンはまさに「管釣り界の怪物」。
管理釣り場でも約60cm〜80cm、時には3kgを超える巨体まで、しかも圧倒的なハイスピードで成長するのです。
しかも、ドナルドソンは、この巨大なサイズに加えた「身の厚み」を兼ね備えています。
頭が小さく見えるほど背中が盛り上がり、まるでラグビーボールのような筋骨隆々の体型は圧巻のひとこと。
肉厚ボディから繰り出される破壊的な引きゆえに、多くのアングラーを翻弄し、虜にするのです!
ドナルドソンとニジマスの違い②:釣り方
ドナルドソンと通常のニジマスでは「釣り方」も異なります。
通常個体のニジマスの釣り方は?
釣り場環境にもよるので、一概には言えないのですが....
管釣りで通常サイズのニジマスを狙うなら、近年はタックルやルアーの「軽量化」がどんどん進んでいます。
ニジマスの学習能力は非常に高いため、より好感度で快適に、そしてルアーに対する違和感を取り除くことが狙いです。
繊細な釣り道具を使いこなし、賢いニジマスとの駆け引きを制していく。
これも間違いなく現代エリアトラウトの醍醐味の一つです。
大型個体「ドナルドソン」の釣り方は?
一方、ドナルドソン攻略は、通常の数釣りとは一線を画す「大型個体とのガチンコファイト」が楽しめます。
数キロオーバーの巨体が繰り出す、本当に突進は凄まじい..!
彼らの力強さに負けないよう、耐久性があり、果敢に攻められるタックルやルアーを準備することが大切です。
こうすることで、臆することなくドナルドソンとの真っ向勝負を楽しめるでしょう!
繊細な釣り糸を使用していたら、一瞬でブチッとラインブレイクすることがあるので注意したいものです。
管釣り初心者の方が、ドナルドソンを狙いたい場合、できればナイロンライン3lb以上、もしくはPE0.6号以上を準備しておけば安心できるかと思います。
また、強烈な動きで針が伸ばされないよう「太軸フック」への交換も必須!
あとは、焦らず落ち着いて、ドナルドソンとの駆け引きを楽しんでください。
ドナルドソンに高実績のルアーとは?
ドナルドソンに対して高実績のルアーは、質量があり「強い波動」を生み出すスプーンルアーやクランクベイトです。
大型個体のニジマスは動くだけで体力を大幅に消耗するため、できるだけ「効率よくエサを食べたい!」と考えています。
そのため、あえて軽量化の逆をいき、ある程度「重さ」と「シルエット」のあるルアーをゆっくり泳がせるのが必勝パターン!
強い波動が効かない場合に備えて「弱波動系」を準備し、「派手系・地味系」のカラーを揃えておくこと。
こういった、エリアトラウトならではの緻密な駆け引きの奥深さが、私たちアングラーを虜にするんです!
ドナルドソンとニジマスの違い③:美味しさ
ドナルドソンの食味は、通常個体のニジマスとは「別格」と言えるほど進化しています。
その品質の高さから、高級ブランドサーモンとして取引されることも!
さっぱり白身のニジマスとは対照的に、ドナルドソンの身は鮮やかな赤身でいて、きめ細かいのが特徴。
脂ノリも素晴らしく、1度食べたら病みつきになる濃厚な味わいです。
個人的には、ドナルドソンを食べる時の真骨頂はやはり「刺身(生食)」だと思います。
甘み成分(グリシン)が、通常個体のニジマスと比べて、豊富に含まれているため、とろける甘みとねっとり食感がたまらんのです。
調べてみたところ、高級料亭や百貨店などでも提供されているみたい。
もちろん、加熱しても身が硬くなりにくい特性を活かし、塩焼き、ムニエルやステーキ、燻製も絶品です。
管釣りにいる大型のニジマスは「ドナルドソン」の可能性も!
管理釣り場の公式SNSで「大型ニジマス放流!」とあれば、それは「ドナルドソン」に出会える大チャンスです!
放流直後の彼らは、警戒心が薄く、管釣りビギナーさんでも「忘れられない、強烈な引き味」を堪能できる可能性が全然あります!
ドナルドソンを狙う最大のメリットは、「ビックゲームを楽しめること、そのあと高級素材のゲット」という経験を同時に積めるお得感だと、個人的に考えています。
整備された環境でスリリングなファイトを楽しめるだけでなく、スーパーでは手に入らない「とろける赤身」を自宅で堪能できるのです。
釣り人の特権であり、エリアトラウトの醍醐味ではないでしょうか?
さぁ、あなたも管理釣り場へ足を運んで、この贅沢をフルに活かしちゃってください!
まとめ
今回の記事では「ドナルドソン」について徹底解説してきました。
彼らは、大きく育つ遺伝子を有する個体を掛け合わせて生み出された「選抜系統(せんばつけいとう)」のニジマスです。
ドナルドソンが誇る圧倒的なパワー、そして1度食べたらハマる食味を、管理釣り場でなら同時に体感することができます!
興味のある方は、ぜひ管理釣り場に足を運んでみてくださいね!
最後に注意点をお伝えさせてください!
大型魚の管理コストって、実は通常個体のニジマスと比べて結構高いんです。
こういった裏事情もあり、すべての管理釣り場でドナルドソンが「常時放流」されいるとは限りません!
あなたが「ドナルドソンを釣る!」ことを目標にして管釣りを始めるなら、お出かけ前に釣り場の公式HPで放流情報をチェック!
釣り場に着いてから「え?ドナルドソンがいないん..?」とショックを受けなくて済みますからね。