みなさんは、特別な塗料である「ケイムラ(蛍光紫)」をご存知でしょうか?
ケイムラには、ルアーに使われる他の色とは違う特性があるんですよ。
今回の記事では「トラウトがケイムラ(蛍光紫)で釣れる理由」をどこよりも詳しくご紹介していきます。
現代エリアトラウトで欠かせない色のひとつである「ケイムラ」への理解を深めたい人は必見で!
ケイムラ(蛍光紫)とは?
ケイムラとは、釣り用語で「蛍光紫(けいこうむらさき)」を略した言葉になります。
トラウトがよく釣れる色の一つで、他の色にはない特性を秘めているんです。
ケイムラは、僕たち人間には見えない「紫外線」に反応する色。
蛍光発光とも呼ばれますが、ケイムラは吸収した紫外線を、別の「青白い輝き」に変換し放つのです。
一方、エリアトラウトで使う他の色(金色や銀色など)は、太陽光をただ反射することで、トラウトの視覚にアピールを行います。
太陽光を別の光に変換することはできません。
紫外線から別の光を生み出す「ケイムラ」は、数ある塗料の中でも特別な存在なのです。
人間に「紫外線」は見えないけど、トラウトには見えている!
ケイムラは紫外線を別の光に変換する特別な塗料ということがわかりました。
実はですね、人間の目では紫外線を色として捉えることはできません。
色の正体は「光の波長(nm)」なのですが、人間の目には限られた光の波長(400nm~800nm)しか見えないからです。
※紫外線は、人間が捉えられる光の波長の範囲外(400nm以下)で、かなり強力。
一方、トラウトの目の中には紫外線を感知できる「UV細胞」が存在しています。
UV細胞を頼りにトラウトは、水中に存在するエサを発見しているんです。
紫外線に反応を示すプランクトン、小魚の鱗、甲殻類の殻は、トラウトにとって嬉しい目標だと言えます。
エサの発見以外に、紫外線は仲間を見分けることにも役立つそうです。
トラウトの面白い生態の一つとして覚えておいてください!
ケイムラでトラウトが釣れる理由
さぁ、いよいよ本題です。
ケイムラでトラウトが釣れる理由をご紹介していきます!
ここでは「ケイムラ=紫外線を別の光に変換する特別な塗料」ということを頭の片隅に置きつつ、読み進めてみてください!
ケイムラでトラウトが釣れる理由①:紫外線は水中の深い場所にも届く!
先ほど「色の正体=光の波長(nm)」だとお伝えしました。
水には、光の波長を吸収するという性質があります。
しかも、エネルギーの弱い光の波長から順を追って吸収していくのです。
エネルギーの弱い光の波長とは、僕たちが人間が「赤色」「緑色」「青色」と認識できる可視光線が該当します。
可視光線の次に「紫外線」が来るのですが、紫外線は太陽光の中では最もエネルギーが強いんです。
つまり、水中に最も濃密に存在する太陽光は「紫外線」だと言えますし、逆に僕たちが認識できる色はほとんど存在していないのでしょう。
紫外線が存在する水中ならば、ケイムラはどこでもトラウトの視覚にアプローチすることが可能です。
ケイムラは、紫外線を別の光に変換する特別な塗料でしたからね!
実際、太陽光が少ないタイミング(マズメ時や曇りの日など)でも、ケイムラは安定した釣果を出すことで有名です。
ケイムラでトラウトが釣れる理由②:「紫外線」を受けて発光するエサが存在する
トラウトはプランクトン、小魚、甲殻類などをよく食べる魚です。
どのエサも紫外線に反応するのですが、中でも甲殻類は顕著に影響を受けます!
甲殻類の殻にブラックライト(紫外線を放射する特殊なライト)を当てたところ、驚くことに「青白く」発光するのです。
ケイムラの特性である「紫外線を別の光に変換する」と似ています。
また、大型魚も同様に紫外線を受けて発光する個体が存在します。
あくまで僕の意見ですが、トラウトが食べる小魚も紫外線を受けて発光するのかもしれません。
普段食べているエサと似た光を放つ「ケイムラ」になら、警戒心の強いトラウトでも好反応を示すのも納得です。
まとめ
トラウトがケイムラ(蛍光紫)で釣れる理由を解説してきましたが、いかがでしたか?
ケイムラは、紫外線を別の光に変換する特別な塗料でした。
水深が深くなるほど太陽光は吸収されますが、エネルギーの高い紫外線は最後まで残ります。
そんな紫外線を利用できるからこそ、ケイムラはトラウトの視覚に効果的なアピールができるのでしょう。
また、トラウトが普段食べているエサは「紫外線」の影響を受けます。
僕たちの目には見えませんが、水中で紫外線を受けた甲殻類は「青白い輝き」を放つのです。
これと似た特性をもつケイムラに、トラウトが興味を示しても何一つ不思議ではありません。
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