冬の間は、自然の渓流や河川で「ニジマス」「イワナ」「ヤマメ」といったトラウトを狙うのはオフシーズンです。
トラウトの産卵を保護するために、禁漁期間に入りますからね。
最近では、「オフシーズンでも美しくパワフルなトラウトを狙いたい!」と、管理釣り場に足を運ぶアングラーが増えています。
冬の管理釣り場って、意外と難しいんです!
冷たい水を好むトラウトですが、極寒期に入ると簡単には口を使わなくなるんです。
今回の記事では、冬のトラウトの生態や習性についてご紹介していきます。
具体的には「冬にトラウトが動かなくなる理由」「冬のトラウトの行動パターン」「冬のトラウトを釣るための知識」などをまとめました。
冬の管釣りでもっと良い思いをするためにも、ぜひ今回の記事をお役立てくださいね!
Contents
トラウトは低水温を好むけど、極寒期は話が別!
まずは「どのような環境を好むのか?」というトラウトの生態から見ていきましょう!
トラウトは、非常に冷たい水を好む「冷水性」のお魚なので、本来は山奥に生息しています。
水温が「10℃〜15℃」の時に最も活発に泳ぎ回り、満足するまでエサを探し求めるんです。
ちなみに、人間がこの「10℃〜15℃」という水温に長時間入るのは不可能です。
ウェットスーツなどの装備がない場合、低体温症になる危険性があると言われています。
低水温に強いトラウトですが、真冬の極寒期となると話は別です!
水温が「8℃」を下回ると、彼らの動きが鈍くなり始め、最終的には捕食対象を全く追えなくなってしまいます。
水温が低くすぎると、トラウトが動けなくなる理由
先ほど、トラウトは水温が下がりすぎると動きが鈍くなるとお伝えしました。
低水温の目安は「8℃」前後です。
生命を維持するのに、最低限の捕食行動は行いますが、水温「0℃」を境にほとんど口を使わなくなります!
なぜトラウトの動きは、水温が下がると鈍くなるのでしょうか?
秘密は、トラウトが変温度物であることに隠されています。
トラウトは、自分の意思で体温調節をすることができません。
水温が低下すると、彼らの体内では「代謝異常」が生じます。
つまりは、元気よく動くのに必要な「消化エネルギー」や「活動エネルギー」が大幅に低下するんです。
真冬の管理釣り場にて、「ルアーを勢いよく追いかけて欲しい!」という要望は、トラウトからしたら無理難題です。
たしかに、真冬の管理釣り場で「トラウトをたくさん釣る!」のは、簡単ではないですし、多少の手間もかかります。
ご安心ください!
冬のトラウトを釣るのに重要な生態や習性さえ知っておけば、管釣りで安定した釣果を期待できるようになりますよ!
この先の知識をフル活用して、冬の管釣りを謳歌してくださいね!
冬はトラウトの遊泳層が下がる傾向にある!
冬のトラウトには「遊泳層が下がる」という習性があり、冷え込みが厳しくなるほど顕著に現れます。
水深が深くなると、水温が安定することが背景のひとつです。
ほかにも、トラウトは、体力を消費しないために水底にベッタリ張り付きたいと考えているはず。
上から落ちてくるエサを、身動きを取らずに食べれたら最高ですよね!笑
トラウトの遊泳層が下がるなら、我々アングラーは果敢に「ボトム攻略」に挑むまで。
ボトム攻略とは、水底付近にいる魚を狙う釣り方のことを指します。
重めのスプーンルアーだったり、ボトム特化のクランクベイトを用意しておくと、冬の管釣りでも安定した釣果を叩き出せます!
管理釣り場なら、冬でも元気いっぱいなトラウトに出会える可能性がある!
冬のトラウトに対して「釣れにくい」という印象をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
実はですね、管理釣り場なら条件次第で「元気なトラウト」に出会うことが可能なんです!
「日当たり」に注目
冬の管理釣り場でトラウトを釣るなら、釣行日の「日当たり」は非常に重要。
太陽が昇ってない朝イチはトラウトの反応がなくても、日当たりが良くなると、トラウトは元気を取り戻します。
不思議とポツポツとヒットし始めるんです。
この背景には、本当にわずかな差ですが、日光でトラウトの体温が温まったことがあると考えられます。
日光が数分間当たっただけで、釣り場の水温は上昇しませんからね。
魚自身の体温が上がったと考える方が、正しい気がします。
「水の流れがある場所」に注目
冬のトラウトの動きが鈍くなるのは、低水温が原因でした。
管理釣り場内の水温は一定ではありません。
実は、水温が安定する場所が存在していて、そこには元気のあるトラウトが身を潜めています。
まずは「水温が安定している場所=水の流れがある場所」という法則を押さえておきましょう。
水が循環して混ざるような「インレット」「アウトレット」「噴水」「水車」では、熱が局所的に偏りません。
外気による極端な冷却を回避できるため、水温が均一化されやすいんです!
年間を通して水温が安定している「湧水」を見つけるのが理想です。
実際の水温は低いですが、外気温が低すぎるため、相対的に温度が高く感じられます。
ご自身で見つけるのは、かなりレベルが高いので、釣り場スタッフさんに「湧水が出ている場所は?」と直接質問しちゃいましょう。
冬もトラウトの繁殖行動は続く!
禁漁期間を厳守して、トラウトフィッシングを楽しもう!
トラウトの産卵シーズンは「秋(9月ごろ)」から始まり、冬の間も繁殖行動は行われます。
繁殖期のメスは卵を守ること、オスはパートナーや縄張りを守ること。
これを第一優先に考えるようになるので、最低限の捕食活動だけで生活するようになります。
そのため、繁殖中のトラウトを釣り上げるのは難しいのですが、稀にヒットすることがあるんです。
婚姻色が出ていたり、抱卵している個体を釣り上げた際には、トラウトのダメージを最小限にすることを考えましょう。
素手で触らない、陸に置かない、素早くリリースするなど、優しく丁寧に扱うんです。
管理釣り場の運営も大変ですし、トラウトの命を繋ぐためにもご協力お願いします!
ちなみに「ニジマス」「ヤマメ」「イワナ」「アマゴ」など、野生のトラウトには「禁漁期間」が設けられています。
彼らの産卵期を守るためにとても大切な法律です。
ほとんどの河川で厳しいルールが存在しますから、絶対に禁漁期間は守るようにしてくださいね!
まとめ
冷たい水での生活を好むトラウトですが、極寒期に入ると動きは鈍くなります。
代謝異常が起こるので、積極的に動けなくなることが理由でしたね。
本物のエサを追う元気のないトラウトに、ルアーを追いかけてもらうには、釣り人に相当の腕前が要求されます。
管釣り初心者にとっては、難しいお話ですよね。
今回の記事では、釣果につながる「冬のトラウトの生態や習性」を中心にご紹介してきました。
中でも「ボトム狙い」「日当たり」「水の流れがある場所」といったキーワードがとっても大切です。
防寒対策をちゃんとしつつ、ぜひ初心者さんも管釣りを満喫してください!
冬場は、渓流や湖で野生のトラウトを狙ってはいけません。
トラウトの繁殖行動を守るために、禁漁期間が設けられているので注意です!
ルールを守った上で、魚釣りは楽しみましょう。