トラウトの生態・習性

トラウトと天気の関係を「晴れ」「雨」「曇り」「雪」4つの視点で解説!本当に生態や習性は変わるのか?

今回の記事では、トラウトと天気の関係を徹底解説していきます。

日本人にとって馴染み深い「晴れ」「雨」「曇り」「雪」の天気ごとに、トラウトの生態や習性はどう変化するのでしょうか?

トラウトフィッシングが大好きな人はもちろんですが、渓流魚に興味をお持ちなら、きっとお楽しみいただけます。

最後まで目を通して行ってくださいね!

 

天気はトラウトの生態や習性を変える!

トラウトフィッシングの世界では、「天気次第でトラウトの釣りやすさが変わる」というのは非常に有名な話です。

僕もベテランアングラーから「雨や雪の日はトラウトが釣りやすいぞ!」と教えていただいた日があります。

 

なぜ、天気でトラウトの釣りやすさが変化するのでしょうか?

それは、トラウトの生活環境である「水中」と「天気」が密接しているからです。

 

トラウトにとって水中の状態が「エサを食べたくなる環境」なら、トラウトはよく釣れます。

逆に、「エサを食べたくない環境」だと、釣れるトラウトの数は大幅に減ってしまうでしょう。

 

トラウトの生活環境「水中」と「天気」は密接している!

ここからは、天気がトラウトの生活環境である「水中」にどのような変化を与えるのか?

下記にまとめたの5つの視点から解説していきます!

 

【天気が水中に与える変化まとめ】

  1. 明るさ
  2. 水温
  3. 水量
  4. 水質
  5. 溶存酸素量

まずは、トラウトフィッシングの釣果に大きく関わる「水中の明るさ」からご紹介です!

 

天気は「水中の明るさ」を変化させる

天気は「水中の明るさ」を変化させる。

ようは、太陽が出ているか隠れているかの違いです!

太陽が出ているなら水面まで日差しが届きますし、太陽が雲で隠れたら日差しは水面まで届きません。

自室の電気が点いているか、点いてないかをイメージすると分かりやすいと思います。

 

水中の明るさが違うとトラウトの「警戒心」が大きく変化するんです。

晴れの日は水中が透き通って見えるため、目視でトラウトが泳いでいる姿を確認できることが増えます。

逆にトラウトからしても、我々人間が丸見えなんです。

 

トラウトにとって水中が明るいとは「外敵から見つかりやすい」という非常にプレッシャーのかかる状態です。

そのため、晴れの日はトラウトが身を隠してしまい、なかなか釣れません。

雨や曇りの日は、日差しが弱くなるので、トラウトは積極的に捕食活動をする傾向があります。

 

天気は「水温」を変化させる

天気は「水温」を変化させます。

晴れの日は日差しがあるので水温が上がりますし、雨や雪が降ると水温が下がることが考えられますよね!

変温動物であるトラウトは温度の変化に敏感です。

水温に応じて活動量が大きく変化します。

 

彼らが最も活動的になる水温は「10℃〜15℃」です。

この水温より低くても、高くても、トラウトは思い通りに体を動かせません。

 

トラウトフィッシングでの釣果を伸ばしたい方は、ぜひ釣行日の水温を考えてみてください。

夏場の上昇した水温を少しでも安定させるために、雨や曇りの日を狙って釣り場に足を運ぶのがよいでしょう。

また、冬場だと水温が低すぎることが多いので、晴れの日に釣行するのがおすすめですよ。

 

天気は「水量」を変化させる

天気は「水量」を変化させます。

トウトが生活してる河川や管理釣り場は、雨が降ると急激に増水しますよね!

 

水量が増えるとトラウトの「捕食活動」や「定位場所」が大きく変わるんです。

雨で木々や岩に隠れていた昆虫が流され、水中のエサが豊富に存在するようになります。

豊富なエサを求めてトラウトの活性が上がるというわけですね。

 

水流が強すぎるため、トラウトが定位している場所が変わることも考えられます。

水流の緩い場所に避難するんです。

一例だと、水深のある場所、滝下、堰堤下(えんていした)、障害物の裏(岩の裏)などで体力を温存しています!

 

個人的には、増水時の渓流釣りはあまりおすすめしません。

足元が滑りますし、何より土砂や崖の崩れが怖いです。

安全第一にトラウトフィッシングを楽しんでくださいね!

 

天気は「水質」を変化させる

天気は「水質」を変化させます。

雨が降ると河川の水量が増えることをお伝えしてきました。

水量が増えると、水流が勢いを増すため川底や岸の土砂を削ってしまうんです。

このように、雨が降ることで透明だった河川が濁ることは、自然の世界では珍しくありません。

 

河川水を利用している管理釣り場でも、同じ現象が起こります。

濁った河川水が入り込むことで、池の水質が濁ってしまうんです。

場所にもよりますが大体2日~3日くらいは濁った状態が続くことが多いそう。

 

渓流釣りでは「雨の後の白濁りは釣れない」と言われることもありますが...。

透明だった水質が濁るとトラウトの生態や習性は変化するのでしょうか?

 

結論を言うと、トラウトの視界が極端に制限されるため、捕食方法や警戒心に違いが生まれます。

水中が濁ると視覚ではなく、嗅覚や側線(感覚器官)を使用してエサを探すようになります。

 

また、少しずつ外敵の存在が意識から消えることもあり、トラウトの警戒心が薄れ大胆な捕食行動をすることも!

実際に、管釣りでは「水質が濁っている方が、トラウトを騙しやすい」と言われていて、連続ヒットすることも珍しくありません!

 

天気は「溶存酸素量」を変化させる

天気は「溶存酸素量」を変化させます!

溶存酸素量とは、水中に溶け込んでいる酸素量のこと。

「魚が快適に呼吸できている?」かを判断する指標のひとつです。

 

酸素には、水温が高かったり、気圧が低い場合、「水に溶けにくい」という性質があります。

夏の晴れた日は、トラウトが生活している河川や湖・管理釣り場の溶存酸素量が大幅に低下するんです。

そのため、息苦しそうに水面付近で口をパクパクさせるトラウトを見かける頻度が増えます...。

 

なぜ、酸欠状態のトラウトは水面付近で口をパクパクさせるのか?

水面と空気は直接接しているため、酸素が水に溶け込みやすいからです。

 

雨や雪が降るとトラウトの酸欠状態が和らぐことがあります。

雨や雪が水面を叩くため、大気中の酸素が水中に取り込まれるんです。

元気のなかったトラウトが、嘘のようにエサを求めて動き出しますよ〜!

 

天気ごとにトラウトの生態と習性をご紹介!

ここからは、天気ごとにトラウトの生態と習性をご紹介していきます。

気象庁が国内用に発表している「天気」は15種類です。

かなり多いので、今回の記事では身近に感じやすい天気を4つ厳選しました!

それでは「晴れ」「雨」「曇り」「雪」の順番で見ていきましょう。

 

天気①:晴れ

季節にもよりますが、晴れは釣り人にとって最も過ごしやすい天気ですよね!

ですが、トラウトからしたら晴れって「警戒心が強くなる天気」なんです。

日差しがあるので、水中が外敵(人間や鳥類)から丸見えなことが理由になります。

 

晴れの日のトラウトはどこに身を隠すのでしょうか?

基本的には、日光の届かない「日陰」「水深の深い場所」に隠れることが多いです。

渓流や湖なら「岩陰」「オーバーハング(草木が覆い被さる場所)」「トロ馬や淵(ふち)」が有名ポイント!

管理釣り場なら、個人的に「インレット(流れ込み)」「障害物(ストラクチャー)周辺」を狙いたくなります。

 

釣りを気分爽快に楽しめる晴れの日に、トラウトをたくさん釣れたら最高じゃないですか?

トラウトフィッシングが大好きな人にとっては、完璧な休日になるはず。

忘れられない釣行を経験するため、晴れの日は上記のような「激アツポイント」を丁寧に探っていきましょう!

 

 

合わせて読みたい!
晴れはトラウトの生態や習性に影響する!管理釣り場での実例を挙げてわかりやすくご紹介です!

 

 

天気②:雨

雨は、釣具が濡れてしまうため敬遠されがちな天気ですが、実は釣り人にとって「釣果を出せる大チャンス」でもあります。

雨が降ることで、水面に波紋(雨紋)が生まれますよね。

この波紋(雨紋)がトラウトの視界から「外敵(人間や鳥など)」の存在をかき消すんです。

雨音で人間の足音や、釣具を扱う音が聞こえなくなると言う恩恵もあります。

 

水中の外側からのプレッシャーが減ったトラウトはどうなるのでしょうか?

警戒心が和むため、普段なら見切れる擬似餌にも口を使うようになります。

あなたの釣果が大きく変わりそうな予感がしてきませんか?

 

今回の記事で触れられなかった「雨の恩恵」がたくさんあるんです。

雨の日の偉大さがわかる記事を執筆しましたので、興味のある方は参考にどうぞ!

 

 

合わせて読みたい!
雨でトラウトの生態や習性は変わる!たくさん釣れたエピソード・釣れないパターンもご紹介!

 

 

天気③:曇り

トラウトは曇りの日が大好きです。

曇りの日は、日差しが弱いので、水中の世界が全体的に暗くなります。

つまりは、日向と日陰の光量差がほとんどなくなるということ。

 

水中の広い範囲がトラウトにとって「隠れ家」になるため、彼らの生態系に変化が生じます。

河川や湖・管理釣り場の浅瀬から深場まで、そして足元から沖目まで、曇りの日は自由自在に水中を回遊するんです!

しかも、警戒心が薄れているため、積極的に捕食活動も行いますよ。

擬似餌にもガンガン食いついて決まるので、曇ったタイミングを見計らって釣り場に足を運びましょう。

 

 

合わせて読みたい!
曇りはトラウトの生態や習性をどう変える?具体的なシチュエーションを例にわかりやすく解説!

 

 

天気④:雪

最後に、雪とトラウトの生態や習性の関係についてご紹介していきます。

結論から言うと、雪はトラウトの食い気を高めるケースが多いです。

その理由として「雪を降らせる低気圧が、トラウトの浮袋に作用する」「浮袋が膨張したトラウトは、元気に水中を泳げる」など。

いろんな理由がありますが、個人的には『トラウトが「雪=虫」と勘違いしているから元気説』が1番面白いなと思いました。

 

ただし、雪解け水には注意が必要です。

山奥の雪が解けて冷たい水となり、河川に流れ込むため、水温が急激に低下します。

いくら冷水を好むトラウトとはいえ、凍えてしまい全く身動きが取れなくなるんです。

 

ちなみに、雪は日中の気温が高くなる「3月上旬〜5月頃(春先から初夏)」にかけて解けることが多いです。

渓流解禁の難敵になることもありますから、覚えておくと役立ちますよ。

 

 

合わせて読みたい!
雪はトラウトの生態と習性に影響する!本当に釣れるタイミングなのか徹底考察!

 

 

天気以外にもトラウトの生態や習性を変える要因はあるの?

トラウトの生態や習性には、天気以外の要素も関わってきます。

100パーセント「晴れだと釣れない..」とか、「雨や雪だから釣れる!」わけではありません。

ほかにも「季節」「時間帯」「風」「産卵期」といった、複数の要因が絡み合いトラウトの生態や習性が決まるのですから。

 

僕も「晴れの日にたくさん釣れた!」「雨や雪が降ったから釣れなかった..」という経験をしています。

何が起きるかわからない。

だからこそ、トラウトフィッシングに大勢の人々が魅了されていくんです。

 

天気はあくまで「トラウトの生態や習性を決める要素のひとつ」ということは忘れないでくださいね!

 

まとめ

トラウトと天気の関係を解説してきました。

「晴れ」「雨」「曇り」「雪」の違いを把握することができたのではないでしょうか。

天気は間違いなくトラウトの生態や習性を決める要素のひとつです。

それぞれのメリット・デメリットを押さえつつ、理想の釣行プランを組み立ててくださいね!

 

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